大阪公立大学/2023年度/前期
3大阪公立大学 2023年 数学 第3問解答・解説
二次関数指数関数・対数関数極限微分法積分法数列
1問題
大阪公立大学2023年度第3問
次の問いに答えよ。
問1
a,b は実数とし、
f(x) は
a,b が属する開区間で定義された関数とする。
f(x) が連続な第2次導関数
f′′(x) をもつとき、次の等式を証明せよ。
∫ab(b−x)(x−a)f′′(x)dx=(b−a)(f(a)+f(b))−2∫abf(x)dx 問2
t を正の実数とする。次の不等式を証明せよ。
0≦∫tt+1logxdx−21(logt+log(t+1))≦81(t1−t+11) 問3 次で定まる数列
{an} に対し、極限値
n→∞limlognan を求めよ。
an=log(n!)−nlogn+n(n=1,2,3,⋯)
まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
解答
第3問
(1)
q(x)=(b−x)(x−a) とおくと
q(a)=q(b)=0,q′(a)=b−a,q′(b)=a−b,q′′(x)=−2.部分積分を2回用いると
∫abq(x)f′′(x)dx=[q(x)f′(x)]ab−∫abq′(x)f′(x)dx=−[q′(x)f(x)]ab+∫abq′′(x)f(x)dx=−{(a−b)f(b)−(b−a)f(a)}−2∫abf(x)dx=(b−a){f(a)+f(b)}−2∫abf(x)dx.∫abq(x)f′′(x)dx=[q(x)f′(x)]ab−∫abq′(x)f′(x)dx=−[q′(x)f(x)]ab+∫abq′′(x)f(x)dx=−{(a−b)f(b)−(b−a)f(a)}−2∫abf(x)dx=(b−a){f(a)+f(b)}−2∫abf(x)dx.これは示すべき等式である。
(2)
f(x)=logx とし、問1を
a=t, b=t+1 に適用する。
f′′(x)=−1/x2 なので、求める差を
I=∫tt+1logxdx−21{logt+log(t+1)}とおけば
I=21∫tt+1x2(t+1−x)(x−t)dx.ここで
u=x−t とすると
0≦u≦1 であり、
(t+1−x)(x−t)=u(1−u)≧0,u(1−u)≦41,x≧t>0.従って
0≦I≦81∫tt+1x2dx=81(t1−t+11),となり、両側の不等式が示された。
(3)
問2の差を
Ik と書くと、任意の自然数
k に対し
0≦Ik=∫kk+1logxdx−21{logk+log(k+1)}≦81(k1−k+11).これを
k=1,2,⋯,n−1 について加える。台形和は
k=1∑n−12logk+log(k+1)=k=2∑n−1logk+21logn=log(n!)−21lognであり、また
∫1nlogxdx=nlogn−n+1.従って
k=1∑n−1Ik=∫1nlogxdx−log(n!)+21lognより
an=1+21logn−k=1∑n−1Ik.上の評価を足すと、
n≧2 について
1+21logn−81(1−n1)≦an≦1+21logn.logn>0 で割り、
n→∞ とすると、両端とも
1/2 に収束する。はさみうちの原理により
n→∞limlognan=21である。
読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。
この問題で使う考え方
- 部分積分法
- 第二次導関数
- 指数・対数関数の微分
- 二次関数の最大・最小
- 不定積分・定積分の性質
- 三角・指数・対数関数等の積分
- 総和記号と数列の和
- 階差・和の利用
- 対数とその性質
- 数列の極限
答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。
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