山口大学/2022年度/前期

4山口大学 2022年 数学 第4問解答・解説

数学と人間の活動(整数)

1問題

山口大学2022年度第4問
整数全体を定義域とし、整数を値にとる関数 f(n)f(n) が、次の条件1、2を満たしているとする。
条件1 f(0)=0f(0)=0
条件2 任意の整数 nn に対し、f(3+n)=f(3−n)f(3+n)=f(3-n) かつ f(7+n)=f(7−n)f(7+n)=f(7-n) が成り立つ。
整数全体を定義域とする関数 g(n),h(n)g(n),h(n) をそれぞれ、g(n)=6−n, h(n)=14−ng(n)=6-n,\ h(n)=14-n とするとき、次の問いに答えなさい。

(1) 合成関数 (h∘g)(n)(h\circ g)(n) と (g∘h)(n)(g\circ h)(n) を求めなさい。

(2) 任意の整数 nn に対し、2つの等式 (f∘g)(n)=f(n)(f\circ g)(n)=f(n) と (f∘h)(n)=f(n)(f\circ h)(n)=f(n) が成り立つことを示しなさい。

(3) f(2022)=0f(2022)=0 であることを示しなさい。

(4) 集合 AA を、関数 f(n)f(n) のとりうる値全体の集合、すなわち、A={f(n)∣n は整数}A=\{f(n)\mid n\text{ は整数}\} とする。このとき、集合 AA の要素の個数は5以下であることを示しなさい。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら、または詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

〔第4問〕

(1) 合成関数の定義から
(h∘g)(n)=h(6−n)=14−(6−n)=n+8,(g∘h)(n)=g(14−n)=6−(14−n)=n−8. (h\circ g)(n)=h(6-n)=14-(6-n)=n+8, \qquad (g\circ h)(n)=g(14-n)=6-(14-n)=n-8.

(2) 条件2の第1式に n−3n-3 を代入すると
f(n)=f(6−n)=(f∘g)(n). f(n)=f(6-n)=(f\circ g)(n).
条件2の第2式に n−7n-7 を代入すると
f(n)=f(14−n)=(f∘h)(n). f(n)=f(14-n)=(f\circ h)(n).
いずれも任意の整数 nn について成り立つ。

(3) (2)より、任意の整数 nn について
f(n)=f(6−n)=f(14−(6−n))=f(n+8). f(n)=f(6-n)=f\bigl(14-(6-n)\bigr)=f(n+8).
したがって8は ff の周期である。また、条件2の第1式に n=3n=3 を代入すると f(6)=f(0)=0f(6)=f(0)=0。
2022=6+8⋅252 2022=6+8\cdot252
なので、f(2022)=f(6)=0f(2022)=f(6)=0。

(4) 任意の整数 nn を n=8q+rn=8q+r(q は整数, 0≦r≦7q\text{ は整数},\ 0\leqq r\leqq7)と表す。8周期より f(n)=f(r)f(n)=f(r)。さらに条件2の第1式は8で割った余りについて
0↔6,1↔5,2↔4,3↔3,7↔7( mod 8) 0\leftrightarrow6,\qquad 1\leftrightarrow5,\qquad 2\leftrightarrow4, \qquad 3\leftrightarrow3,\qquad 7\leftrightarrow7 \quad(\bmod 8)
という対応を与える。従って、どの f(n)f(n) も
f(0), f(1), f(2), f(3), f(7) f(0),\ f(1),\ f(2),\ f(3),\ f(7)
のいずれかであり、値の集合 AA の要素数は高々5である。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 約数・倍数

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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