藤田医科大学/2022年度/前期

1藤田医科大学 2022年 数学 第1問解答・解説

データの分析いろいろな式二次関数数学と人間の活動(整数)場合の数と確率指数関数・対数関数三角関数数列極限ベクトル微分法積分法

1問題

藤田医科大学2022年度第1問
次の問いに答えよ。
(1) ある試験を行ったところ、1年生40名の平均得点は10点、分散は20、2年生60名の平均得点は25点、分散は20であった。2学年100名のデータを合わせた平均得点はアイ\boxed{\text{アイ}}点、分散はウエ\boxed{\text{ウエ}}である。
(2) (x−7)(x−5)(x+1)(x+7)=405(x-7)(x-5)(x+1)(x+7)=405の解のうち、整数解はオ\boxed{\text{オ}}とカ\boxed{\text{カ}}である。ただし、オ<カ\boxed{\text{オ}}<\boxed{\text{カ}}とする。
(3) 3個のサイコロを同時に投げるとき、出た目の積が8で割り切れる確率はキク\frac{\boxed{\text{キ}}}{\boxed{\text{ク}}}である。
(4) log⁡9x+4log⁡x3=3\log_{9}x+4\log_{x}3=3を満たす2桁の整数xxはケコ\boxed{\text{ケコ}}である。
(5) 実数xxに対し、4sin⁡2x−5sin⁡x−5cos⁡x+64\sin 2x-5\sin x-5\cos x+6はsin⁡x+cos⁡x=サシ\sin x+\cos x=\frac{\boxed{\text{サ}}}{\boxed{\text{シ}}}のとき最小となり、最小値はスセソ\frac{\boxed{\text{ス}}}{\boxed{\text{セソ}}}である。
(6) a1=5, an+1=3an+2a_{1}=5,\ a_{n+1}=3a_{n}+2で定義される数列を{an}\{a_{n}\}とすると、a16−a13a12−a9=タチ\frac{a_{16}-a_{13}}{a_{12}-a_{9}}=\boxed{\text{タチ}}である。
(7) lim⁡x→8x2−9x+8x3−2=ツテ\displaystyle\lim_{x\to8}\frac{x^{2}-9x+8}{\sqrt[3]{x}-2}=\boxed{\text{ツテ}}である。
(8) 平面に互いに平行でないベクトルa⃗,b⃗,c⃗\vec{a},\vec{b},\vec{c}があり、∣a⃗∣=∣b⃗∣=∣c⃗∣=1,3a⃗+5b⃗+6c⃗=0⃗|\vec{a}|=|\vec{b}|=|\vec{c}|=1,\quad 3\vec{a}+5\vec{b}+6\vec{c}=\vec{0}を満たすとき、内積a⃗⋅b⃗=トナニ\vec{a}\cdot\vec{b}=\frac{\boxed{\text{ト}}}{\boxed{\text{ナニ}}}である。
(9) a,ba,bを実数の定数とする。4次方程式x4+ax3+2x2+2x+b=0x^{4}+ax^{3}+2x^{2}+2x+b=0の解の1つが1+i1+iであるとき、実数解はヌネ\boxed{\text{ヌネ}}とレ\boxed{\text{レ}}である。ただし、iiは虚数単位である。
(10) 関数f(x)=(x−6)3(x−4)2(x+2)4f(x)=\sqrt[4]{\frac{(x-6)^{3}}{(x-4)^{2}(x+2)}}のx=7x=7における微分係数はハヒフ\frac{\boxed{\text{ハ}}}{\boxed{\text{ヒフ}}}である。
(11) ∫0π2sin⁡5x dx=ヘホマ\displaystyle\int_{0}^{\frac{\pi}{2}}\sin^{5}x\,dx=\frac{\boxed{\text{ヘ}}}{\boxed{\text{ホマ}}}である。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1) 2学年を合わせた平均と分散

全体の平均は人数で重み付けして
xˉ=40⋅10+60⋅25100=1900100=19. \bar x=\frac{40\cdot10+60\cdot25}{100} =\frac{1900}{100}=19.
分散は各学年内の偏差平方和と、学年平均と全体平均との偏差平方和を合わせて求める。
V=40⋅20+60⋅20+40(10−19)2+60(25−19)2100=2000+40⋅81+60⋅36100=7400100=74. \begin{aligned} V &=\frac{40\cdot20+60\cdot20 +40(10-19)^2+60(25-19)^2}{100}\\ &=\frac{2000+40\cdot81+60\cdot36}{100} =\frac{7400}{100}=74. \end{aligned}
したがって アイ=19, ウエ=74\boxed{\text{アイ}=19,\ \text{ウエ}=74}。

(2) 整数解

左辺をまとめると
(x−7)(x−5)(x+1)(x+7)−405=(x2−49)(x2−4x−5)−405=x4−4x3−54x2+196x−160=(x2−10x+16)(x2+6x−10). \begin{aligned} &(x-7)(x-5)(x+1)(x+7)-405\\ &=(x^2-49)(x^2-4x-5)-405\\ &=x^4-4x^3-54x^2+196x-160\\ &=(x^2-10x+16)(x^2+6x-10). \end{aligned}
よって方程式は
(x2−10x+16)(x2+6x−10)=0. (x^2-10x+16)(x^2+6x-10)=0.
前者の解は x=2,8x=2,8。後者の解は
x=−3±19 x=-3\pm\sqrt{19}
であり、19\sqrt{19} は整数でないから整数解ではない。従って整数解は 2<82<8 の2つで、
オ=2,カ=8. \boxed{\text{オ}=2,\quad\text{カ}=8}.

