(1) α+α1=3 の両辺に
α(
α=0)を掛けると
α2−3α+1=0.判別式は
D=3−4=−1<0 であるから,解は
α=23±iの2つである。いずれも
∣α∣2=43+41=1 より
∣α∣=1 を満たす。
α=23+i のとき,実部・虚部がともに正で
tan(argα)=3/21/2=31 となるから
argα=6π であり,条件
0<argα<π を満たす。
α=23−i のときは虚部が負であるから
argα=−6π(すなわち
611π)となり,
0<argα<π を満たさないので不適である。
したがって条件を満たす
α はただ1つに定まり,
α=23+i=cos6π+isin6πである。
(2) (1)より
∣α∣=1,
α=eiπ/6 であるから,
α1=αˉ=e−iπ/6 である。ド・モアブルの定理により
α20+α201=ei⋅20⋅6π+e−i⋅20⋅6π=2cos(620π)=2cos(310π).310π=2π+34π であるから
cos310π=cos34π=−21。よって
α20+α201=2×(−21)=−1.(3) α4=ei⋅4⋅6π=ei32π=−21+23i であり,
∣α4∣=1 である。
複素数
z=0 に対し
α4β が実数(かつ
0 でない)となるための必要十分条件は
argβ≡arg(α4)(modπ)である。
β=k+26i が純虚数(
k=0)であれば
argβ=±2π となり
arg(α4)=32π と
mod π で一致しないので
k=0 である。
k=0 のとき,この条件は
tan(argβ)=tan(32π)=−3と同値であり,
tan(argβ)=k6/2 であるから
k6/2=−3であるための必要十分条件はk=−236=−22.よって
β=−22+26iである。
α4β=β⋅α4=(−22+26i)(−21−23i).実部は
42+418=42+432=2,虚部は
46−46=0 となり,確かに
α4β=2(実数)である。
(4) (3)の結果より
∣β∣=k2+46=21+23=2 であり,かつ
argβ=32π=arg(α4) であるから,
β=2α4 と表せる。したがって
βn=22nα4n(n=1,2,3,…).点Aが線分OB上に存在することは,ある実数
s(
0≦s≦1)が存在して
αn=sβn となることと同値である。
αn=0 で両辺を割ると
αn=s⋅22nα4nであるための必要十分条件はα3n=s⋅2n/21.右辺は実数であるから,左辺
α3n=einπ/2 も実数でなければならない。これは
2nπ が
π の整数倍,すなわち
n が偶数のときに限る。
n が奇数のときは
α3n が実数にならず不適。
n=2m(
m は正の整数)とおくと
α3n=eimπ=(−1)m である。
・
m が奇数(
n≡2(mod4))のとき
α3n=−1 となり,
s=−2−n/2<0 となって
0≦s≦1 を満たさない。
・
m が偶数(
n≡0(mod4))のとき
α3n=1 となり,
s=2−n/2 である。
n≧4 より
0<s≦41<1 となり条件を満たす。
したがって条件を満たす正の整数
n は
n≡0(mod4) に限られ,最小のものは
n=4である(このとき
s=41 で,A は線分OBを内分する点として実際に線分上にある)。
このとき,
β4=22α16=4α4(
α16=α12⋅α4 で
α12=(α6)2,
α6=eiπ=−1 より
α12=1,よって
α16=α4)であるから,線分ABの長さは
AB=β4−α4=(4−1)α4=3α4=3×1=3である(
∣α∣=1 より
∣α4∣=1)。