藤田医科大学/2023年度/前期

1藤田医科大学 2023年 数学 第1問解答・解説

数と式二次関数いろいろな式三角関数指数関数・対数関数微分・積分の考え極限微分法積分法場合の数と確率数列

1問題

藤田医科大学2023年度第1問
次の問いに答えよ。

(1) U={x∣x は 2 以上 28 以下の自然数}U=\{x\mid x\text{ は }2\text{ 以上 }28\text{ 以下の自然数}\}を全体集合とする。UUの部分集合
A={x∣x は偶数},B={x∣x は 3 で割ると 1 余る}, A=\{x\mid x\text{ は偶数}\},\qquad B=\{x\mid x\text{ は }3\text{ で割ると }1\text{ 余る}\},
C={x∣x と 2023 は 1 以外に正の公約数を持たない} C=\{x\mid x\text{ と }2023\text{ は }1\text{ 以外に正の公約数を持たない}\}
について、次の集合の要素の個数を求めよ。ただし、n(X)n(X)は集合XXの要素の個数を表す。
n(A∩B)=ア,n(A‾∩B)=イ,n(A‾∩B‾)=ウ,n(A∪B‾)=エ, n(A\cap B)=\boxed{\text{ア}},\quad n(\overline{A}\cap B)=\boxed{\text{イ}},\quad n(\overline{A}\cap\overline{B})=\boxed{\text{ウ}},\quad n(\overline{A\cup B})=\boxed{\text{エ}},
n(A∩B∩C)=オ,n(A∩B∩C‾)=カ,n(A∪B∪C‾)=キ. n(A\cap B\cap C)=\boxed{\text{オ}},\quad n(A\cap B\cap\overline{C})=\boxed{\text{カ}},\quad n(\overline{A\cup B\cup C})=\boxed{\text{キ}}.

(2) lim⁡x→∞(x2−xx2−5)=クケ \lim_{x\to\infty}\left(x^2-x\sqrt{x^2-5}\right)=\frac{\boxed{\text{ク}}}{\boxed{\text{ケ}}}
である。

(3) 曲線 y=2xx (0≦x≦53)y=2x\sqrt{x}\ \left(0\leqq x\leqq\frac{5}{3}\right) の長さは コサシ\frac{\boxed{\text{コサ}}}{\boxed{\text{シ}}} である。

(4) (1+i)n=(1−i)n(1+i)^n=(1-i)^n をみたす 20232023 以下の正の整数 nn は スセソ\boxed{\text{スセソ}} 個ある。ただし、ii は虚数単位である。

(5) 関数 f(x)=log⁡∣tan⁡4x∣f(x)=\log|\tan 4x| の x=π48x=\frac{\pi}{48} における微分係数は タチ\boxed{\text{タチ}} である。

(6) α=6+25\alpha=\sqrt{6+2\sqrt{5}} のとき、
α5−α4−12α3+12α2+16α=ツテ \alpha^5-\alpha^4-12\alpha^3+12\alpha^2+16\alpha=\boxed{\text{ツテ}}
である。

(7) f(x)=sin⁡33xsin⁡33x+cos⁡33xf(x)=\frac{\sin^3 3x}{\sin^3 3x+\cos^3 3x} について、
∫0π6{f(x)−f(π6−x)} dx=ト \int_0^{\frac{\pi}{6}}\left\{f(x)-f\left(\frac{\pi}{6}-x\right)\right\}\,dx=\boxed{\text{ト}}
であるから、
∫0π6f(x) dx=πナニ \int_0^{\frac{\pi}{6}}f(x)\,dx=\frac{\pi}{\boxed{\text{ナニ}}}
である。

(8) 3個のサイコロを同時に振るとき、出た目の和が8以下になる確率は ヌネノ\frac{\boxed{\text{ヌ}}}{\boxed{\text{ネノ}}}、出た目の積が12以下になる確率は ハヒフ\frac{\boxed{\text{ハ}}}{\boxed{\text{ヒフ}}} である。

(9) xxを実数とする。命題「x2−9x+20<0⟹x2−2(k−1)x+k2−2k−8≦0x^2-9x+20<0\Longrightarrow x^2-2(k-1)x+k^2-2k-8\leqq0」が真となる kk の範囲は ヘ≦k≦ホ\boxed{\text{ヘ}}\leqq k\leqq\boxed{\text{ホ}} である。

