千葉大学/2026年度

2千葉大学 2026年 数学 第2問解答・解説

図形と計量三角関数

難易度勝負 レベル 5/10 目安 25分編集部の評価

対象文系の学部など医学科は解かない

1問題

千葉大学2026年度第2問
平面上の点 P\mathrm{P} が以下の (1)、(2)、(3) で与えられる図形上を動く。それぞれの場合に、P\mathrm{P} を中心とする半径 r (0<r<12)r\ \left(0<r<\dfrac{1}{2}\right) の円(内部を含む)が通過してできる図形の面積を求めよ。

(1) 長さ 1 の線分。

(2) 1 辺の長さが 1 の正方形の周。

(3) 平面上の 3 点 A, B, C\mathrm{A},\,\mathrm{B},\,\mathrm{C} を順に線分で結んでできる折れ線。ただし、AB=BC=1\mathrm{AB}=\mathrm{BC}=1、∠ABC=2θ (π4<θ<π2)\angle\mathrm{ABC}=2\theta\ \left(\dfrac{\pi}{4}<\theta<\dfrac{\pi}{2}\right) とする。

出典:千葉大学 2026年度 数学 第2問

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    πr2+2r\pi r^{2}+2r
  • (2)
    (π−4)r2+8r(\pi-4)r^{2}+8r
  • (3)
    (32π−θ−1tan⁡θ)r2+4r\left(\dfrac{3}{2}\pi-\theta-\dfrac{1}{\tan\theta}\right)r^{2}+4r

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

円が通過する図形は「図形からの距離が rr 以下の点全体」である。線分の両側の長方形、端点のまわりの円の一部に分けて面積を足す。(3) は角の内側で 2 本の線分の帯が重なるので、内側は台形 2 つ、外側は長方形 2 つと B\mathrm{B} を中心とする扇形に分ける。

解答

円が通過してできる図形 DD は、動く図形からの距離が rr 以下である点全体である。

(1)

線分の両側の、2 辺が 1 と rr の長方形 2 つと、両端の半径 rr の半円 2 つを合わせた図形だから
S=2⋅1⋅r+πr2=πr2+2r. S=2\cdot1\cdot r+\pi r^{2}=\pi r^{2}+2r.

(2)

外側は、各辺の外側の長方形 4 つ(2 辺が 1 と rr)と、頂点のまわりの四分円 4 つ。内側は、1 辺 1 の正方形から 1 辺 1−2r1-2r の正方形を除いた部分である(r<12r<\dfrac{1}{2})。よって
S=4r+πr2+{1−(1−2r)2}=(π−4)r2+8r. S=4r+\pi r^{2}+\{1-(1-2r)^{2}\}=(\pi-4)r^{2}+8r.

(3)

角の外側には、各線分の外側の長方形 2 つ(面積 rr ずつ)と、B\mathrm{B} を中心とする中心角 2π−π−2θ=π−2θ2\pi-\pi-2\theta=\pi-2\theta の扇形があり、端の A, C\mathrm{A},\,\mathrm{C} のまわりには半円が 2 つある。

角の内側では、AB\mathrm{AB} から距離 rr の直線と BC\mathrm{BC} から距離 rr の直線が、∠ABC\angle\mathrm{ABC} の二等分線上の点 Q\mathrm{Q}(BQ=rsin⁡θ\mathrm{BQ}=\dfrac{r}{\sin\theta})で交わる。Q\mathrm{Q} から AB\mathrm{AB} に下ろした垂線の足と B\mathrm{B} の距離は rcos⁡θsin⁡θ=rtan⁡θ\dfrac{r\cos\theta}{\sin\theta}=\dfrac{r}{\tan\theta}(tan⁡θ>1>2r\tan\theta>1>2r より 1 より小さい)だから、内側の部分は、上底 1−rtan⁡θ1-\dfrac{r}{\tan\theta}、下底 1、高さ rr の台形 2 つになる。よって
S=πr2+12r2(π−2θ)+2r+2⋅12(2−rtan⁡θ)r=(32π−θ−1tan⁡θ)r2+4r. S=\pi r^{2}+\dfrac{1}{2}r^{2}(\pi-2\theta)+2r+2\cdot\dfrac{1}{2}\left(2-\dfrac{r}{\tan\theta}\right)r=\left(\dfrac{3}{2}\pi-\theta-\dfrac{1}{\tan\theta}\right)r^{2}+4r.
(θ→π2\theta\to\dfrac{\pi}{2} で長さ 2 の線分の場合 πr2+4r\pi r^{2}+4r に一致する。)

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 通過領域
  • 図形の分割による面積
  • 扇形の面積

答えと解答は編集部が AI で作成したもので、大学が公表したものではありません。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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