(3) 3個のさいころの積が8で割り切れる確率

1回の出目が持つ因数2の個数を考える。各さいころで、奇数 1,3,51,3,5 は3通り、因数2をちょうど1個持つ 2,62,6 は2通り、因数2を2個持つ 44 は1通りである。積が8で割り切れる条件は、3個の出目に含まれる因数2の個数の合計が3以上となること。

全 63=2166^3=216 通りから、合計が2以下の場合を引く。
合計0:33=27,合計1:3⋅2⋅32=54,合計2:3⋅1⋅32+3C2⋅22⋅3=27+36=63. \begin{array}{ll} \text{合計0:}&3^3=27,\\ \text{合計1:}&3\cdot2\cdot3^2=54,\\ \text{合計2:}&3\cdot1\cdot3^2+{}_{3}\mathrm{C}_{2}\cdot2^2\cdot3=27+36=63. \end{array}
合計2の内訳は、1個が4で残りが奇数の場合と、2個が2または6で残りが奇数の場合である。従って積が8で割り切れるのは
216−(27+54+63)=72 216-(27+54+63)=72
通りであり、確率は
72216=13. \frac{72}{216}=\boxed{\frac13}.
よって キ=1, ク=3\boxed{\text{キ}=1,\ \text{ク}=3}。

(4) 対数方程式

対数の条件は x>0, x≠1x>0,\ x\ne1。t=log⁡3xt=\log_3 x とおくと t≠0t\ne0 で、
log⁡9x=t2,log⁡x3=1t. \log_9x=\frac t2,\qquad \log_x3=\frac1t.
従って
t2+4t=3すなわちt2−6t+8=0すなわち(t−2)(t−4)=0. \frac t2+\frac4t=3 \quad\text{すなわち}\quad t^2-6t+8=0 \quad\text{すなわち}\quad (t-2)(t-4)=0.
よって x=32=9x=3^2=9 または x=34=81x=3^4=81。このうち2桁の整数は81だけなので
ケコ=81. \boxed{\text{ケコ}=81}.

(5) 三角関数式の最小値

s=sin⁡x+cos⁡xs=\sin x+\cos x とおくと
sin⁡2x=s2−1,−2≦s≦2. \sin2x=s^2-1,\qquad -\sqrt2\leqq s\leqq\sqrt2.
式は
4sin⁡2x−5sin⁡x−5cos⁡x+6=4s2−5s+2=4(s−58)2+716. 4\sin2x-5\sin x-5\cos x+6 =4s^2-5s+2 =4\left(s-\frac58\right)^2+\frac7{16}.
s=5/8s=5/8 は可能な範囲に含まれ(例えば sin⁡(x+π/4)=5/(82)\sin(x+\pi/4)=5/(8\sqrt2) を満たす実数 xx がある)、平方項が0となる。従って最小となる条件と最小値は
sin⁡x+cos⁡x=58,716. \boxed{\sin x+\cos x=\frac58},\qquad \boxed{\frac7{16}}.
よって サ=5, シ=8, ス=7, セソ=16\boxed{\text{サ}=5,\ \text{シ}=8,\ \text{ス}=7,\ \text{セソ}=16}。

(6) 数列の差の比

dn=an+1−and_n=a_{n+1}-a_n とおく。漸化式から
dn+1=an+2−an+1=(3an+1+2)−(3an+2)=3dn. d_{n+1}=a_{n+2}-a_{n+1} =(3a_{n+1}+2)-(3a_n+2)=3d_n.
したがって4段階進めば dn+4=34dn=81dnd_{n+4}=3^4d_n=81d_n。また
a16−a13=d13+d14+d15,a12−a9=d9+d10+d11. a_{16}-a_{13}=d_{13}+d_{14}+d_{15},\qquad a_{12}-a_9=d_9+d_{10}+d_{11}.
各分子側の項は対応する分母側の項の81倍なので比は81(分母は正)。よって
タチ=81. \boxed{\text{タチ}=81}.

