福島県立医科大学/2024年度/前期

1福島県立医科大学 2024年 数学 第1問解答・解説

数学と人間の活動(整数)いろいろな式微分法極限場合の数と確率

1問題

福島県立医科大学2024年度第1問
以下の各問いに答えよ。

(1) 数の和 ∑n=210111(n)\displaystyle\sum_{n=2}^{10}111_{(n)} を 5 進法で表せ。ここで、111(n)111_{(n)} は nn 進数である。

(2) nn は自然数とする。xx についての nn 次多項式 f(x)f(x)、g(x)g(x) は、異なる n+1n+1 個の実数 {x0,x1,⋯ ,xn}\{x_0,x_1,\cdots,x_n\} について、f(xk)=g(xk)f(x_k)=g(x_k) を満たすものとする。このとき、すべての実数 xx について、f(x)=g(x)f(x)=g(x) であることを示せ。

(3) 関数 f(x)f(x) を、f(0)=0f(0)=0、x≠0x\ne0 のとき f(x)=x2cos⁡1xf(x)=x^2\cos\frac{1}{x} と定める。導関数 f′(x)f'(x) が存在するか調べよ。また、導関数 f′(x)f'(x) が存在する場合、その導関数 f′(x)f'(x) の連続性を調べよ。

(4) サイコロを5回投げ、5つの出た目の積を XX とする。XX の正の約数の個数が6個になる場合は何通りあるか。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    3242(5)3242_(5)
  • (2)
    全実数xで f(x)=g(x)
  • (3)
    f′は全実数で存在し、x=0で不連続
  • (4)
    313通り

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1) 111(n)=n2+n+1111_{(n)}=n^2+n+1 だから
∑n=210111(n)=384+54+9=447=3⋅53+2⋅52+4⋅5+2, \sum_{n=2}^{10}111_{(n)}=384+54+9=447 =3\cdot5^3+2\cdot5^2+4\cdot5+2,
よって 3242(5)\boxed{3242_{(5)}}。

(2) h=f−gh=f-g とおくと次数は高々 nn で、相異なる n+1n+1 個の xkx_k が根である。因数定理より hh は n+1n+1 個の一次因子を持つ。次数との比較から h≡0h\equiv0、従って f(x)=g(x)\boxed{f(x)=g(x)}。

(3) 原点では
f′(0)=lim⁡h→0h2cos⁡(1/h)h=0 f'(0)=\lim_{h\to0}\frac{h^2\cos(1/h)}h=0
(絶対値が ∣h∣|h| 以下)。x≠0x\ne0 では
f′(x)=2xcos⁡(1/x)+sin⁡(1/x). f'(x)=2x\cos(1/x)+\sin(1/x).
これは x≠0x\ne0 で連続だが、xk=(2πk+π/2)−1x_k=(2\pi k+\pi/2)^{-1} では f′(xk)→1f'(x_k)\to1、yk=(2πk+3π/2)−1y_k=(2\pi k+3\pi/2)^{-1} では f′(yk)→−1f'(y_k)\to-1。従って導関数は全実数で存在し、00 で不連続である。

(4) 積の素因数は 2,3,52,3,5 のみ。約数個数 (a+1)(b+1)(c+1)=6(a+1)(b+1)(c+1)=6 となる指数型は p5p^5 と p2q (p≠q)p^2q\ (p\ne q) に限る。
p5p^5 型では 252^5 が出る場合、各出目は 1,2,41,2,4。出目4の個数を r=0,1,2r=0,1,2 とすると、並べ方は 1,20,301,20,30 通りで合計51。35,553^5,5^5 はそれぞれ1通り。よってこの型は53通り。

p2qp^2q 型を、5個のサイコロの順序付き出目として数える。各行の因数分解の順列数は次の通り。
積出目の多重集合順列数12=22⋅3{4,3,1,1,1},{2,2,3,1,1},{6,2,1,1,1}20+30+20=7018=32⋅2{3,3,2,1,1},{3,6,1,1,1}30+20=5020=22⋅5{4,5,1,1,1},{2,2,5,1,1}20+30=5045=32⋅5{3,3,5,1,1}3050=52⋅2{5,5,2,1,1}3075=52⋅3{5,5,3,1,1}30 \begin{array}{c|c|c} \text{積}&\text{出目の多重集合}&\text{順列数}\\ \hline 12=2^2\cdot3&\{4,3,1,1,1\},\{2,2,3,1,1\},\{6,2,1,1,1\}&20+30+20=70\\ 18=3^2\cdot2&\{3,3,2,1,1\},\{3,6,1,1,1\}&30+20=50\\ 20=2^2\cdot5&\{4,5,1,1,1\},\{2,2,5,1,1\}&20+30=50\\ 45=3^2\cdot5&\{3,3,5,1,1\}&30\\ 50=5^2\cdot2&\{5,5,2,1,1\}&30\\ 75=5^2\cdot3&\{5,5,3,1,1\}&30 \end{array}
従って p2qp^2q 型は260通り、合計は
53+70+50+50+30+30+30=313 通り. \boxed{53+70+50+50+30+30+30=313\text{ 通り}}.

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 位取り記数法
  • 根の個数と因数定理
  • 導関数の定義・数列による非収束確認
  • 素因数指数分類・順序付き計数

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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