大阪医科薬科大学/2025年度/後期

1大阪医科薬科大学 2025年 数学 第1問解答・解説

微分法数列極限

難易度必答 レベル 4/10 目安 20分編集部の評価

対象医学部医学科

1問題

大阪医科薬科大学2025年度第1問
関数 f(x)f(x) を f(x)=12(x+9x)f(x)=\dfrac{1}{2}\left(x+\dfrac{9}{x}\right) と定め、y=f(x)y=f(x) のグラフを曲線 CC とする。次の問いに答えよ。

(1) 関数 f(x)f(x) の増減、極値、グラフの漸近線を調べ、曲線 CC の概形をかけ。

(2) 曲線 CC 上の点 A1, A2, ⋯ , An, ⋯\mathrm{A}_{1},\,\mathrm{A}_{2},\,\cdots,\,\mathrm{A}_{n},\,\cdots および直線 y=12xy=\dfrac{1}{2}x 上の点 B1, B2, ⋯ , Bn, ⋯\mathrm{B}_{1},\,\mathrm{B}_{2},\,\cdots,\,\mathrm{B}_{n},\,\cdots を次のように定める。A1(1, f(1))\mathrm{A}_{1}(1,\,f(1)) とする。n=1, 2, 3, ⋯n=1,\,2,\,3,\,\cdots に対して、点 An\mathrm{A}_{n} を通り yy 軸に平行な直線と直線 y=12xy=\dfrac{1}{2}x との交点を Bn\mathrm{B}_{n}、点 Bn\mathrm{B}_{n} から曲線 CC に接線を引いて接点を An+1\mathrm{A}_{n+1} とする。

(i) An(an, f(an)) (n=1, 2, 3, ⋯ )\mathrm{A}_{n}(a_{n},\,f(a_{n}))\ (n=1,\,2,\,3,\,\cdots) とするとき、an+1a_{n+1} を ana_{n} で表せ。また、数列 {an}\{a_{n}\} の一般項を求めよ。

(ii) bn=(log⁡2a2n)⋅(log⁡2a2n+2)b_{n}=(\log_{2}a_{2n})\cdot(\log_{2}a_{2n+2}) とするとき、無限級数 ∑n=1∞1bn\displaystyle\sum_{n=1}^{\infty}\dfrac{1}{b_{n}} の和を求めよ。

出典:大阪医科薬科大学 2025年度 後期 数学 第1問

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    x<−3, x>3x<-3,\,x>3 で増加、−3<x<0, 0<x<3-3<x<0,\,0<x<3 で減少。極大値 f(−3)=−3f(-3)=-3、極小値 f(3)=3f(3)=3。漸近線は x=0x=0 と y=12xy=\dfrac{1}{2}x(原点対称の双曲線状のグラフ)
  • (2)(i)
    an+1=12ana_{n+1}=\dfrac{1}{2}a_{n}、an=(12)n−1a_{n}=\left(\dfrac{1}{2}\right)^{n-1}
  • (2)(ii)
    12\dfrac{1}{2}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

接点 ss の接線が Bn(a, a2)\mathrm{B}_{n}\left(a,\,\dfrac{a}{2}\right) を通る条件を計算すると、s=a2s=\dfrac{a}{2} がただ1つ出る。(ii) は log⁡2an=1−n\log_{2}a_{n}=1-n で、部分分数に分けて和をとる。

解答

(1) f′(x)=12(1−9x2)=(x−3)(x+3)2x2f'(x)=\dfrac{1}{2}\left(1-\dfrac{9}{x^{2}}\right)=\dfrac{(x-3)(x+3)}{2x^{2}}。x<−3x<-3、x>3x>3 で増加、−3<x<0-3<x<0、0<x<30<x<3 で減少。極大値 f(−3)=−3f(-3)=-3、極小値 f(3)=3f(3)=3。x→±0x\to\pm0 で f(x)→±∞f(x)\to\pm\infty なので x=0x=0 が漸近線、f(x)−x2=92x→0f(x)-\dfrac{x}{2}=\dfrac{9}{2x}\to0 なので y=x2y=\dfrac{x}{2} も漸近線。ff は奇関数で、グラフは原点に関して対称。

(2)(i) 接点を (s, f(s))(s,\,f(s)) とすると接線は y=12(1−9s2)(x−s)+12(s+9s)y=\dfrac{1}{2}\left(1-\dfrac{9}{s^{2}}\right)(x-s)+\dfrac{1}{2}\left(s+\dfrac{9}{s}\right)。これが Bn(a, a2)\mathrm{B}_{n}\left(a,\,\dfrac{a}{2}\right)(a=ana=a_{n})を通る条件は
a=(1−9s2)(a−s)+s+9s  ⟺  0=−9as2+18s  ⟺  s=a2. a=\left(1-\dfrac{9}{s^{2}}\right)(a-s)+s+\dfrac{9}{s}\iff0=-\dfrac{9a}{s^{2}}+\dfrac{18}{s}\iff s=\dfrac{a}{2}.
よって an+1=12ana_{n+1}=\dfrac{1}{2}a_{n}、a1=1a_{1}=1 より an=(12)n−1a_{n}=\left(\dfrac{1}{2}\right)^{n-1}。

(ii) log⁡2an=1−n\log_{2}a_{n}=1-n より bn=(1−2n)(−1−2n)=(2n−1)(2n+1)b_{n}=(1-2n)(-1-2n)=(2n-1)(2n+1)。
∑n=1N1(2n−1)(2n+1)=12∑n=1N(12n−1−12n+1)=12(1−12N+1)→12. \displaystyle\sum_{n=1}^{N}\dfrac{1}{(2n-1)(2n+1)}=\dfrac{1}{2}\sum_{n=1}^{N}\left(\dfrac{1}{2n-1}-\dfrac{1}{2n+1}\right)=\dfrac{1}{2}\left(1-\dfrac{1}{2N+1}\right)\to\dfrac{1}{2}.

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 増減と漸近線
  • 接線の条件
  • 部分分数と無限級数

答えと解答は編集部が AI で作成したもので、大学が公表したものではありません。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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