信州大学/2023年度

5信州大学 2023年 数学 第5問解答・解説

数列極限積分法

1問題

信州大学2023年度第5問
数列{an}\{a_{n}\}は、すべての項が正であり、∑k=1nak2=2n2+n  (n=1, 2, 3, ⋯ )\displaystyle\sum_{k=1}^{n}a_{k}^{2}=2n^{2}+n\ \ (n=1,\,2,\,3,\,\cdots)を満たすとする。Sn=∑k=1nakS_{n}=\displaystyle\sum_{k=1}^{n}a_{k}とおくとき、lim⁡n→∞Snnn\displaystyle\lim_{n\to\infty}\dfrac{S_{n}}{n\sqrt{n}}を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

与えられた二乗和の差からana_{n}を明示する。増加関数4x−1\sqrt{4x-1}について単位区間ごとの積分比較を行い、原始関数による上下評価をn3/2n^{3/2}で割ってはさみうちを使う。

解答

(1)
Tn=∑k=1nak2=2n2+nT_n=\sum_{k=1}^{n}a_k^2=2n^2+n とおき、T0=0T_0=0 とする。n≧1n\geqq1 について
an2=Tn−Tn−1=(2n2+n)−{2(n−1)2+(n−1)}=4n−1. a_n^2=T_n-T_{n-1} =(2n^2+n)-\{2(n-1)^2+(n-1)\} =4n-1.
すべての ana_n は正だから
an=4n−1. a_n=\sqrt{4n-1}.

(2)
g(x)=4x−1g(x)=\sqrt{4x-1} とおく。x≧1x\geqq1 で gg は増加関数であり、各整数 k≧1k\geqq1 について
g(k)≦∫kk+1g(x) dx≦g(k+1) g(k)\leqq \int_k^{k+1}g(x)\,dx\leqq g(k+1)
が成り立つ。これを足し合わせると
∫1ng(x) dx≦∑k=2ng(k)≦Sn≦∑k=1ng(k)≦∫1n+1g(x) dx. \int_1^n g(x)\,dx\leqq\sum_{k=2}^{n}g(k)\leqq S_n \leqq\sum_{k=1}^{n}g(k)\leqq\int_1^{n+1}g(x)\,dx.
置換 u=4x−1u=4x-1 により
∫g(x) dx=16(4x−1)3/2 \int g(x)\,dx=\frac16(4x-1)^{3/2}
だから
(4n−1)3/2−336≦Sn≦(4n+3)3/2−336. \frac{(4n-1)^{3/2}-3\sqrt3}{6} \leqq S_n\leqq \frac{(4n+3)^{3/2}-3\sqrt3}{6}.
nn=n3/2n\sqrt n=n^{3/2} で割ると
16(4−1n)3/2−336n3/2≦Snnn≦16(4+3n)3/2−336n3/2. \frac16\left(4-\frac1n\right)^{3/2} -\frac{3\sqrt3}{6n^{3/2}} \leqq\frac{S_n}{n\sqrt n}\leqq \frac16\left(4+\frac3n\right)^{3/2} -\frac{3\sqrt3}{6n^{3/2}}.
両端は n→∞n\to\infty でともに 8/6=4/38/6=4/3 に収束する。したがってはさみうちの原理より
lim⁡n→∞Snnn=43. \boxed{\lim_{n\to\infty}\frac{S_n}{n\sqrt n}=\frac43}.

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 総和記号と数列の和
  • 階差・和の利用
  • 数列の極限
  • 関数の極限
  • 無理関数の性質
  • 置換積分法
  • 不定積分・定積分の性質

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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