東邦大学/2022年度/一般

10東邦大学 2022年 数学 第10問解答・解説

いろいろな式微分・積分の考え極限微分法

1問題

東邦大学2022年度第10問

10. ee を自然対数の底とし、実数全体で定義された関数
g(x)=ex−e−x2 g(x)=\frac{e^{x}-e^{-x}}{2}
の逆関数を f(x)f(x) とする。このとき、
f′(2)=ソタ f'(2)=\frac{\sqrt{\boxed{\text{ソ}}}}{\boxed{\text{タ}}}
である。また、f′(x)f'(x) の定義域に含まれるすべての実数 y,zy,z について、不等式
∣f′(y)−f′(z)∣≦a∣y−z∣ |f'(y)-f'(z)|\leqq a|y-z|
を成り立たせるような正の実数 aa で最小のものは
チツテ \frac{\boxed{\text{チ}}\sqrt{\boxed{\text{ツ}}}}{\boxed{\text{テ}}}
である。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

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3解答

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解答

東邦大学 2022年度 第10問

g′(x)=ex+e−x2>0 g'(x)=\frac{e^x+e^{-x}}2>0
であり、g(x)→∞g(x)\to\infty(x→∞x\to\infty)、g(x)→−∞g(x)\to-\infty(x→−∞x\to-\infty)。従って gg は実数全体から実数全体への単調増加関数で、逆関数 ff は実数全体で定義される。g(f(x))=xg(f(x))=x を微分すると
ef(x)+e−f(x)2 f′(x)=1. \frac{e^{f(x)}+e^{-f(x)}}2\,f'(x)=1.
また g(f(x))=xg(f(x))=x なので
(ef(x)+e−f(x))2=(ef(x)−e−f(x))2+4=4x2+4. (e^{f(x)}+e^{-f(x)})^2 =(e^{f(x)}-e^{-f(x)})^2+4 =4x^2+4.
左辺の平方根は正だから
f′(x)=11+x2. f'(x)=\frac1{\sqrt{1+x^2}}.
特に
f′(2)=15=55. f'(2)=\frac1{\sqrt5}=\frac{\sqrt5}{5}.

最小の定数 aa

f′′(x)=−x(1+x2)3/2. f''(x)=-\frac{x}{(1+x^2)^{3/2}}.
u=∣x∣≧0u=|x|\geqq0 とおいて
h(u)=u(1+u2)3/2 h(u)=\frac{u}{(1+u^2)^{3/2}}
を考えると
h′(u)=1−2u2(1+u2)5/2. h'(u)=\frac{1-2u^2}{(1+u^2)^{5/2}}.
従って hh は 0≦u≦1/20\leqq u\leqq1/\sqrt2 で増加し、その後減少する。h(0)=0h(0)=0、u→∞u\to\infty で h(u)→0h(u)\to0 より最大値は
h(12)=1/2(3/2)3/2=233=239. h\left(\frac1{\sqrt2}\right) =\frac{1/\sqrt2}{(3/2)^{3/2}} =\frac{2}{3\sqrt3} =\frac{2\sqrt3}{9}.
よって ∣f′′(x)∣≦23/9|f''(x)|\leqq 2\sqrt3/9 がすべての実数 xx で成り立つ。平均値の定理から任意の y,zy,z について
∣f′(y)−f′(z)∣≦239∣y−z∣. |f'(y)-f'(z)|\leqq\frac{2\sqrt3}{9}|y-z|.
一方、与えられた不等式が定数 aa で成り立つなら、z→yz\to y とすることで ∣f′′(y)∣≦a|f''(y)|\leqq a がすべての yy で必要となる。y=1/2y=1/\sqrt2 では ∣f′′(y)∣=23/9|f''(y)|=2\sqrt3/9 なので、これより小さい定数では不等式は成立しない。従って最小値は a=23/9a=2\sqrt3/9。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 指数・対数関数の微分
  • 合成関数と逆関数
  • 合成関数の微分
  • 第二次導関数
  • 導関数と増減
  • 極大・極小
  • 微分係数と導関数
  • 関数の極限
  • 等式・不等式の証明

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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