千葉大学/2022年度

1千葉大学 2022年 数学 第1問解答・解説

場合の数と確率

難易度必答 レベル 4/10 目安 20分編集部の評価

対象文系の学部など医学科は解かない

1問題

千葉大学2022年度第1問
円周を 12 等分するように点 A1, A2, A3, ⋯ , A12\mathrm{A}_{1},\,\mathrm{A}_{2},\,\mathrm{A}_{3},\,\cdots,\,\mathrm{A}_{12} が時計回りに並んでいる。また、白球 2 個と黒球 4 個が入った袋がある。点 P\mathrm{P} を、次の操作によって 12 個の点上を移動させる。

操作:袋から球を一つ取り出した後にサイコロを投げる。白球ならば時計回りに、黒球ならば反時計回りに、サイコロの目の数だけ P\mathrm{P} を移動させる。取り出した球は袋に戻さないこととする。

P\mathrm{P} を最初に点 A1\mathrm{A}_{1} に置く。操作を 1 回行い、P\mathrm{P} が A1\mathrm{A}_{1} から移動した点を Q\mathrm{Q} とおく。続けて操作を 1 回行い、P\mathrm{P} が Q\mathrm{Q} から移動した点を R\mathrm{R} とおく。もう一度操作を行い、P\mathrm{P} が R\mathrm{R} から移動した点を S\mathrm{S} とおく。

(1) R=A1\mathrm{R}=\mathrm{A}_{1} となる確率を求めよ。

(2) 3 点 Q, R, S\mathrm{Q},\,\mathrm{R},\,\mathrm{S} を結んでできる図形が正三角形となる確率を求めよ。

出典:千葉大学 2022年度 数学 第1問

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    11108\dfrac{11}{108}
  • (2)
    7540\dfrac{7}{540}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

時計回りを正として、1 回の操作での移動量を ±1, ⋯ , ±6\pm1,\,\cdots,\,\pm6 で表す。点の位置は移動量の和を 12 で割った余りで決まる。球は戻さないので、色の出方の確率は取り出す順に掛けて求める。正三角形は、3 点が 4 つずつ離れているときに限る。

解答

時計回りを正の向きとし、kk 回目の操作での移動量を sks_{k} とする。白球なら sks_{k} はサイコロの目、黒球なら目に −1-1 を掛けたものである。

2 回目までの色の出方の確率は
P(白白)=26⋅15=115,P(黒黒)=46⋅35=25,P(白黒)=P(黒白)=26⋅45=415. P(\text{白白})=\dfrac{2}{6}\cdot\dfrac{1}{5}=\dfrac{1}{15},\quad P(\text{黒黒})=\dfrac{4}{6}\cdot\dfrac{3}{5}=\dfrac{2}{5},\quad P(\text{白黒})=P(\text{黒白})=\dfrac{2}{6}\cdot\dfrac{4}{5}=\dfrac{4}{15}.

(1)

R=A1\mathrm{R}=\mathrm{A}_{1} となるのは s1+s2s_{1}+s_{2} が 12 の倍数のときである。−12≦s1+s2≦12-12\leqq s_{1}+s_{2}\leqq 12 だから、s1+s2=0s_{1}+s_{2}=0 または ±12\pm12 である。

・s1+s2=0s_{1}+s_{2}=0:色が異なり、目が等しいとき。確率は 815⋅16=445\dfrac{8}{15}\cdot\dfrac{1}{6}=\dfrac{4}{45}。

・s1+s2=±12s_{1}+s_{2}=\pm12:色が同じで、目がともに 6 のとき。確率は (115+25)⋅136=7540\left(\dfrac{1}{15}+\dfrac{2}{5}\right)\cdot\dfrac{1}{36}=\dfrac{7}{540}。

よって求める確率は
445+7540=48+7540=11108. \dfrac{4}{45}+\dfrac{7}{540}=\dfrac{48+7}{540}=\dfrac{11}{108}.

(2)

12 個の点のうち 3 点が正三角形をなすのは、3 点が 4 つずつ離れているときである。Q\mathrm{Q} から R\mathrm{R}、R\mathrm{R} から S\mathrm{S} への移動がともに時計回りに 4 つ分(s2≡s3≡4s_{2}\equiv s_{3}\equiv4)か、ともに反時計回りに 4 つ分(s2≡s3≡−4s_{2}\equiv s_{3}\equiv-4)であればよい(Q, R\mathrm{Q},\,\mathrm{R} の差が 4 で R, S\mathrm{R},\,\mathrm{S} の差が −4-4 だと S=Q\mathrm{S}=\mathrm{Q} となる)。−6≦sk≦6-6\leqq s_{k}\leqq6 だから、s2=s3=4s_{2}=s_{3}=4 または s2=s3=−4s_{2}=s_{3}=-4 である。

・2 回目・3 回目がともに白球:白球は 2 個なので、1 回目は黒球。確率は 46⋅25⋅14=115\dfrac{4}{6}\cdot\dfrac{2}{5}\cdot\dfrac{1}{4}=\dfrac{1}{15}。

・2 回目・3 回目がともに黒球:1 回目は白でも黒でもよく、確率は 26⋅45⋅34+46⋅35⋅24=15+15=25\dfrac{2}{6}\cdot\dfrac{4}{5}\cdot\dfrac{3}{4}+\dfrac{4}{6}\cdot\dfrac{3}{5}\cdot\dfrac{2}{4}=\dfrac{1}{5}+\dfrac{1}{5}=\dfrac{2}{5}。

どちらの場合も、2 回目・3 回目の目がともに 4 である確率は 136\dfrac{1}{36} だから、求める確率は
(115+25)⋅136=715⋅136=7540. \left(\dfrac{1}{15}+\dfrac{2}{5}\right)\cdot\dfrac{1}{36}=\dfrac{7}{15}\cdot\dfrac{1}{36}=\dfrac{7}{540}.

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 確率の乗法定理
  • 余りによる場合分け
  • 場合分け

答えと解答は編集部が AI で作成したもので、大学が公表したものではありません。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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