信州大学/2022年度

7信州大学 2022年 数学 第7問解答・解説

数列

1問題

信州大学2022年度第7問
a1=a2=1a_{1}=a_{2}=1 を満たす数列 {an}\{a_{n}\} について、次の 2 つの条件 pp と qq が同値であることを示せ。

pp:すべての自然数 nn に対して、an+2=an+1+ana_{n+2}=a_{n+1}+a_{n} が成り立つ。

qq:すべての自然数 nn に対して、an+12−an+2an=(−1)na_{n+1}^{2}-a_{n+2}a_{n}=(-1)^{n} が成り立つ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • p⟺qp\Longleftrightarrow q.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

pp ならば qq が成り立つこと
ppを仮定し、Dn=an+12−an+2anD_n=a_{n+1}^2-a_{n+2}a_n とおく。ppから a3=2a_3=2 なので
D1=a22−a3a1=1−2=−1. D_1=a_2^2-a_3a_1=1-2=-1.
また pp の漸化式を使うと
Dn+1=an+22−an+3an+1=an+22−(an+2+an+1)an+1=an+2(an+2−an+1)−an+12=an+2an−an+12=−Dn. \begin{aligned} D_{n+1} &=a_{n+2}^2-a_{n+3}a_{n+1}\\ &=a_{n+2}^2-(a_{n+2}+a_{n+1})a_{n+1}\\ &=a_{n+2}(a_{n+2}-a_{n+1})-a_{n+1}^2\\ &=a_{n+2}a_n-a_{n+1}^2=-D_n. \end{aligned}
従って D1=−1D_1=-1 から帰納的に Dn=(−1)nD_n=(-1)^n であり、qq が成り立つ。

qq ならば pp が成り立つこと
qqを仮定する。qqを n=1n=1 に適用すると
1−a3=−1,a3=2=a2+a1, 1-a_3=-1,\qquad a_3=2=a_2+a_1,
ゆえに漸化式は n=1n=1 で成り立つ。次に、ある n≧2n\geqq2 について k=1,…,n−1k=1,\ldots,n-1 では漸化式が成り立つと仮定する。この帰納法の仮定より a1,a2,…,an+1a_1,a_2,\ldots,a_{n+1} は正の整数となり、特に an≠0a_n\ne0 である。また
an+1=an+an−1. a_{n+1}=a_n+a_{n-1}.
qqを n−1n-1 に用いると
an2−an+1an−1=(−1)n−1. a_n^2-a_{n+1}a_{n-1}=(-1)^{n-1}.
これを変形して
an+12−(an+1+an)an=an+1(an+1−an)−an2=an+1an−1−an2=(−1)n. \begin{aligned} a_{n+1}^2-(a_{n+1}+a_n)a_n &=a_{n+1}(a_{n+1}-a_n)-a_n^2\\ &=a_{n+1}a_{n-1}-a_n^2\\ &=(-1)^n. \end{aligned}
一方、qqを nn に用いると an+12−an+2an=(−1)na_{n+1}^2-a_{n+2}a_n=(-1)^n である。両式を比較し、an≠0a_n\ne0 に注意して差を取れば
an+2an=(an+1+an)an,an+2=an+1+an. a_{n+2}a_n=(a_{n+1}+a_n)a_n, \qquad a_{n+2}=a_{n+1}+a_n.
従って漸化式は nn でも成り立つ。数学的帰納法により全ての自然数 nn で成り立つので pp が成り立つ。

以上より pp と qq は同値である。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 帰納法・隣接項恒等式の変形

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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