(1)
正五角形の中心を原点
O とすると、
A0, A1 は原点を中心とする半径 1 の円上にあり、
Aj の偏角は
jθ である。したがって
A2(cos2θ,sin2θ),A3(cos3θ,sin3θ),A4(cos4θ,sin4θ)である。以下、
aj=OAj とし、添字は 5 で割った余りで考える(
a5=a0 など)。
(2)
積和の公式
2sinAcosB=sin(A+B)+sin(A−B) より
2sin36∘cos72∘=sin108∘−sin36∘,2sin36∘cos144∘=−sin108∘が成り立つ。辺々を加えると
2sin36∘(cos72∘+cos144∘)=−sin36∘ となり、
sin36∘=0 より
cos72∘+cos144∘=−21である。
cos144∘=−cos36∘ より、
cos36∘=cos72∘+21 となる。
d=cos36∘ とおく。
cos72∘=cos(2⋅36∘)=2d2−1 に代入すると
d−21=2d2−1、すなわち
4d2−2d−1=0 である。よって
d=41±5 である。
d>0 より
d=41+5 であり、
cos36∘=45+1,cos72∘=cos36∘−21=45−1となる。
(3)
ai を原点のまわりに
±2θ 回転すると
ai+2、
ai−2 になる。また
ai を
±θ 回転すると
ai±1 になるので、
ai−1+ai+1=2cosθaiが成り立つ。同様に
ai+2+ai−2=2cos2θai である。
B1 は
△A0A1A2 の重心なので、
b1=3a0+a1+a2=31+2cosθa1である。
C1 は
△A1A3A4 の重心なので、
a3+a4=a3+a−1=2cos2θa1 より
c1=3a1+a3+a4=31+2cos2θa1である。したがって
b1 と
c1 は、どちらも
a1 の実数倍である。よって点
A1, B1, C1 は、いずれも原点
O を通る直線
OA1 上にあるから、同一直線上にある。
(4)
(2) の結果より
1+2cos72∘=21+5、
1+2cos144∘=1−2cos36∘=21−5 である。(3) と同じ計算を各
i について行うと、すべての
i で
bi=61+5ai,ci=61−5aiが成り立つ。よって五角形
B0B1B2B3B4 は、五角形
A0A1A2A3A4 を原点中心に
61+5 倍した図形である。五角形
C0⋯C4 は、原点中心に
61−5 倍した図形である(倍率が負のときは原点に関して反対側に現れるが、面積は倍率の二乗倍になる)。
面積の比は倍率の二乗の比だから
Sb=(61+5)2Sa=183+5Sa,Sc=(61−5)2Sa=183−5Saとなり、
Sa:Sb:Sc=1:183+5:183−5=18:(3+5):(3−5)である。