信州大学/2025年度

3信州大学 2025年 数学 第3問解答・解説

ベクトル図形と計量

1問題

信州大学2025年度第3問
平面上に三角形 ABC と動点 P がある。ある定数 k について、PA2+2PB2+3PC2=k\mathrm{PA}^{2}+2\mathrm{PB}^{2}+3\mathrm{PC}^{2}=k を満たすように点 P が動くとき、点 P は円を描く。この円の中心を O とするとき、以下の問いに答えよ。

(1) OC→\overrightarrow{OC} を OA→\overrightarrow{OA}、OB→\overrightarrow{OB}を用いて表せ。

(2) 三角形 OAB、OBC、OCA の面積をそれぞれ S1S_{1}、S2S_{2}、S3S_{3} とする。このとき、S1:S2:S3S_{1}:S_{2}:S_{3} を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    OC→=−13OA→−23OB→\overrightarrow{\mathrm{OC}}=-\dfrac{1}{3}\overrightarrow{\mathrm{OA}}-\dfrac{2}{3}\overrightarrow{\mathrm{OB}}。
  • (2)
    S1:S2:S3=3:1:2S_{1}:S_{2}:S_{3}=3:1:2。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1)

点 P の位置ベクトルを x⃗\vec{x}、点 A、B、C の位置ベクトルを a⃗\vec{a}、b⃗\vec{b}、c⃗\vec{c} とする。距離の二乗を展開し、x⃗\vec{x} について平方完成すると、
PA2+2PB2+3PC2=∣x⃗−a⃗∣2+2∣x⃗−b⃗∣2+3∣x⃗−c⃗∣2=6∣x⃗−a⃗+2b⃗+3c⃗6∣2+∣a⃗∣2+2∣b⃗∣2+3∣c⃗∣2−∣a⃗+2b⃗+3c⃗∣26. \begin{aligned} \mathrm{PA}^{2}+2\mathrm{PB}^{2}+3\mathrm{PC}^{2} &=|\vec{x}-\vec{a}|^{2}+2|\vec{x}-\vec{b}|^{2}+3|\vec{x}-\vec{c}|^{2}\\ &=6\left|\vec{x}-\dfrac{\vec{a}+2\vec{b}+3\vec{c}}{6}\right|^{2} +|\vec{a}|^{2}+2|\vec{b}|^{2}+3|\vec{c}|^{2}-\dfrac{|\vec{a}+2\vec{b}+3\vec{c}|^{2}}{6}. \end{aligned}
平方完成した二乗項以外はすべて P の位置によらない定数である。したがって、条件式が表す円の中心の位置ベクトルは a⃗+2b⃗+3c⃗6\dfrac{\vec{a}+2\vec{b}+3\vec{c}}{6} である。問題ではその中心が O なので、O を原点とすると
a⃗+2b⃗+3c⃗=0⃗,c⃗=−13a⃗−23b⃗. \vec{a}+2\vec{b}+3\vec{c}=\vec{0},\qquad \vec{c}=-\dfrac{1}{3}\vec{a}-\dfrac{2}{3}\vec{b}.
よって
OC→=−13OA→−23OB→. \overrightarrow{\mathrm{OC}}=-\dfrac{1}{3}\overrightarrow{\mathrm{OA}}-\dfrac{2}{3}\overrightarrow{\mathrm{OB}}.

(2)

S1S_{1} と S2S_{2} は底辺 OB\mathrm{OB} を共通にもつ。上の式で −23OB→-\dfrac{2}{3}\overrightarrow{\mathrm{OB}} は底辺 OB\mathrm{OB} に平行だから、C から OB への高さの大きさは、A から OB への高さの 13\dfrac{1}{3} 倍である。したがって S2=13S1S_{2}=\dfrac{1}{3}S_{1}。同様に S1S_{1} と S3S_{3} を底辺 OA\mathrm{OA} に着目して比べると、C から OA への高さの大きさは B から OA への高さの 23\dfrac{2}{3} 倍なので、S3=23S1S_{3}=\dfrac{2}{3}S_{1} である。ゆえに
S1:S2:S3=1:13:23=3:1:2. S_{1}:S_{2}:S_{3}=1:\dfrac{1}{3}:\dfrac{2}{3}=3:1:2.

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • ベクトルの内積による平方完成
  • 重み付き位置ベクトル
  • 共通底辺と高さによる面積比

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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