(7) 極限

t=x3t=\sqrt[3]{x} とおくと t→2t\to2、x=t3x=t^3 である。分子を因数分解して
x2−9x+8=(x−8)(x−1)=(t−2)(t2+2t+4)(t3−1). x^2-9x+8=(x-8)(x-1) =(t-2)(t^2+2t+4)(t^3-1).
従って
lim⁡x→8x2−9x+8x3−2=(22+2⋅2+4)(23−1)=12⋅7=84. \lim_{x\to8}\frac{x^2-9x+8}{\sqrt[3]x-2} =(2^2+2\cdot2+4)(2^3-1)=12\cdot7=84.
よって ツテ=84\boxed{\text{ツテ}=84}。

(8) ベクトルの内積

条件 3a⃗+5b⃗+6c⃗=0⃗3\vec a+5\vec b+6\vec c=\vec0 より
6c⃗=−(3a⃗+5b⃗). 6\vec c=-(3\vec a+5\vec b).
両辺の長さを2乗し、各ベクトルの長さが1であることを使うと
36=∣3a⃗+5b⃗∣2=9+25+30(a⃗⋅b⃗). 36=|3\vec a+5\vec b|^2 =9+25+30(\vec a\cdot\vec b).
従って
a⃗⋅b⃗=36−3430=115,ト=1, ナニ=15. \vec a\cdot\vec b=\frac{36-34}{30}=\frac1{15}, \qquad \boxed{\text{ト}=1,\ \text{ナニ}=15}.

(9) 4次方程式の実数解

係数 a,ba,b は実数なので、1+i1+i が解なら共役な 1−i1-i も解である。対応する2次因子は
(x−(1+i))(x−(1−i))=x2−2x+2. (x-(1+i))(x-(1-i))=x^2-2x+2.
残りの因子を x2+ux+vx^2+ux+v とおき、
(x2−2x+2)(x2+ux+v)=x4+(u−2)x3+(v−2u+2)x2+(−2v+2u)x+2v (x^2-2x+2)(x^2+ux+v) =x^4+(u-2)x^3+(v-2u+2)x^2+(-2v+2u)x+2v
を与式と係数比較する。x2x^2 項と xx 項から
v−2u+2=2,−2v+2u=2, v-2u+2=2,\qquad -2v+2u=2,
従って u=−1, v=−2u=-1,\ v=-2。よって残りの因子は
x2−x−2=(x−2)(x+1). x^2-x-2=(x-2)(x+1).
実数解は −1,2-1,2 であるから、解答欄は
ヌ=−, ネ=1, レ=2. \boxed{\text{ヌ}=-,\ \text{ネ}=1,\ \text{レ}=2}.

(10) 微分係数

g(x)=(x−6)3(x−4)2(x+2),f(x)=g(x)1/4 g(x)=\frac{(x-6)^3}{(x-4)^2(x+2)},\qquad f(x)=g(x)^{1/4}
とおく。x=7x=7 の近くで g(x)>0g(x)>0 なので対数微分を使える。
g(7)=181,f(7)=13, g(7)=\frac1{81},\qquad f(7)=\frac13,
また
f′(x)f(x)=14g′(x)g(x)=14(3x−6−2x−4−1x+2). \frac{f'(x)}{f(x)} =\frac14\frac{g'(x)}{g(x)} =\frac14\left(\frac3{x-6}-\frac2{x-4}-\frac1{x+2}\right).
したがって
f′(7)f(7)=14(3−23−19)=59,f′(7)=13⋅59=527. \frac{f'(7)}{f(7)} =\frac14\left(3-\frac23-\frac19\right) =\frac59, \qquad f'(7)=\frac13\cdot\frac59=\frac5{27}.
よって ハ=5, ヒフ=27\boxed{\text{ハ}=5,\ \text{ヒフ}=27}。

(11) 定積分

u=cos⁡xu=\cos x と置換すると du=−sin⁡x dxdu=-\sin x\,dx、sin⁡2x=1−u2\sin^2x=1-u^2 だから
∫0π/2sin⁡5x dx=∫0π/2sin⁡x(1−cos⁡2x)2 dx=∫01(1−u2)2 du=[u−23u3+15u5]01=1−23+15=815. \begin{aligned} \int_0^{\pi/2}\sin^5x\,dx &=\int_0^{\pi/2}\sin x(1-\cos^2x)^2\,dx\\ &=\int_0^1(1-u^2)^2\,du\\ &=\left[u-\frac23u^3+\frac15u^5\right]_0^1 =1-\frac23+\frac15=\frac8{15}. \end{aligned}
従って ヘ=8, ホマ=15\boxed{\text{ヘ}=8,\ \text{ホマ}=15}。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 分散と標準偏差
  • 高次方程式
  • 二次方程式とグラフ
  • 約数・倍数
  • 組合せ
  • 積の法則
  • 確率の基本法則
  • 余事象
  • 対数とその性質
  • 二倍角の公式
  • 三角関数の合成
  • 二次関数の最大・最小
  • 漸化式
  • 等比数列の一般項と和
  • 階差・和の利用
  • 関数の極限
  • ベクトルの内積
  • 複素数の四則演算
  • 剰余・因数定理
  • 指数・対数関数の微分
  • 合成関数の微分
  • 置換積分法
  • 三角・指数・対数関数等の積分

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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