千葉大学/2022年度

9千葉大学 2022年 数学 第9問解答・解説

三角関数極限微分法

1問題

千葉大学2022年度第9問
rを正の実数とし、関数
f(x)=x+r1+sin⁡2xf(x)=x+\dfrac{r}{\sqrt{1+\sin^{2}x}}
を考える。

(1) r=1r=1のとき、f(x)f(x)はつねに増加することを示せ。

(2) 次の条件を満たす最大の正の実数cを求めよ。
条件:0<r<c0<r<cのときはf(x)f(x)がつねに増加する。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    r=1r=1のときf′(x)≧12>0f'(x)\geqq\frac12>0なので、ffは全実数でつねに増加。
  • (2)
    c=63c=\sqrt{6\sqrt3}.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1) 合成関数の微分より f′(x)=1−rsin⁡xcos⁡x(1+sin⁡2x)3/2f'(x)=1-\frac{r\sin x\cos x}{(1+\sin^2 x)^{3/2}}。r=1r=1のとき sin⁡xcos⁡x=12sin⁡2x≦12\sin x\cos x=\frac12\sin2x\leqq\frac12、また分母は11以上なので f′(x)≧12>0f'(x)\geqq\frac12>0。平均値の定理より、ffはつねに増加する。

(2) g(x)=sin⁡xcos⁡x(1+sin⁡2x)3/2g(x)=\frac{\sin x\cos x}{(1+\sin^2 x)^{3/2}} とおくと f′=1−rgf'=1-rg。u=sin⁡2x (0≦u≦1)u=\sin^2x\ (0\leqq u\leqq1) と置けば g2=H(u)=u(1−u)(1+u)3g^2=H(u)=\frac{u(1-u)}{(1+u)^3}。微分すると H′(u)=u2−4u+1(1+u)4H'(u)=\frac{u^2-4u+1}{(1+u)^4}。分子の根は2±32\pm\sqrt3で、0≦u≦10\leqq u\leqq1の範囲内にあるのはu0=2−3u_0=2-\sqrt3。端点でH=0H=0、導関数はu0u_0の前で正・後で負なので最大はu0u_0でとる。代入して H(u0)=318=163H(u_0)=\frac{\sqrt3}{18}=\frac1{6\sqrt3}。さらに sin⁡2x=u0\sin^2 x=u_0かつsin⁡xcos⁡x>0\sin x\cos x>0となるxxがあるから、ggの最大値はM=163M=\frac1{\sqrt{6\sqrt3}}で実現する。

0<r<1M0<r<\frac1Mなら f′(x)=1−rg(x)≧1−rM>0f'(x)=1-rg(x)\geqq1-rM>0である。従ってこの範囲のrrすべてでfは増加する。もしC>1MC>\frac1Mなら1M<r<C\frac1M<r<Cを満たすrrを選べ、そのrrではg=Mg=Mとなるxxでf′=1−rM<0f'=1-rM<0となる。よってCCは条件を満たさない。したがって最大値は c=1M=63c=\frac1M=\sqrt{6\sqrt3}。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 合成関数の微分
  • u=sin²xへの置換
  • 導関数の符号による最大値判定
  • 平均値の定理による増加の証明

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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