慶應義塾大学/2026年度/前期
III慶應義塾大学 2026年 数学 第III問解答・解説
1問題
慶應義塾大学2026年度第III問
以下の文章の空欄に適切な数、記号または式を入れて文章を完成させなさい。また、設問(5)に答えなさい。以下の設問(1)~(7)を通じて、を虚数単位とし、 とする。
(1) を満たす自然数の中で、最小のものをとすると、であり、どんな自然数に対しても、は1の乗根である。であるから、等式 が成り立つ。また、である。ただし、とする。次に、を用いて と表される。以上のことから、は整数を係数とする3次方程式 の解であり、この方程式の以外の2つの解は と表される。ただし、とする。
(2) 不等式 を満たす自然数は である。
(3) 不等式 を満たす自然数は である。
(4) の大小関係は、 である。ただし、には、それぞれのいずれか1つを記入しなさい。
(5) を3辺の長さとする三角形が存在するかどうか、理由とともに答えなさい。
(6) 複素数平面上の原点と2点を考える。直線に関して点と対称な点を表す複素数は、を用いて と表される。ただし、は実数とする。
(7) とする。自然数がの範囲を動くとき、の最大値は であり、 を満たすの個数は である。
(1) を満たす自然数の中で、最小のものをとすると、であり、どんな自然数に対しても、は1の乗根である。であるから、等式 が成り立つ。また、である。ただし、とする。次に、を用いて と表される。以上のことから、は整数を係数とする3次方程式 の解であり、この方程式の以外の2つの解は と表される。ただし、とする。
(2) 不等式 を満たす自然数は である。
(3) 不等式 を満たす自然数は である。
(4) の大小関係は、 である。ただし、には、それぞれのいずれか1つを記入しなさい。
(5) を3辺の長さとする三角形が存在するかどうか、理由とともに答えなさい。
(6) 複素数平面上の原点と2点を考える。直線に関して点と対称な点を表す複素数は、を用いて と表される。ただし、は実数とする。
(7) とする。自然数がの範囲を動くとき、の最大値は であり、 を満たすの個数は である。
まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。
タイマー
15:00
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
- あ、い、う、え、お、か、き、く、け、こ、さ、し、す、せ、(5) この三辺をもつ三角形は存在しない、そ、た、ち、つ。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
解答
第III問 解答
とおく。 は絶対値が なので、 である。
(1)
となる条件は が の整数倍となること、すなわち が の倍数であることである。したがって最小の自然数は であり、すべての自然数 について となる。また
よって 、 である。 を平方・立方すると
かつ より である。両辺に を掛け、互いに逆数の項を組にすると
従って 、、 である。
とする。 に対し も 以外の 乗根であるから、同様の計算により は の解である。 で余弦の値は角度が大きくなると必ず小さくなるため、これらは相異なる三つの解である。問題の に従い
、 である。
(2)
である。余弦関数は引数が から まで増えると値が必ず小さくなるので
従って より である。
(3)
では である。、 とおくと
である。後者は より による。、 と単調性から
従って である。
(4)
より であり、 を使うと
であるから
(5)
解と係数の関係から である。また 、 なので、 は の範囲に解をもつ。、 であり、三つの解は に尽きるから、その解は である。従って である。(4) の最大辺は であり、
最大辺が他の二辺の和を超えるため、この三辺をもつ三角形は存在しない。
(6)
は直線 の単位方向を表す。単位の複素数 の方向の原点を通る直線に関する の対称な点は、 を 倍して実軸に回し、共役をとり、 倍して戻すことにより である。従って の像は
ここで より
、 なので である。倍角の公式から
従って
すなわち 、 である。両係数は実数である。
(7)
であり、 である。 を用いると
等号は が の整数倍となるとき、すなわち が の倍数であるとき、かつそのときに限る。 は指定範囲内なので最大値は である。また より該当する は 個である。従って 、 である。
とおく。 は絶対値が なので、 である。
(1)
となる条件は が の整数倍となること、すなわち が の倍数であることである。したがって最小の自然数は であり、すべての自然数 について となる。また
よって 、 である。 を平方・立方すると
かつ より である。両辺に を掛け、互いに逆数の項を組にすると
従って 、、 である。
とする。 に対し も 以外の 乗根であるから、同様の計算により は の解である。 で余弦の値は角度が大きくなると必ず小さくなるため、これらは相異なる三つの解である。問題の に従い
、 である。
(2)
である。余弦関数は引数が から まで増えると値が必ず小さくなるので
従って より である。
(3)
では である。、 とおくと
である。後者は より による。、 と単調性から
従って である。
(4)
より であり、 を使うと
であるから
(5)
解と係数の関係から である。また 、 なので、 は の範囲に解をもつ。、 であり、三つの解は に尽きるから、その解は である。従って である。(4) の最大辺は であり、
最大辺が他の二辺の和を超えるため、この三辺をもつ三角形は存在しない。
(6)
は直線 の単位方向を表す。単位の複素数 の方向の原点を通る直線に関する の対称な点は、 を 倍して実軸に回し、共役をとり、 倍して戻すことにより である。従って の像は
ここで より
、 なので である。倍角の公式から
従って
すなわち 、 である。両係数は実数である。
(7)
であり、 である。 を用いると
等号は が の整数倍となるとき、すなわち が の倍数であるとき、かつそのときに限る。 は指定範囲内なので最大値は である。また より該当する は 個である。従って 、 である。
読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。
この問題で使う考え方
- 等比数列の一般項と和
- 複素数の四則演算
- 三角関数の周期・グラフ
- 二倍角の公式
- 多項式の導関数
- 導関数と増減
- 解と係数の関係
- 関数の連続性
- 複素数平面
- 複素数の極形式
- ド・モアブルの定理
- 約数・倍数
答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。
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