千葉大学/2025年度

3千葉大学 2025年 数学 第3問解答・解説

ベクトル

難易度必答 レベル 4/10 目安 20分編集部の評価

対象文系の学部・教育など医学科は解かない

1問題

千葉大学2025年度第3問
座標平面上に 3 点 A(0, 2)\mathrm{A}(0,\,2)、B(−3, −1)\mathrm{B}(-\sqrt{3},\,-1)、C(3, −1)\mathrm{C}(\sqrt{3},\,-1) があり、三角形 ABC\mathrm{ABC} の内接円上に点 P\mathrm{P} がある。また、2 点 D, E\mathrm{D},\,\mathrm{E} を
PB→=AD→,PO→=CE→ \overrightarrow{\mathrm{PB}}=\overrightarrow{\mathrm{AD}},\qquad \overrightarrow{\mathrm{PO}}=\overrightarrow{\mathrm{CE}}
となるようにとる。ここで O\mathrm{O} は原点 (0, 0)(0,\,0) である。このとき、以下の問いに答えよ。

(1) 内積の値 PD→⋅PE→\overrightarrow{\mathrm{PD}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{PE}} が点 P\mathrm{P} の位置によらず一定であることを示し、その値を求めよ。

(2) 線分 DE\mathrm{DE} の中点を M\mathrm{M} とする。点 P\mathrm{P} が三角形 ABC\mathrm{ABC} の内接円上を 1 周するとき、点 M\mathrm{M} の軌跡を求めよ。

出典:千葉大学 2025年度 数学 第3問

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    PD→⋅PE→=0\overrightarrow{\mathrm{PD}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{PE}}=0(一定であることの証明は解答を参照)
  • (2)
    円 x2+y2=1x^{2}+y^{2}=1(三角形 ABC\mathrm{ABC} の内接円)

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

三角形 ABC\mathrm{ABC} は正三角形で、重心(内心)が原点、内接円は x2+y2=1x^{2}+y^{2}=1 である。原点を始点とする位置ベクトルで D, E\mathrm{D},\,\mathrm{E} を表すと、a⃗+b⃗+c⃗=0⃗\vec{a}+\vec{b}+\vec{c}=\vec{0} が使える。

解答

AB=BC=CA=23\mathrm{AB}=\mathrm{BC}=\mathrm{CA}=2\sqrt{3} より三角形 ABC\mathrm{ABC} は正三角形で、重心は原点である。内心も原点で、内接円の半径は原点と直線 y=−1y=-1 の距離 1 だから、内接円は x2+y2=1x^{2}+y^{2}=1 である。

原点を始点とする A, B, C, P\mathrm{A},\,\mathrm{B},\,\mathrm{C},\,\mathrm{P} の位置ベクトルを a⃗, b⃗, c⃗, p⃗\vec{a},\,\vec{b},\,\vec{c},\,\vec{p} とすると、a⃗+b⃗+c⃗=0⃗\vec{a}+\vec{b}+\vec{c}=\vec{0}、∣p⃗∣=1|\vec{p}|=1、∣c⃗∣2=4|\vec{c}|^{2}=4 である。

条件より、D, E\mathrm{D},\,\mathrm{E} の位置ベクトルは
d⃗=a⃗+b⃗−p⃗,e⃗=c⃗−p⃗. \vec{d}=\vec{a}+\vec{b}-\vec{p},\qquad \vec{e}=\vec{c}-\vec{p}.

(1)

PD→=a⃗+b⃗−2p⃗=−c⃗−2p⃗\overrightarrow{\mathrm{PD}}=\vec{a}+\vec{b}-2\vec{p}=-\vec{c}-2\vec{p}、PE→=c⃗−2p⃗\overrightarrow{\mathrm{PE}}=\vec{c}-2\vec{p} だから
PD→⋅PE→=−(c⃗+2p⃗)⋅(c⃗−2p⃗)=−∣c⃗∣2+4∣p⃗∣2=−4+4=0. \overrightarrow{\mathrm{PD}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{PE}}=-(\vec{c}+2\vec{p})\cdot(\vec{c}-2\vec{p})=-|\vec{c}|^{2}+4|\vec{p}|^{2}=-4+4=0.
これは P\mathrm{P} の位置によらず一定で、値は 00 である。

(2)

OM→=d⃗+e⃗2=a⃗+b⃗+c⃗−2p⃗2=−p⃗. \overrightarrow{\mathrm{OM}}=\dfrac{\vec{d}+\vec{e}}{2}=\dfrac{\vec{a}+\vec{b}+\vec{c}-2\vec{p}}{2}=-\vec{p}.
M\mathrm{M} は P\mathrm{P} を原点に関して対称に移した点である。P\mathrm{P} が円 x2+y2=1x^{2}+y^{2}=1 を 1 周すると、M\mathrm{M} も同じ円を 1 周する。

よって M\mathrm{M} の軌跡は円 x2+y2=1x^{2}+y^{2}=1(三角形 ABC\mathrm{ABC} の内接円)である。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 位置ベクトル
  • 内積の計算
  • 重心の位置ベクトル

答えと解答は編集部が AI で作成したもので、大学が公表したものではありません。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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