愛媛大学/2022年度/前期

4愛媛大学 2022年 数学 第4問解答・解説

極限微分法積分法ベクトル平面上の曲線と複素数平面いろいろな式微分・積分の考え

1問題

愛媛大学2022年度第4問
次の 0\boxed{\phantom{0}} に適する数を、解答用紙の指定のところに記入せよ。
(1) f(x)=sin⁡2(2x+π3)f(x)=\sin^{2}\left(2x+\frac{\pi}{3}\right)のとき、f′(0)=アf'(0)=\boxed{\text{ア}}である。
(2) lim⁡x→0ax+4−bx=1\displaystyle\lim_{x\to0}\frac{\sqrt{ax+4}-b}{x}=1が成り立つとき、a=イ, b=ウa=\boxed{\text{イ}},\ b=\boxed{\text{ウ}}である。
(3) p,qp,qを正の実数とし、空間内の4点 A(p,1,0),B(p,−1,0),C(−q,0,0),D(0,0,1)A(p,1,0),B(p,-1,0),C(-q,0,0),D(0,0,1)を考える。△ABC\triangle ABCが正三角形で、2つのベクトル AD→,BC→\overrightarrow{AD},\overrightarrow{BC}が垂直であるとき、p=エ, q=オp=\boxed{\text{エ}},\ q=\boxed{\text{オ}}である。
(4) z,wz,wを ∣z∣=2, ∣w∣=5|z|=2,\ |w|=5を満たす複素数とする。zw‾z\overline{w}の実部が3であるとき、∣z−w∣=カ|z-w|=\boxed{\text{カ}}である。
(5) 関数 f(x)f(x)が
f(x)=x+∫0πf(t)sin⁡t dt f(x)=x+\int_{0}^{\pi}f(t)\sin t\,dt
を満たすとき、f(0)=キf(0)=\boxed{\text{キ}}である。
(6) 媒介変数 t>0t>0を用いて x=t+et, y=2+log⁡tx=t+e^{t},\ y=2+\log tと表された曲線の t=1t=1に対応する点における接線の方程式は、y=クx+ケy=\boxed{\text{ク}}x+\boxed{\text{ケ}}である。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら、または詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1)

f(x)=sin⁡2(2x+π3)f(x)=\sin^{2}\left(2x+\dfrac{\pi}{3}\right)とおく。半角・倍角の関係sin⁡2u=1−cos⁡2u2\sin^{2}u=\dfrac{1-\cos2u}{2}よりf(x)=1−cos⁡(4x+2π3)2f(x)=\dfrac{1-\cos\left(4x+\dfrac{2\pi}{3}\right)}{2}であるから、f′(x)=2sin⁡(4x+2π3)f'(x)=2\sin\left(4x+\dfrac{2\pi}{3}\right)である。よってf′(0)=2sin⁡2π3=2⋅32=3f'(0)=2\sin\dfrac{2\pi}{3}=2\cdot\dfrac{\sqrt{3}}{2}=\sqrt{3}である。

(2)

分母はx→0x\to0で0に近づくので、極限が有限の値をもつためには、分子もx→0x\to0で0に収束しなければならない(さもなければ極限は発散する)。よって4−b=0\sqrt{4}-b=0、すなわちb=2b=2である(4=2>0\sqrt{4}=2>0をとる)。
このとき
ax+4−2x=(ax+4−2)(ax+4+2)x(ax+4+2)=ax+4−4x(ax+4+2)=aax+4+2(x≠0)\dfrac{\sqrt{ax+4}-2}{x}=\dfrac{(\sqrt{ax+4}-2)(\sqrt{ax+4}+2)}{x(\sqrt{ax+4}+2)}=\dfrac{ax+4-4}{x(\sqrt{ax+4}+2)}=\dfrac{a}{\sqrt{ax+4}+2}\quad(x\ne0)
である。x→0x\to0で右辺はa2+2=a4\dfrac{a}{2+2}=\dfrac{a}{4}に収束するから、a4=1\dfrac{a}{4}=1よりa=4a=4である。以上よりa=4a=4、b=2b=2である。

(3)

