広島大学/2022年度/前期

4広島大学 2022年 数学 第4問解答・解説

場合の数と確率

1問題

広島大学2022年度第4問
nn を自然数とする。袋の中に赤玉が3個、白玉が n+5n+5 個、合計で n+8n+8 個の玉が入っている。また、空箱 A,B,C,D,E,FA,B,C,D,E,F が用意されている。この準備の下で次の試行1、試行2を順に行う。

試行1 袋から玉を1個取り出して、箱 AA に入れる。箱 AA に入れた玉が白玉なら i=0i=0、赤玉なら i=1i=1 とおく。

試行2 次に、袋から白玉を nn 個取り出して、箱 BB に入れる。この時点で、袋に残った玉7個のうち、赤玉は 3−i3-i 個、白玉は 4+i4+i 個である。この7個の中から2個の玉を取り出して、箱 CC に入れる。

試行2を終えたら、箱 AA と箱 CC の玉の色を記録して、箱 A,B,CA,B,C の玉をすべて元通り袋に戻す。そして次の試行3を行う。

試行3 袋から玉を1個取り出して、箱 DD に入れる。次に、袋から玉を nn 個取り出して、箱 EE に入れる。最後に袋から玉を2個取り出して、箱 FF に入れる。

このとき、次の問いに答えよ。
(1) i=0i=0 であったとき、試行2において箱 CC に赤玉が2個入る条件付き確率 p0p_0 を求めよ。また、i=1i=1 であったとき、試行2において箱 CC に赤玉が2個入る条件付き確率 p1p_1 を求めよ。
(2) 試行1において、箱 AA に赤玉が入る確率 qAq_A を nn を用いて表せ。また、試行1、試行2を順に行うとき、箱 CC に赤玉が2個入る確率 qCq_C を nn を用いて表せ。
(3) 試行3において、箱 DD に赤玉が入るという事象を事象 XX、箱 EE に入る玉がすべて白であるという事象を事象 YY、箱 FF に赤玉が2個入るという事象を事象 ZZ と呼ぶことにする。事象 XX と事象 YY がともに起こる確率 P(X∩Y)P(X\cap Y) を nn を用いて表せ。また、事象 YY と事象 ZZ がともに起こる確率 P(Y∩Z)P(Y\cap Z) を nn を用いて表せ。
(4) (3) の事象 YY が起こったとき、(3) の事象 XX が起こる条件付き確率 PY(X)P_Y(X) と、(3) の事象 ZZ が起こる条件付き確率 PY(Z)P_Y(Z) をそれぞれ求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    p0=1/7, p1=1/21p_0=1/7,\ p_1=1/21
  • (2)
    qA=3/(n+8), qC=(n+6)/(7(n+8))q_A=3/(n+8),\ q_C=(n+6)/(7(n+8))
  • (3)
    P(X∩Y)=126/((n+8)(n+6)(n+7)), P(Y∩Z)=36/((n+8)(n+6)(n+7))P(X\cap Y)=126/((n+8)(n+6)(n+7))\quad \text{, }\quad P(Y\cap Z)=36/((n+8)(n+6)(n+7))
  • (4)
    PY(X)=3/8, PY(Z)=3/28P_Y(X)=3/8,\ P_Y(Z)=3/28

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1) i=0i=0 なら試行2後の袋には赤玉3個、白玉4個が残る。i=1i=1 なら赤玉2個、白玉5個が残る。いずれも計7個なので
p0=3C27C2=17,p1=2C27C2=121. p_0=\frac{{}_{3}\mathrm{C}_{2}}{{}_{7}\mathrm{C}_{2}}=\frac17,\qquad p_1=\frac{{}_{2}\mathrm{C}_{2}}{{}_{7}\mathrm{C}_{2}}=\frac1{21}.

(2) 試行1で赤玉を箱Aに入れる確率は qA=3/(n+8)q_A=3/(n+8)。箱Aが白となる確率は (n+5)/(n+8)(n+5)/(n+8)、赤となる確率は 3/(n+8)3/(n+8) だから、全確率の公式により
qC=n+5n+8p0+3n+8p1=n+67(n+8). q_C=\frac{n+5}{n+8}p_0+\frac3{n+8}p_1 =\frac{n+6}{7(n+8)}.

(3) XX のもとでは箱Dが赤で、残りは赤2個・白n+5n+5個。箱Eが全て白となる確率は
n+5Cnn+7Cn=42(n+6)(n+7). \frac{{}_{n+5}\mathrm{C}_{n}}{{}_{n+7}\mathrm{C}_{n}}=\frac{42}{(n+6)(n+7)}.
従って
P(X∩Y)=3n+8⋅42(n+6)(n+7)=126(n+8)(n+6)(n+7). P(X\cap Y)=\frac3{n+8}\cdot\frac{42}{(n+6)(n+7)}=\frac{126}{(n+8)(n+6)(n+7)}.
Y∩ZY\cap Z は箱Dの色で分ける。Dが赤ならEが全て白の後、残りは赤2・白5で、Fが赤2個となる確率は 1/211/21。この枝の確率は 6/((n+8)(n+6)(n+7))6/((n+8)(n+6)(n+7))。Dが白なら、Eが白nn個を引く確率は
n+4Cnn+7Cn=210(n+5)(n+6)(n+7). \frac{{}_{n+4}\mathrm{C}_{n}}{{}_{n+7}\mathrm{C}_{n}}=\frac{210}{(n+5)(n+6)(n+7)}.
その後は赤3・白4が残り、Fが赤2個となる確率は 1/71/7。この枝の確率は 30/((n+8)(n+6)(n+7))30/((n+8)(n+6)(n+7))。ゆえに
P(Y∩Z)=6+30(n+8)(n+6)(n+7)=36(n+8)(n+6)(n+7). P(Y\cap Z)=\frac{6+30}{(n+8)(n+6)(n+7)}=\frac{36}{(n+8)(n+6)(n+7)}.

(4) Dが赤・白の場合に分けて
P(Y)=3n+842(n+6)(n+7)+n+5n+8210(n+5)(n+6)(n+7)=336(n+8)(n+6)(n+7)>0. P(Y)=\frac3{n+8}\frac{42}{(n+6)(n+7)} +\frac{n+5}{n+8}\frac{210}{(n+5)(n+6)(n+7)} =\frac{336}{(n+8)(n+6)(n+7)}>0.
したがって
PY(X)=126336=38,PY(Z)=36336=328. P_Y(X)=\frac{126}{336}=\frac38,\qquad P_Y(Z)=\frac{36}{336}=\frac3{28}.

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 組合せによる確率
  • 全確率の公式
  • 場合分け
  • 条件付き確率

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

広島大学の数学を、過去 10 年分まとめて解けるものがあったら使いたいですか?

次にやること

同じ年度の次の問題第5問へ進む指数関数・対数関数・極限・微分法・数列

広島大学のほかの年度

似た問題を、ほかの大学で