(10) 数列 {ak}\{a_k\} が k≧1k\geqq1 で ak>0a_k>0、aka_k の第1項から第nn項までの和 SnS_n が
Sn=12(an+n3an) S_n=\frac{1}{2}\left(a_n+\frac{n^3}{a_n}\right)
であるとき、S5=マミ,S20=ムメモS_5=\boxed{\text{マミ}},\quad S_{20}=\boxed{\text{ムメモ}} である。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    (5,4,9,9,4,1,2).(5,4,9,9,4,1,2).
  • (2)
    52.\frac52.
  • (3)
    143.\frac{14}{3}.
  • (4)
    505.505.
  • (5)
    16.16.
  • (6)
    16.16.
  • (7)
    0, π12.0,\ \frac{\pi}{12}.
  • (8)
    727, 727.\frac7{27},\ \frac7{27}.
  • (9)
    3≦k≦8.3\leqq k\leqq8.
  • (10)
    S5=15, S20=210.S_5=15,\ S_{20}=210.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

集合・極限・微分積分・複素数・確率・命題・数列を各小問の基本定義に戻して計算し、必要な個数や極限を直接確かめる。

解答

(1) 全体集合は U={2,3,…,28}U=\{2,3,\ldots,28\} で n(U)=27n(U)=27。A∩B={4,10,16,22,28},A‾∩B={7,13,19,25}. A\cap B=\{4,10,16,22,28\},\qquad \overline A\cap B=\{7,13,19,25\}.
UU の奇数は13個なので,A‾∩B‾\overline A\cap\overline B は 13−4=913-4=9 個であり,A∪B‾=A‾∩B‾\overline{A\cup B}=\overline A\cap\overline B も9個。さらに 2023=7⋅1722023=7\cdot17^2 なので,UU のうち CC に属さない数は 7,14,17,21,287,14,17,21,28。従って
A∩B∩C={4,10,16,22}(4個),A∩B∩C‾={28}(1個). A\cap B\cap C=\{4,10,16,22\}\quad(4\text{個}),\qquad A\cap B\cap\overline C=\{28\}\quad(1\text{個}).
A∪B∪C‾=A‾∩B‾∩C‾\overline{A\cup B\cup C}=\overline A\cap\overline B\cap\overline C に属するのは 17,2117,21 の2個である。よって
(ア,イ,ウ,エ,オ,カ,キ)=(5,4,9,9,4,1,2). (\text{ア},\text{イ},\text{ウ},\text{エ},\text{オ},\text{カ},\text{キ})=(5,4,9,9,4,1,2).

(2) x>0x>0 として有理化すると
x2−xx2−5=x4−x2(x2−5)x2+xx2−5=51+1−5/x2. x^2-x\sqrt{x^2-5} =\frac{x^4-x^2(x^2-5)}{x^2+x\sqrt{x^2-5}} =\frac{5}{1+\sqrt{1-5/x^2}}.
x→+∞x\to+\infty で右辺は 5/25/2 に近づく。

(3) y=2x3/2y=2x^{3/2} なので y′=3xy'=3\sqrt{x}。弧長は
∫05/31+(y′)2 dx=∫05/31+9x dx=[227(1+9x)3/2]05/3=227(64−1)=143. \int_0^{5/3}\sqrt{1+(y')^2}\,dx =\int_0^{5/3}\sqrt{1+9x}\,dx =\left[\frac{2}{27}(1+9x)^{3/2}\right]_0^{5/3} =\frac{2}{27}(64-1)=\frac{14}{3}.

(4) (1−i)≠0(1-i)\neq0 だから
(1+i)n=(1−i)nであるための必要十分条件は(1+i1−i)n=1. (1+i)^n=(1-i)^n \text{であるための必要十分条件は} \left(\frac{1+i}{1-i}\right)^n=1.
1+i1−i=i\frac{1+i}{1-i}=i より in=1i^n=1,すなわち nn は4の倍数である。2023以下の正の4の倍数は 4,8,…,4⋅5054,8,\ldots,4\cdot505 の505個。

(5) x=π/48x=\pi/48 では tan⁡4x≠0\tan4x\neq0 であり,
ddxlog⁡∣tan⁡4x∣=4sin⁡4xcos⁡4x=8sin⁡8x. \frac{d}{dx}\log|\tan4x| =\frac{4}{\sin4x\cos4x} =\frac{8}{\sin8x}.
8x=π/68x=\pi/6 だから微分係数は 8/(1/2)=168/(1/2)=16。

(6) α=1+5\alpha=1+\sqrt5 なので α2=2α+4\alpha^2=2\alpha+4。これを用いると
α3=8α+8,α4=24α+32,α5=80α+96. \alpha^3=8\alpha+8,\quad \alpha^4=24\alpha+32,\quad \alpha^5=80\alpha+96.
よって与式は
(80α+96)−(24α+32)−12(8α+8)+12(2α+4)+16α=16. (80\alpha+96)-(24\alpha+32)-12(8\alpha+8)+12(2\alpha+4)+16\alpha=16.

