千葉大学/2026年度

5千葉大学 2026年 数学 第5問解答・解説

微分法積分法

1問題

千葉大学2026年度第5問
正の整数nnに対して、関数fn(x)f_{n}(x)をfn(x)=e−xxnf_{n}(x)=e^{-x}x^{n}とおく。以下では、lim⁡x→∞fn(x)=0\displaystyle\lim_{x\to\infty}f_{n}(x)=0であることは証明せずに用いてよい。

(1) n≧2n\geqq 2とする。x>0x>0の範囲において、関数fn(x)f_{n}(x)の最大値、およびそのグラフの全ての変曲点のxx座標を求めよ。

(2) 正の実数rrに対してan=∫0rfn(x) dxa_{n}=\displaystyle\int_{0}^{r}f_{n}(x)\,dxとおくとき、数列{an}\{a_{n}\}の漸化式を求めよ。

(3) (2)のana_{n}をan(r)a_{n}(r)と書くとき、極限lim⁡r→∞an(r)\displaystyle\lim_{r\to\infty}a_{n}(r)を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    最大値は nne−nn^{n}e^{-n}(x=nx=n のとき)、変曲点の xx 座標は n−nn-\sqrt{n}、n+nn+\sqrt{n}。
  • (2)
    n≧2n\geqq2 で an(r)=nan−1(r)−rne−ra_{n}(r)=na_{n-1}(r)-r^{n}e^{-r}、初期値は a1(r)=1−(r+1)e−ra_{1}(r)=1-(r+1)e^{-r}。
  • (3)
    lim⁡r→∞an(r)=n!\displaystyle\lim_{r\to\infty}a_{n}(r)=n!

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1)

まず、fn′(x)=e−xxn−1(n−x)f_{n}'(x)=e^{-x}x^{n-1}(n-x) である。x>0x>0 では e−xxn−1>0e^{-x}x^{n-1}>0 なので、fnf_{n} は 0<x<n0<x<n で増加し、x>nx>n で減少する。よって最大値は fn(n)=nne−nf_{n}(n)=n^{n}e^{-n} である。また、
fn′′(x)=e−xxn−2{x2−2nx+n(n−1)}=e−xxn−2{(x−n)2−n}. f_{n}''(x)=e^{-x}x^{n-2}\{x^{2}-2nx+n(n-1)\}=e^{-x}x^{n-2}\{(x-n)^{2}-n\}.
前の因子は x>0x>0 で正であり、二次の因子の符号は x=n−nx=n-\sqrt{n}、x=n+nx=n+\sqrt{n} で変わる。n≧2n\geqq2 では両者とも正なので、変曲点の xx 座標は n−nn-\sqrt{n}、n+nn+\sqrt{n} である。

(2)

n≧2n\geqq2 について部分積分すると、
an(r)=[−xne−x]0r+n∫0rxn−1e−x dx=nan−1(r)−rne−r. a_{n}(r)=\left[-x^{n}e^{-x}\right]_{0}^{r}+n\int_{0}^{r}x^{n-1}e^{-x}\,dx=na_{n-1}(r)-r^{n}e^{-r}.
初期値は a1(r)=∫0rxe−x dx=[−(x+1)e−x]0r=1−(r+1)e−ra_{1}(r)=\displaystyle\int_{0}^{r}xe^{-x}\,dx=\left[-(x+1)e^{-x}\right]_{0}^{r}=1-(r+1)e^{-r} である。

(3)

a1(r)=1−e−r−f1(r)a_{1}(r)=1-e^{-r}-f_{1}(r) だから、与えられた lim⁡r→∞f1(r)=0\lim_{r\to\infty}f_{1}(r)=0 と e−r→0e^{-r}\to0 より lim⁡r→∞a1(r)=1\lim_{r\to\infty}a_{1}(r)=1 である。また n≧2n\geqq2 では an(r)=nan−1(r)−fn(r)a_{n}(r)=na_{n-1}(r)-f_{n}(r) であり、lim⁡r→∞fn(r)=0\lim_{r\to\infty}f_{n}(r)=0 が与えられている。したがって帰納的に
lim⁡r→∞an(r)=nlim⁡r→∞an−1(r)=n! \lim_{r\to\infty}a_{n}(r)=n\lim_{r\to\infty}a_{n-1}(r)=n!
を得る。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 導関数の符号判定
  • 二階導関数による変曲点判定
  • 部分積分
  • 帰納的極限評価

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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