千葉大学/2022年度

4千葉大学 2022年 数学 第4問解答・解説

数学と人間の活動(整数)

難易度勝負 レベル 5/10 目安 20分編集部の評価

対象教育・理・工・薬など医学科は解かない

1問題

千葉大学2022年度第4問
0 以上 9999 以下の整数を 4 桁で表示し、以下の操作を行うこととする。ただし、4 桁で表示するとは、整数が 100 以上 999 以下の場合は千の位の数字を 0、10 以上 99 以下の場合は千の位と百の位の数字を 0、1 以上 9 以下の場合は千の位と百の位と十の位の数字を 0、そして 0 はどの位の数字も 0 とすることである。

操作:千の位の数字と十の位の数字を入れ換える。さらに、百の位の数字と一の位の数字を入れ換える。

また、整数 LL に対し、操作によって得られた整数を L‾\overline{L} と表す。

(1) MM を 0 以上 9999 以下の整数とし、M=100x+yM=100x+y のように整数 x, y (0≦x≦99, 0≦y≦99)x,\,y\ (0\leqq x\leqq 99,\ 0\leqq y\leqq 99) を用いて表す。操作によって得られた M‾\overline{M} が MM の 23\dfrac{2}{3} 倍に 3 を足した数に等しいならば、−197x+298y=9-197x+298y=9 が成り立つことを証明せよ。

(2) NN が 0 以上 9999 以下の整数ならば、操作によって得られた整数 N‾\overline{N} は NN の 23\dfrac{2}{3} 倍に 1 を足した数と等しくならないことを証明せよ。

出典:千葉大学 2022年度 数学 第4問

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    M‾=100y+x\overline{M}=100y+x から示せる(証明は解答を参照)。
  • (2)
    −197x+298y=3-197x+298y=3 の整数解で 0≦x, y≦990\leqq x,\,y\leqq 99 を満たすものがないことから示せる(証明は解答を参照)。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

上 2 桁を xx、下 2 桁を yy とみると、操作は上 2 桁と下 2 桁を入れ換えることになり M‾=100y+x\overline{M}=100y+x である。(2) は 1 次不定方程式の整数解をすべて求め、範囲に入らないことを示す。

解答

(1)

MM の千・百・十・一の位の数字を a, b, c, da,\,b,\,c,\,d とすると x=10a+bx=10a+b、y=10c+dy=10c+d である。操作後の数は千・百・十・一の位が c, d, a, bc,\,d,\,a,\,b だから
M‾=1000c+100d+10a+b=100y+x. \overline{M}=1000c+100d+10a+b=100y+x.
M‾=23M+3\overline{M}=\dfrac{2}{3}M+3 ならば 3(100y+x)=2(100x+y)+93(100y+x)=2(100x+y)+9、すなわち −197x+298y=9-197x+298y=9 が成り立つ。

(2)

N=100x+y (0≦x, y≦99)N=100x+y\ (0\leqq x,\,y\leqq99) とし、N‾=23N+1\overline{N}=\dfrac{2}{3}N+1 となったとする。(1) と同様に 3(100y+x)=2(100x+y)+33(100y+x)=2(100x+y)+3 より
−197x+298y=3⋯① -197x+298y=3 \qquad\cdots\text{①}
x=121, y=80x=121,\ y=80 は ① を満たす(298⋅80−197⋅121=23840−23837=3298\cdot80-197\cdot121=23840-23837=3)。① から引くと
298(y−80)=197(x−121). 298(y-80)=197(x-121).
298=2⋅149298=2\cdot149、197197 は素数で、298298 と 197197 は互いに素だから、y−80y-80 は 197197 の倍数である。0≦y≦990\leqq y\leqq99 より −80≦y−80≦19-80\leqq y-80\leqq19 なので y−80=0y-80=0、すると x=121x=121 となり 0≦x≦990\leqq x\leqq99 に反する。

よって N‾=23N+1\overline{N}=\dfrac{2}{3}N+1 となる NN は存在しない。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 1次不定方程式
  • 互いに素の利用
  • 位取り記数法

答えと解答は編集部が AI で作成したもので、大学が公表したものではありません。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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