AB→=(0, −2, 0)\overrightarrow{\mathrm{AB}}=(0,\,-2,\,0)よりAB=2\mathrm{AB}=2である。AC→=(−q−p, −1, 0)\overrightarrow{\mathrm{AC}}=(-q-p,\,-1,\,0)、BC→=(−q−p, 1, 0)\overrightarrow{\mathrm{BC}}=(-q-p,\,1,\,0)であり、AC2=BC2=(p+q)2+1\mathrm{AC}^{2}=\mathrm{BC}^{2}=(p+q)^{2}+1が常に成り立つから、△ABC\triangle\mathrm{ABC}が正三角形になる条件はAC=AB\mathrm{AC}=\mathrm{AB}のみである:
(p+q)2+1=4より(p+q)2=3よりp+q=3(p, q>0より).(p+q)^{2}+1=4\quad\text{より}\quad(p+q)^{2}=3\quad\text{より}\quad p+q=\sqrt{3}\quad(p,\,q>0\text{より}).
次にAD→=(−p, −1, 1)\overrightarrow{\mathrm{AD}}=(-p,\,-1,\,1)とBC→=(−q−p, 1, 0)\overrightarrow{\mathrm{BC}}=(-q-p,\,1,\,0)の内積が0であることから
AD→⋅BC→=p(p+q)−1=0よりp(p+q)=1.\overrightarrow{\mathrm{AD}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{BC}}=p(p+q)-1=0\quad\text{より}\quad p(p+q)=1.
p+q=3p+q=\sqrt{3}を代入するとp3=1p\sqrt{3}=1よりp=33p=\dfrac{\sqrt{3}}{3}である。よってq=3−33=233q=\sqrt{3}-\dfrac{\sqrt{3}}{3}=\dfrac{2\sqrt{3}}{3}である。いずれも正であり、条件に適する。

(4)

一般に∣z−w∣2=(z−w)(z−w)‾=∣z∣2+∣w∣2−(zw‾+z‾w)|z-w|^{2}=(z-w)\overline{(z-w)}=|z|^{2}+|w|^{2}-(z\overline{w}+\overline{z}w)であり、zw‾+z‾wz\overline{w}+\overline{z}wはzw‾z\overline{w}の実部の2倍である。∣z∣=2|z|=2、∣w∣=5|w|=5、zw‾z\overline{w}の実部が3であることを代入すると
∣z−w∣2=4+25−2⋅3=23|z-w|^{2}=4+25-2\cdot3=23
であるから、∣z−w∣=23|z-w|=\sqrt{23}である。

(5)

k=∫0πf(t)sin⁡t dtk=\displaystyle\int_{0}^{\pi}f(t)\sin t\,dtは定数であるから、f(x)=x+kf(x)=x+kの形をもつ。これをkkの定義式に代入すると
k=∫0π(t+k)sin⁡t dt=∫0πtsin⁡t dt+k∫0πsin⁡t dt.k=\displaystyle\int_{0}^{\pi}(t+k)\sin t\,dt=\displaystyle\int_{0}^{\pi}t\sin t\,dt+k\displaystyle\int_{0}^{\pi}\sin t\,dt.
部分積分により∫0πtsin⁡t dt=[−tcos⁡t+sin⁡t]0π=π\displaystyle\int_{0}^{\pi}t\sin t\,dt=\left[-t\cos t+\sin t\right]_{0}^{\pi}=\pi、また∫0πsin⁡t dt=[−cos⁡t]0π=2\displaystyle\int_{0}^{\pi}\sin t\,dt=\left[-\cos t\right]_{0}^{\pi}=2である。よってk=π+2kk=\pi+2k、すなわちk=−πk=-\piである。したがってf(x)=x−πf(x)=x-\piであり、f(0)=−πf(0)=-\piである。
()

(6)

x=t+etx=t+e^{t}、y=2+log⁡ty=2+\log t(t>0)(t>0)について、dxdt=1+et\dfrac{dx}{dt}=1+e^{t}、dydt=1t\dfrac{dy}{dt}=\dfrac{1}{t}であるから
dydx=dy/dtdx/dt=1t(1+et).\dfrac{dy}{dx}=\dfrac{dy/dt}{dx/dt}=\dfrac{1}{t(1+e^{t})}.
t=1t=1のとき、接点は(1+e, 2)(1+e,\,2)、傾きは11+e\dfrac{1}{1+e}である。よって接線は
y−2=11+e(x−(1+e))よりy=11+ex+1y-2=\dfrac{1}{1+e}\left(x-(1+e)\right)\quad\text{より}\quad y=\dfrac{1}{1+e}x+1
である。()
以上より、ク=11+e\dfrac{1}{1+e}、ケ=11である。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 三角関数の微分
  • 合成関数の微分
  • 関数の極限
  • 無理関数の性質
  • 空間座標と空間ベクトル
  • ベクトルの内積
  • ベクトルの成分表示
  • 複素数平面
  • 複素数の四則演算
  • 定積分
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 部分積分法
  • 曲線の媒介変数表示
  • 曲線の接線
  • 指数・対数関数の微分

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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