関西医科大学/2024年度/後期

1関西医科大学 2024年 数学 第1問解答・解説

場合の数と確率

難易度勝負 レベル 5/10 目安 20分編集部の評価

対象医学部医学科

1問題

関西医科大学2024年度第1問
表裏のある6枚のカードを横一列にすべて裏向きで並べる。この6枚のカードに対して、次の3つの操作を、操作1、操作2、操作3の順に行う。

・操作1:6枚のカードの中から1枚のカードを無作為に選んで裏返す。
・操作2:6枚のカードの中から、隣り合う2枚のカードを無作為に選び、これら2枚のカードを裏返す。
・操作3:6枚のカードの中から、連続して並ぶ3枚のカードを無作為に選び、これら3枚のカードを裏返す。

ここで、カードを裏返すとは、表を向いているカードは裏を向け、裏を向いているカードは表を向けることを意味する。以下の確率を求めよ。なお、各設問の答えは既約分数で表すこと。

(1) 操作2が終了した時点でちょうど3枚のカードが表を向いている確率

(2) 操作3が終了した時、6枚のカードがすべて表を向いている確率

(3) 操作3が終了した時、ちょうど4枚のカードが表を向いている確率

(4) 操作3が終了した時、ちょうど2枚のカードが表を向いている確率

出典:関西医科大学 2024年度 後期 数学 第1問

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    23\dfrac{2}{3}
  • (2)
    120\dfrac{1}{20}
  • (3)
    25\dfrac{2}{5}
  • (4)
    2960\dfrac{29}{60}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

選び方は操作1が6通り、操作2が5通り、操作3が4通りで、全 120120 通りが同様に確からしい。左から1〜6の番号を付け、表のカードの集合を追う。操作2のあとの表の枚数は1枚か3枚。(3)(4) は「表の集合と操作3の3枚の共通部分の大きさ」の合計を数えると楽になる。

解答

カードに左から1〜6の番号を付ける。操作1の選び方6通り、操作2の5通り、操作3の4通りの計 120120 通りは同様に確からしい。操作2のあとの表のカードの集合を UU、操作3で選ぶ3枚を TT とする。

(1) 操作1で表にしたカード ii が、操作2の2枚に含まれれば表は1枚、含まれなければ3枚。ii を含む隣り合う2枚は、i=1,6i=1,6 なら1通り、それ以外は2通りなので、含まれる場合は 1+2+2+2+2+1=101+2+2+2+2+1=10 通り(全30通り中)。よって表が3枚の確率は 1−1030=231-\dfrac{10}{30}=\dfrac{2}{3}。

(2) すべて表になるのは、UU の補集合がちょうど TT のとき、つまり UU が3枚で、その補集合が連続する3枚のとき。U={4,5,6}U=\{4,5,6\}(i=4i=4 と {5,6}\{5,6\}、i=6i=6 と {4,5}\{4,5\})、U={1,5,6}U=\{1,5,6\}(i=1i=1 と {5,6}\{5,6\})、U={1,2,6}U=\{1,2,6\}(i=6i=6 と {1,2}\{1,2\})、U={1,2,3}U=\{1,2,3\}(2通り)の計6通りで、そのたびに TT は1通り。よって 6120=120\dfrac{6}{120}=\dfrac{1}{20}。

(3)(4) 操作3のあとの表の枚数は ∣U∣+3−2∣U∩T∣|U|+3-2|U\cap T|。

∣U∣=1|U|=1 のとき(10×4=4010\times4=40 通り):U={j}U=\{j\} で、表は j∈Tj\in T なら2枚、そうでなければ4枚。jj は1, 6 が1回ずつ、2〜5 が2回ずつ現れ、jj を含む TT の数は j=1,⋯ ,6j=1,\cdots,6 の順に 1,2,3,3,2,11,2,3,3,2,1。よって j∈Tj\in T となるのは 1+4+6+6+4+1=221+4+6+6+4+1=22 通りで、2枚が22通り、4枚が18通り。

∣U∣=3|U|=3 のとき(20×4=8020\times4=80 通り):表は 6−2∣U∩T∣6-2|U\cap T| 枚。∣U∩T∣=3|U\cap T|=3(0枚)は UU が連続する3枚のときで、そのような (i,2枚)(i,\text{2枚}) は8通り、TT は1通りずつで8通り。∣U∩T∣=0|U\cap T|=0(6枚)は (2) の6通り。残り66通りのうち ∣U∩T∣=2|U\cap T|=2 を pp 通り、=1=1 を qq 通りとする。

∣U∩T∣|U\cap T| の合計は、各カード x∈Ux\in U を含む TT の数(1,2,3,3,2,11,2,3,3,2,1)を足して求められる。ii の寄与は ∑(2枚に含まれない場合の数)×(重み)=1⋅4+2⋅3+3⋅3+3⋅3+2⋅3+1⋅4=38\sum(\text{2枚に含まれない場合の数})\times(\text{重み})=1\cdot4+2\cdot3+3\cdot3+3\cdot3+2\cdot3+1\cdot4=38、2枚の寄与は (3+5+6+5+3)×4=88(3+5+6+5+3)\times4=88 で、合計 126。よって
3⋅8+2p+q=126,p+q=66 3\cdot8+2p+q=126,\qquad p+q=66
から p=36p=36、q=30q=30。

まとめると、4枚は 18+30=4818+30=48 通りで 48120=25\dfrac{48}{120}=\dfrac{2}{5}、2枚は 22+36=5822+36=58 通りで 58120=2960\dfrac{58}{120}=\dfrac{29}{60}。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 全事象を数える
  • 場合分け
  • 重み付きの数え上げ

答えと解答は編集部が AI で作成したもので、大学が公表したものではありません。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

この問題、本番の試験なら?

まだない教材・つくるか検討中

関西医科大学 数学 解き方の作戦パック

  • 過去 10 年分の全大問に、レベル・目安時間・「必答/勝負/捨て可」
  • 年度ごとの「この順番で解く」と時間配分
  • 各問の発想の由来と、ほかの大学の似た問題

押すだけ・無料・登録なし

見本:東京大学 2026 年度の作戦を見る →

次にやること

同じ年度の次の問題第2問へ進む積分法・指数関数・対数関数

関西医科大学のほかの年度

似た問題を、ほかの大学で