(7) 0≦x≦π/60\leqq x\leqq\pi/6 で分母は正であり,
f ⁣(π6−x)=cos⁡33xcos⁡33x+sin⁡33x,f(x)+f ⁣(π6−x)=1. f\!\left(\frac{\pi}{6}-x\right) =\frac{\cos^3 3x}{\cos^3 3x+\sin^3 3x},\qquad f(x)+f\!\left(\frac{\pi}{6}-x\right)=1.
また置換 u=π/6−xu=\pi/6-x より ∫0π/6f(π/6−x)dx=∫0π/6f(x)dx\int_0^{\pi/6}f(\pi/6-x)dx=\int_0^{\pi/6}f(x)dx。従って差の積分は0で,和の積分は π/6\pi/6 だから
∫0π/6{f(x)−f(π6−x)}dx=0,∫0π/6f(x)dx=π12. \int_0^{\pi/6}\left\{f(x)-f\left(\frac{\pi}{6}-x\right)\right\}dx=0,\qquad \int_0^{\pi/6}f(x)dx=\frac{\pi}{12}.

(8) 和が s=3,4,…,8s=3,4,\ldots,8 となる出方は,a+b+c=sa+b+c=s を a,b,c≧1a,b,c\geqq1 の整数解として数えれば s−1C2{}_{s-1}\mathrm{C}_{2} 通りである。この範囲では各目は6以下なので上限の制約は生じない。従って該当数は
∑s=38s−1C2=1+3+6+10+15+21=56 \sum_{s=3}^{8}{}_{s-1}\mathrm{C}_{2}=1+3+6+10+15+21=56
で,確率は 56/63=7/2756/6^3=7/27。
積が12以下となる出方は,固定した a,ba,b に対し cc の個数が min⁡(6,[12/(ab)])\min(6,[12/(ab)]) である。これを全組について表にすると
a\b123456計16643222326321111434211008431100055210000362100003計56 \begin{array}{c|rrrrrr|r} a\backslash b&1&2&3&4&5&6&\text{計}\\\hline 1&6&6&4&3&2&2&23\\ 2&6&3&2&1&1&1&14\\ 3&4&2&1&1&0&0&8\\ 4&3&1&1&0&0&0&5\\ 5&2&1&0&0&0&0&3\\ 6&2&1&0&0&0&0&3\\\hline \text{計}&&&&&&&56 \end{array}
よって積の確率も 56/216=7/2756/216=7/27。

(9) 前件は (x−4)(x−5)<0(x-4)(x-5)<0,すなわち 4<x<54<x<5。後件の左辺は
x2−2(k−1)x+k2−2k−8=(x−(k−1))2−9 x^2-2(k-1)x+k^2-2k-8=(x-(k-1))^2-9
だから,後件が成り立つのは k−4≦x≦k+2k-4\leqq x\leqq k+2 のときである。これがすべての 4<x<54<x<5 を含む条件は
k−4≦4,k+2≧5, k-4\leqq4,\qquad k+2\geqq5,
従って 3≦k≦83\leqq k\leqq8。k=3k=3では後件を満たす範囲は[−1,5][-1,5]、k=8k=8では[4,10][4,10]となり、いずれも前件の範囲(4,5)(4,5)を含むので、両端の等号も許される。

(10) S0=0, Sn=Sn−1+anS_0=0,\ S_n=S_{n-1}+a_n とおく。与式を2倍し,この関係を代入すると
2Sn−1+2an=an+n3anより2Sn−1an+an2=n3よりSn2−Sn−12=n3. 2S_{n-1}+2a_n=a_n+\frac{n^3}{a_n} \quad\text{より}\quad 2S_{n-1}a_n+a_n^2=n^3 \quad\text{より}\quad S_n^2-S_{n-1}^2=n^3.
従って Sn2=∑k=1nk3S_n^2=\sum_{k=1}^n k^3。各項について
k3=(k(k+1)2)2−((k−1)k2)2 k^3=\left(\frac{k(k+1)}2\right)^2-\left(\frac{(k-1)k}2\right)^2
なので望遠和により Sn2={n(n+1)/2}2S_n^2=\{n(n+1)/2\}^2。Sn>0S_n>0 より Sn=n(n+1)/2S_n=n(n+1)/2。したがって S5=15, S20=210S_5=15,\ S_{20}=210。また差 an=Sn−Sn−1=n>0a_n=S_n-S_{n-1}=n>0 は仮定とも一致する。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 命題と必要十分条件
  • 二次不等式とグラフ
  • 集合と包含
  • 複素数の四則演算
  • 定積分
  • 対数とその性質
  • 曲線の長さ
  • 指数・対数関数の微分
  • 関数の極限
  • 不定積分・定積分の性質
  • 三角関数の微分
  • 和の法則
  • 積の法則
  • 組合せ
  • 確率の基本法則
  • 総和記号と数列の和
  • 階差・和の利用

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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