大阪大学/2026年度/前期

1大阪大学 2026年 数学 第1問解答・解説

微分・積分の考え図形と方程式微分法極限

1問題

大阪大学2026年度第1問
座標平面において、y=x−x3y=x-x^3 で表される曲線を CC とする。実数 ss に対して、CC 上の点 (s,s−s3)(s,s-s^3) における CC の接線を ℓs\ell_s で表す。tt を 0<t<10<t<1 をみたす実数とするとき、ℓ0\ell_0 と ℓ1\ell_1 の交点を PP、ℓ0\ell_0 と ℓt\ell_t の交点を QQ、ℓ1\ell_1 と ℓt\ell_t の交点を RR とし、三角形 PQRPQR の面積を S(t)S(t) とする。
(1) S(t)S(t) を tt の式で表せ。
(2) 実数 tt が 0<t<10<t<1 の範囲を動くとき、S(t)S(t) を最大にする tt の値と、S(t)S(t) の最大値を求めよ。
(配点率 20%)

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    S(t)=2t2(1−t)3(t+1)S(t)=\dfrac{2t^{2}(1-t)}{3(t+1)}。
  • (2)
    t=5−12t=\dfrac{\sqrt{5}-1}{2} のとき最大となり、最大値は 55−113\dfrac{5\sqrt{5}-11}{3}。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1)

曲線を y=f(x)y=f(x)、f(x)=x−x3f(x)=x-x^{3} とおくと f′(s)=1−3s2f'(s)=1-3s^{2} である。したがって、点 (s, s−s3)(s,\,s-s^{3}) における接線は
ℓs: y=(1−3s2)x+2s3. \ell_{s}:\ y=(1-3s^{2})x+2s^{3}.
よって ℓ0:y=x\ell_{0}:y=x、ℓ1:y=−2x+2\ell_{1}:y=-2x+2 であり、
P(23, 23),Q(2t3, 2t3) \mathrm{P}\left(\dfrac{2}{3},\,\dfrac{2}{3}\right),\qquad \mathrm{Q}\left(\dfrac{2t}{3},\,\dfrac{2t}{3}\right)
である。また、R\mathrm{R} の xx 座標を xRx_{\mathrm{R}} とすると、ℓ1\ell_{1} と ℓt\ell_{t} の交点の条件から
−2xR+2=(1−3t2)xR+2t3,xR=2(t2+t+1)3(t+1). -2x_{\mathrm{R}}+2=(1-3t^{2})x_{\mathrm{R}}+2t^{3},\qquad x_{\mathrm{R}}=\dfrac{2(t^{2}+t+1)}{3(t+1)}.
R\mathrm{R} は ℓt\ell_{t} 上にあるから、yRy_{\mathrm{R}} について
yR−xR=−3t2xR+2t3=−2t2t+1. y_{\mathrm{R}}-x_{\mathrm{R}}=-3t^{2}x_{\mathrm{R}}+2t^{3}=-\dfrac{2t^{2}}{t+1}.
P\mathrm{P}、Q\mathrm{Q} は直線 y=xy=x 上にあり、0<t<10<t<1 より
PQ=22(1−t)3. \mathrm{PQ}=\dfrac{2\sqrt{2}(1-t)}{3}.
点 R\mathrm{R} と直線 ℓ0\ell_{0} の距離を dd とすると、
d=∣yR−xR∣2=2t22(t+1). d=\dfrac{|y_{\mathrm{R}}-x_{\mathrm{R}}|}{\sqrt{2}}=\dfrac{2t^{2}}{\sqrt{2}(t+1)}.
したがって
S(t)=12 PQ⋅d=2t2(1−t)3(t+1). S(t)=\dfrac{1}{2}\,\mathrm{PQ}\cdot d=\dfrac{2t^{2}(1-t)}{3(t+1)}.

(2)

0<t<10<t<1 においてこの式を微分すると、
S′(t)=4t(1−t−t2)3(t+1)2. S'(t)=\dfrac{4t(1-t-t^{2})}{3(t+1)^{2}}.
分母と tt は正であり、1−t−t2=01-t-t^{2}=0 の 0<t<10<t<1 の範囲内の解は α=5−12\alpha=\dfrac{\sqrt{5}-1}{2} である。1−t−t21-t-t^{2} は 0<t<α0<t<\alpha で正、α<t<1\alpha<t<1 で負だから、S(t)S(t) は t=αt=\alpha で最大となる。α2=1−α\alpha^{2}=1-\alpha および 1+α=1α1+\alpha=\dfrac{1}{\alpha} を用いると、
S(α)=2α2(1−α)3(1+α)=2α53=55−113. S(\alpha)=\dfrac{2\alpha^{2}(1-\alpha)}{3(1+\alpha)}=\dfrac{2\alpha^{5}}{3}=\dfrac{5\sqrt{5}-11}{3}.

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 接線
  • 点と直線の距離
  • 増減

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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