大阪大学/2026年度/前期

4大阪大学 2026年 数学 第4問解答・解説

微分法積分法極限指数関数・対数関数三角関数

1問題

大阪大学2026年度第4問
実数 xx に対して f(x)=e−xcos⁡xf(x)=e^{-x}\cos x とする。ただし、ee は自然対数の底である。 

(1) 0≦x≦π20\leqq x\leqq \dfrac{\pi}{2} のとき、不等式 1−x≦f(x)≦11-x\leqq f(x)\leqq 1 が成り立つことを示せ。 

(2) 0<a≦π20<a\leqq\dfrac{\pi}{2} をみたす実数 aa に対して
I(a)=∫0a(x+a)f(x)x2+a2 dx I(a)=\int_0^a \frac{(x+a)f(x)}{x^2+a^2}\,dx
とするとき、lim⁡a→+0I(a)\displaystyle \lim_{a\to+0} I(a) を求めよ。 
(配点率 20%)

まずは自分で解いてみましょう。解けたら、または詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1) g(x)=e−x(cos⁡x+sin⁡x)g(x)=e^{-x}(\cos x+\sin x) とおくと g′(x)=−2e−xsin⁡x≦0g'(x)=-2e^{-x}\sin x\leqq0。従って g(x)≦g(0)=1g(x)\leqq g(0)=1。
f′(x)=−g(x)f'(x)=-g(x) だから (f(x)+x−1)′=1−g(x)≧0(f(x)+x-1)'=1-g(x)\geqq0 であり,x=0x=0 で0なので 1−x≦f(x)1-x\leqq f(x)。
また 0≦cos⁡x≦10\leqq\cos x\leqq1 と 0<e−x≦10<e^{-x}\leqq1 より f(x)≦1f(x)\leqq1。
(2) x=atx=at と置換すると
I(a)=∫011+t1+t2f(at) dt.I(a)=\int_0^1\frac{1+t}{1+t^2}f(at)\,dt.
1−at≦f(at)≦11-at\leqq f(at)\leqq1 を正の重み (1+t)/(1+t2)(1+t)/(1+t^2) とともに積分すれば,J=∫01(1+t)/(1+t2) dtJ=\int_0^1(1+t)/(1+t^2)\,dt として
0≦J−I(a)≦a∫01t(1+t)1+t2 dt.0\leqq J-I(a)\leqq a\int_0^1\frac{t(1+t)}{1+t^2}\,dt.
よって極限は JJ。
∫01t1+t2 dt=12log⁡2.\int_0^1\frac{t}{1+t^2}\,dt=\frac12\log2.
残る積分では t=tan⁡ut=\tan u(0≦u≦π/40\leqq u\leqq\pi/4)とおくと dt=(1+tan⁡2u)dudt=(1+\tan^2u)du なので ∫01dt/(1+t2)=π/4\int_0^1dt/(1+t^2)=\pi/4。
従って求める極限は 12log⁡2+π4\frac12\log2+\frac\pi4。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 指数関数のグラフ・増減
  • 三角関数の周期・グラフ
  • 三角関数の微分
  • 指数・対数関数の微分
  • 置換積分法
  • 不定積分・定積分の性質
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 関数の極限

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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