千葉大学/2022年度

3千葉大学 2022年 数学 第3問解答・解説

微分・積分の考え

難易度必答 レベル 4/10 目安 20分編集部の評価

対象文系の学部・教育など医学科は解かない

1問題

千葉大学2022年度第3問
次の問いに答えよ。

(1) aa を実数とする。y=axy=ax のグラフと y=x∣x−2∣y=x|x-2| のグラフの交点の個数が最大となる aa の範囲を求めよ。

(2) 0≦a≦20\leqq a\leqq 2 とする。S(a)S(a) を y=axy=ax のグラフと y=x∣x−2∣y=x|x-2| のグラフで囲まれる図形の面積とする。S(a)S(a) を aa の式で表せ。

(3) (2) で求めた S(a)S(a) を最小にする aa の値を求めよ。

出典:千葉大学 2022年度 数学 第3問

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    0<a<2, 2<a0<a<2,\ 2<a
  • (2)
    S(a)=(2−a)36+2a2S(a)=\dfrac{(2-a)^{3}}{6}+2a^{2}
  • (3)
    a=6−42a=6-4\sqrt{2}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

交点の xx 座標は x=0x=0 と ∣x−2∣=a|x-2|=a の解である。面積は、交点 0, 2−a, 2+a0,\,2-a,\,2+a で区間を分けて、上下を確かめて積分する。2−a≦x≦2+a2-a\leqq x\leqq 2+a の部分は x=2x=2 を中心に対称に見ると計算が軽くなる。

解答

(1)

ax=x∣x−2∣ax=x|x-2| の解は x=0x=0 と、∣x−2∣=a|x-2|=a を満たす 00 でない xx である。

・a<0a<0:∣x−2∣=a|x-2|=a は解をもたず、交点は 1 個。

・a=0a=0:x=2x=2 で、交点は 2 個。

・a>0a>0:x=2±ax=2\pm a。a=2a=2 のときは 2−a=02-a=0 となり交点は 2 個、a≠2a\neq2 のときは 3 個。

よって交点の個数が最大(3 個)となるのは 0<a<2, 2<a0<a<2,\ 2<a のときである。

(2)

0≦a≦20\leqq a\leqq2 のとき、交点の xx 座標は 0, 2−a, 2+a0,\,2-a,\,2+a である。0≦x≦2−a0\leqq x\leqq 2-a では ∣x−2∣=2−x≧a|x-2|=2-x\geqq a だから x∣x−2∣≧axx|x-2|\geqq ax、2−a≦x≦2+a2-a\leqq x\leqq 2+a では ∣x−2∣≦a|x-2|\leqq a だから ax≧x∣x−2∣ax\geqq x|x-2| である。

∫02−a{x(2−x)−ax} dx=∫02−ax{(2−a)−x} dx=(2−a)36. \int_{0}^{2-a}\{x(2-x)-ax\}\,dx=\int_{0}^{2-a}x\{(2-a)-x\}\,dx=\dfrac{(2-a)^{3}}{6}.
x=u+2x=u+2 とおくと
∫2−a2+ax(a−∣x−2∣) dx=∫−aa(u+2)(a−∣u∣) du=2∫−aa(a−∣u∣) du=2a2 \int_{2-a}^{2+a}x(a-|x-2|)\,dx=\int_{-a}^{a}(u+2)(a-|u|)\,du=2\int_{-a}^{a}(a-|u|)\,du=2a^{2}
(u(a−∣u∣)u(a-|u|) は奇関数なので積分は 00)。よって
S(a)=(2−a)36+2a2. S(a)=\dfrac{(2-a)^{3}}{6}+2a^{2}.

(3)

S′(a)=−(2−a)22+4a=−a2−12a+42. S'(a)=-\dfrac{(2-a)^{2}}{2}+4a=-\dfrac{a^{2}-12a+4}{2}.
a2−12a+4=0a^{2}-12a+4=0 の解は a=6±42a=6\pm4\sqrt{2} で、0≦a≦20\leqq a\leqq2 にあるのは a=6−42a=6-4\sqrt{2} である。0≦a<6−420\leqq a<6-4\sqrt{2} で S′(a)<0S'(a)<0、6−42<a≦26-4\sqrt{2}<a\leqq2 で S′(a)>0S'(a)>0 だから、S(a)S(a) を最小にするのは a=6−42a=6-4\sqrt{2} である。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 絶対値を含む関数のグラフ
  • 定積分と面積
  • 増減表

答えと解答は編集部が AI で作成したもので、大学が公表したものではありません。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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