筑波大学/2025年度

4筑波大学 2025年 数学 第4問解答・解説

平面上の曲線と複素数平面

1問題

筑波大学2025年度第4問
iiを虚数単位とする。aaは1でない正の実数の定数とする。複素数平面において、方程式 ∣z−a2i∣=a∣z−i∣|z-a^{2}i|=a|z-i| を満たす点zが表す図形をCとする。

(1) 図形 C は原点 O を中心とする円であることを示し、その半径を求めよ。

以下の問いでは点zzは円CC上を動くとし、zzの偏角をθ\thetaとする。ただし 0≦θ<2π0 \leqq \theta < 2\pi とする。また、w=z−1zw = z - \frac{1}{z} とおく。

(2) ∣w−2i∣2|w - 2i|^2 を aa と sin⁡θ\sin \theta を用いて表せ。

(3) ∣w−2i∣+∣w+2i∣\left|w-2i\right|+\left|w+2i\right| は点 z の位置によらない定数であることを示せ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら、または詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1)

z=x+iyz=x+iy(x,yx,y は実数)とする。元の両辺は非負であるから、両辺を2乗しても同値である。
∣z−a2i∣2=a2∣z−i∣2、すなわち x2+(y−a2)2=a2{x2+(y−1)2}、すなわち (1−a2)(x2+y2−a2)=0. \begin{aligned} |z-a^2i|^2=a^2|z-i|^2 &\text{、すなわち } x^2+(y-a^2)^2=a^2\{x^2+(y-1)^2\}\\ &\text{、すなわち } (1-a^2)(x^2+y^2-a^2)=0. \end{aligned}
a≠1a\ne1 より 1−a2≠01-a^2\ne0 なので x2+y2=a2x^2+y^2=a^2。また a>0a>0 だから、CC は原点を中心とする半径 aa の円である。

以下、zz は CC 上にあるので
z=a(cos⁡θ+isin⁡θ),1z=1a(cos⁡θ−isin⁡θ). z=a(\cos\theta+i\sin\theta),\qquad \dfrac1z=\dfrac1a(\cos\theta-i\sin\theta).
A=a−1aA=a-\dfrac1a、B=a+1aB=a+\dfrac1a、s=sin⁡θs=\sin\theta とおくと
w=Acos⁡θ+iBs,B2−A2=4. w=A\cos\theta+iB s,\qquad B^2-A^2=4.

(2) 実部と虚部に分けて絶対値の平方を計算すると
∣w−2i∣2=A2cos⁡2θ+(Bs−2)2=A2(1−s2)+B2s2−4Bs+4=A2+4s2−4Bs+4=B2+4s2−4Bs=(B−2s)2=(a+1a−2sin⁡θ)2. \begin{aligned} |w-2i|^2 &=A^2\cos^2\theta+(Bs-2)^2\\ &=A^2(1-s^2)+B^2s^2-4Bs+4\\ &=A^2+4s^2-4Bs+4\\ &=B^2+4s^2-4Bs=(B-2s)^2\\ &=\left(a+\dfrac1a-2\sin\theta\right)^2. \end{aligned}

(3) 同様に
∣w+2i∣2=A2cos⁡2θ+(Bs+2)2=(B+2s)2. |w+2i|^2=A^2\cos^2\theta+(Bs+2)^2=(B+2s)^2.
さらに
B−2=a+1a−2=(a−1)2a>0 B-2=a+\dfrac1a-2=\dfrac{(a-1)^2}{a}>0
であり、−1≦s≦1-1\leqq s\leqq1 だから B−2s>0B-2s>0、B+2s>0B+2s>0 である。したがって
∣w−2i∣=B−2s,∣w+2i∣=B+2s. |w-2i|=B-2s,\qquad |w+2i|=B+2s.
よって
∣w−2i∣+∣w+2i∣=2B=2(a+1a), |w-2i|+|w+2i|=2B=2\left(a+\dfrac1a\right),
となり、zz の位置によらない。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 複素数平面
  • 複素数の極形式

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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