山形大学/2025年度

3山形大学 2025年 数学 第3問解答・解説

図形と計量図形の性質ベクトル

1問題

山形大学2025年度第3問
平面上の△ABCにおいて AB=5, BC=7, CA=8\mathrm{AB}=5,\ \mathrm{BC}=7,\ \mathrm{CA}=8 とする。△ABC の内心を I とし、直線 BI と辺 CA の交点を D、直線 CI と辺 AB の交点を E とする。また、点 A から直線 BC に下ろした垂線と直線 BD の交点を F とし、直線 AI と直線 CF の交点を P とする。このとき、次の問に答えよ。

(1) 内積 AB→⋅AC→\overrightarrow{AB} \cdot \overrightarrow{AC} を求めよ。

(2) △ABC\triangle ABC の面積と内接円の半径を求めよ。

(3) AD→\overrightarrow{AD} と AE→\overrightarrow{AE} を、AB→\overrightarrow{AB} と AC→\overrightarrow{AC} を用いて表せ。

(4) AF→\overrightarrow{AF} を AB→\overrightarrow{AB} と AC→\overrightarrow{AC} を用いて表せ。

(5) AP→\overrightarrow{AP} を AB→\overrightarrow{AB} と AC→\overrightarrow{AC} を用いて表せ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
  • (2)
    面積 103、内接円半径 3。\text{面積 }\quad 10\sqrt3\quad \text{、内接円半径 }\quad \sqrt3\quad \text{。}
  • (3)
  • (4)
  • (5)

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

b⃗=AB→\vec{b}=\overrightarrow{AB}、c⃗=AC→\vec{c}=\overrightarrow{AC} とおく。すると ∣b⃗∣=5|\vec{b}|=5、∣c⃗∣=8|\vec{c}|=8、∣c⃗−b⃗∣=BC=7|\vec{c}-\vec{b}|=BC=7。

(1) 内積の公式(余弦定理と同じ展開)から
49=∣c⃗−b⃗∣2=∣c⃗∣2+∣b⃗∣2−2b⃗⋅c⃗=64+25−2b⃗⋅c⃗, 49=|\vec{c}-\vec{b}|^2=|\vec{c}|^2+|\vec{b}|^2-2\vec{b}\cdot\vec{c} =64+25-2\vec{b}\cdot\vec{c},
従って b⃗⋅c⃗=20\vec{b}\cdot\vec{c}=20。

(2) cos⁡A=(b⃗⋅c⃗)/(∣b⃗∣∣c⃗∣)=1/2\cos A=(\vec{b}\cdot\vec{c})/(|\vec{b}||\vec{c}|)=1/2。三角形の内角なので sin⁡A=3/2\sin A=\sqrt3/2 であり、
[ABC]=12⋅5⋅8⋅32=103. [ABC]=\frac12\cdot5\cdot8\cdot\frac{\sqrt3}{2}=10\sqrt3.
半周長は (5+7+8)/2=10(5+7+8)/2=10 だから、面積 == 内接円半径 ×\times 半周長より半径は 3\sqrt3。

(3) 角の二等分線の定理から AD:DC=AB:BC=5:7AD:DC=AB:BC=5:7、AE:EB=AC:CB=8:7AE:EB=AC:CB=8:7。よって
AD→=512c⃗,AE→=815b⃗. \overrightarrow{AD}=\frac5{12}\vec{c},\qquad \overrightarrow{AE}=\frac8{15}\vec{b}.

(4) FF は直線 BDBD 上だから、ある実数 tt を使って
AF→=(1−t)b⃗+5t12c⃗. \overrightarrow{AF}=(1-t)\vec{b}+\frac{5t}{12}\vec{c}.
また AF⊥BCAF\perp BC で、BCBC の方向ベクトルは c⃗−b⃗\vec{c}-\vec{b}。従って
b⃗⋅(c⃗−b⃗)=−5,c⃗⋅(c⃗−b⃗)=44 \vec{b}\cdot(\vec{c}-\vec{b})=-5,\qquad \vec{c}\cdot(\vec{c}-\vec{b})=44
を使うと
−5(1−t)+55t3=0,t=314. -5(1-t)+\frac{55t}{3}=0,\qquad t=\frac3{14}.
これを代入して AF→=1114b⃗+556c⃗\overrightarrow{AF}=\frac{11}{14}\vec{b}+\frac5{56}\vec{c}。

(5) II は直線 BDBD と CECE の交点でもある。II が直線 BDBD 上にあることから AI→\overrightarrow{AI} を
(1−t)b⃗+5t12c⃗ (1-t)\vec{b}+\frac{5t}{12}\vec{c}
と表し、II が直線 CECE 上にあることから同じ AI→\overrightarrow{AI} を
8u15b⃗+(1−u)c⃗ \frac{8u}{15}\vec{b}+(1-u)\vec{c}
と表すと、係数比較で t=3/5,u=3/4t=3/5,u=3/4。従って
AI→=25b⃗+14c⃗=120(8b⃗+5c⃗). \overrightarrow{AI}=\frac25\vec{b}+\frac14\vec{c} =\frac1{20}(8\vec{b}+5\vec{c}).
また
CF→=AF→−c⃗=44b⃗−51c⃗56. \overrightarrow{CF}=\overrightarrow{AF}-\vec{c} =\frac{44\vec{b}-51\vec{c}}{56}.
PはAI上かつCF上なので、ある実数 v,wv,w について
AP→=v(8b⃗+5c⃗)=c⃗+w56(44b⃗−51c⃗). \overrightarrow{AP}=v(8\vec{b}+5\vec{c}) =\vec{c}+\frac{w}{56}(44\vec{b}-51\vec{c}).
係数比較すると 8v=11w/148v=11w/14、5v=1−51w/565v=1-51w/56。これを解いて v=11/157,w=112/157v=11/157,w=112/157。よって
AP→=88157b⃗+55157c⃗. \overrightarrow{AP}=\frac{88}{157}\vec{b}+\frac{55}{157}\vec{c}.

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 余弦定理 HS_I_COSINE_RULE
  • 角の二等分線の定理
  • 内積による垂直条件
  • ベクトルの実数係数表示と係数比較

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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