京都府立医科大学/2025年度/前期

2京都府立医科大学 2025年 数学 第2問解答・解説

図形と計量図形の性質ベクトル微分法

1問題

京都府立医科大学2025年度第2問
空間内に同一平面上にない4点 A,B,C,DA,B,C,D で、∣CA→∣=5|\overrightarrow{\mathrm{CA}}|=\sqrt{5}、∣CB→∣=2|\overrightarrow{\mathrm{CB}}|=2、CA→⋅CB→=DA→⋅DB→\overrightarrow{CA}\cdot\overrightarrow{CB}=\overrightarrow{DA}\cdot\overrightarrow{DB} および AB→⋅CD→=0\overrightarrow{AB}\cdot\overrightarrow{CD}=0 を満たすものを考える。x=∣CD→∣x=|\overrightarrow{CD}| とおく。

(1) ∣DA→∣|\overrightarrow{DA}| と ∣DB→∣|\overrightarrow{DB}| を求めよ。

(2) xx のとりうる値の範囲を求めよ。

(3) △ACD\triangle ACD と △BCD\triangle BCD の面積の和を SS とする。SS を最大にする xx の値を求めよ。

(4) xx は(3)で求めた値とし、線分 ABAB は3点 B,C,DB,C,D を通る平面に垂直であるとする。このとき四面体 ABCDABCD の体積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

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  • (1)
    ∣DA→∣=5, ∣DB→∣=2.|\overrightarrow{DA}|=\sqrt5,\ |\overrightarrow{DB}|=2.
  • (2)
    0<x<4.0<x<4.
  • (3)
    x=453.x=\frac{4\sqrt5}{3}.
  • (4)
    8527.\frac{8\sqrt5}{27}.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

a⃗=CA→, b⃗=CB→, d⃗=CD→\vec{a}=\overrightarrow{CA},\ \vec{b}=\overrightarrow{CB},\ \vec{d}=\overrightarrow{CD} とおくと、∣a⃗∣2=5|\vec{a}|^2=5, ∣b⃗∣2=4|\vec{b}|^2=4, ∣d⃗∣2=x2|\vec{d}|^2=x^2 である。また、DA→=a⃗−d⃗\overrightarrow{DA}=\vec{a}-\vec{d}, DB→=b⃗−d⃗\overrightarrow{DB}=\vec{b}-\vec{d} である。

(1) 条件 DA→⋅DB→=CA→⋅CB→\overrightarrow{DA}\cdot\overrightarrow{DB}=\overrightarrow{CA}\cdot\overrightarrow{CB} を展開すると
(a⃗−d⃗)⋅(b⃗−d⃗)=a⃗⋅b⃗したがってa⃗⋅d⃗+b⃗⋅d⃗=x2. (\vec{a}-\vec{d})\cdot(\vec{b}-\vec{d})=\vec{a}\cdot\vec{b} \quad\text{したがって}\quad \vec{a}\cdot\vec{d}+\vec{b}\cdot\vec{d}=x^2.
一方、AB→⋅CD→=0\overrightarrow{AB}\cdot\overrightarrow{CD}=0 より (b⃗−a⃗)⋅d⃗=0(\vec{b}-\vec{a})\cdot\vec{d}=0、したがって a⃗⋅d⃗=b⃗⋅d⃗\vec{a}\cdot\vec{d}=\vec{b}\cdot\vec{d} である。よって両方とも x2/2x^2/2 となるから
∣DA→∣2=∣a⃗−d⃗∣2=5+x2−2x22=5,∣DB→∣2=∣b⃗−d⃗∣2=4+x2−2x22=4. |\overrightarrow{DA}|^2=|\vec{a}-\vec{d}|^2=5+x^2-2\frac{x^2}{2}=5, \qquad |\overrightarrow{DB}|^2=|\vec{b}-\vec{d}|^2=4+x^2-2\frac{x^2}{2}=4.
従って ∣DA→∣=5|\overrightarrow{DA}|=\sqrt5, ∣DB→∣=2|\overrightarrow{DB}|=2。

(2) △BCD\triangle BCD の辺の長さは BC=BD=2BC=BD=2, CD=xCD=x である。(1)の結果と三角形の成立条件から 0<x<40<x<4 を得る。逆に、0<x<40<x<4 を任意にとり、互いに直交する単位ベクトル e⃗1,e⃗2,e⃗3\vec{e}_1,\vec{e}_2,\vec{e}_3 を用いて
d⃗=xe⃗3,a⃗=5−x24 e⃗1+x2e⃗3,b⃗=4−x24 e⃗2+x2e⃗3 \vec{d}=x\vec{e}_3,\quad \vec{a}=\sqrt{5-\frac{x^2}{4}}\,\vec{e}_1+\frac{x}{2}\vec{e}_3,\quad \vec{b}=\sqrt{4-\frac{x^2}{4}}\,\vec{e}_2+\frac{x}{2}\vec{e}_3
と定める。これらは ∣a⃗∣=5|\vec{a}|=\sqrt5, ∣b⃗∣=2|\vec{b}|=2, ∣d⃗∣=x|\vec{d}|=x を満たし、a⃗⋅d⃗=b⃗⋅d⃗=x2/2\vec{a}\cdot\vec{d}=\vec{b}\cdot\vec{d}=x^2/2, a⃗⋅b⃗=x2/4\vec{a}\cdot\vec{b}=x^2/4 である。従って二つの内積条件が成り立つ。また、a⃗,b⃗,d⃗\vec{a},\vec{b},\vec{d} は一次独立であり、4点は同一平面上にない。よって範囲内の各 xx が実現する。

(3) d⃗/x\vec{d}/x を CDCD 方向の単位ベクトルとすると、(1)より a⃗\vec{a} と b⃗\vec{b} の CDCD 方向の成分はともに x/2x/2 である。よって A,BA,B から直線 CDCD までの距離は、それぞれ 5−x2/4\sqrt{5-x^2/4}, 4−x2/4\sqrt{4-x^2/4} となる。したがって
S(x)=x2(5−x24+4−x24). S(x)=\frac{x}{2}\left(\sqrt{5-\frac{x^2}{4}}+\sqrt{4-\frac{x^2}{4}}\right).
y=x2y=x^2 (0<y<160<y<16) とおくと、4S=y(20−y)+y(16−y)4S=\sqrt{y(20-y)}+\sqrt{y(16-y)} である。右辺を T(y)T(y) とすると
T′(y)=1y(10−y20−y+8−y16−y). T^{\prime}(y)=\frac{1}{\sqrt y}\left(\frac{10-y}{\sqrt{20-y}}+\frac{8-y}{\sqrt{16-y}}\right).
0<y≦80<y\leqq8 では T′(y)>0T^{\prime}(y)>0、10≦y<1610\leqq y<16 では T′(y)<0T^{\prime}(y)<0 である。8<y<108<y<10 で T′(y)=0T^{\prime}(y)=0 となる条件は
10−y20−y=y−816−y. \frac{10-y}{\sqrt{20-y}}=\frac{y-8}{\sqrt{16-y}}.
両辺は正なので二乗してよく、整理すると
(10−y)2(16−y)=(y−8)2(20−y)すなわち36y=320. (10-y)^2(16-y)=(y-8)^2(20-y)\quad\text{すなわち}\quad 36y=320.
従って唯一の停留点は y=80/9y=80/9 であり、そこで増加から減少に変わる。よって SS は x=80/9=45/3x=\sqrt{80/9}=4\sqrt5/3 で最大となる。

(4) ABAB が平面 BCDBCD に垂直であるから AB→⋅BC→=0\overrightarrow{AB}\cdot\overrightarrow{BC}=0。従って (b⃗−a⃗)⋅b⃗=0(\vec{b}-\vec{a})\cdot\vec{b}=0 より a⃗⋅b⃗=4\vec{a}\cdot\vec{b}=4、したがって
AB2=∣b⃗−a⃗∣2=∣b⃗∣2+∣a⃗∣2−2a⃗⋅b⃗=4+5−8=1. AB^2=|\vec{b}-\vec{a}|^2=|\vec{b}|^2+|\vec{a}|^2-2\vec{a}\cdot\vec{b}=4+5-8=1.
四面体の高さは AB=1AB=1 である。底面 BCDBCD の面積は、b⃗⋅d⃗=x2/2\vec{b}\cdot\vec{d}=x^2/2 を用いて
[BCD]=12∣b⃗∣2∣d⃗∣2−(b⃗⋅d⃗)2=x416−x2. [BCD]=\frac12\sqrt{|\vec{b}|^2|\vec{d}|^2-(\vec{b}\cdot\vec{d})^2} =\frac{x}{4}\sqrt{16-x^2}.
x=45/3x=4\sqrt5/3 を代入すると [BCD]=85/9[BCD]=8\sqrt5/9 だから、体積は
13[BCD]⋅AB=13⋅859⋅1=8527. \frac13[BCD]\cdot AB=\frac13\cdot\frac{8\sqrt5}{9}\cdot1=\frac{8\sqrt5}{27}.

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 三角比による面積
  • 空間図形の計量
  • 空間図形の性質
  • ベクトルの内積
  • ベクトルによる図形の考察
  • 合成関数の微分

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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