筑波大学/2023年度

1筑波大学 2023年 数学 第1問解答・解説

微分・積分の考え図形と方程式いろいろな式

1問題

筑波大学2023年度第1問
曲線 C:y=x−x3C: y = x - x^{3} 上の点 A(1, 0)\mathrm{A}(1,\,0) における接線を ℓ\ell とし、CC と ℓ\ell の共有点のうち A とは異なる点を B とする。また、−2<t<1-2<t<1 とし、CC 上の点 P(t, t−t3)\mathrm{P}(t,\,t-t^{3}) をとる。さらに、三角形 ABP の面積を S(t) とする。

(1) 点 B の座標を求めよ。

(2) S(t)S(t) を求めよ。

(3) tt が −2<t<1-2<t<1 の範囲を動くとき、S(t)S(t) の最大値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    B(−2, 6)\mathrm{B}(-2,\,6)。
  • (2)
    S(t)=32(t−1)2(t+2)S(t)=\frac{3}{2}(t-1)^2(t+2)。
  • (3)
    最大値6(t=−1)。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1) f(x)=x−x3f(x)=x-x^3 とおくと
f′(x)=1−3x2,f′(1)=−2. f'(x)=1-3x^2,\qquad f'(1)=-2.
したがって A(1,0)A(1,0) における接線 ℓ\ell は
y=−2(x−1)=−2x+2 y=-2(x-1)=-2x+2
である。曲線 CC と ℓ\ell の共有点の xx 座標は
x−x3=−2x+2、すなわちx3−3x+2=(x−1)2(x+2)=0 x-x^3=-2x+2\quad\text{、すなわち}\quad x^3-3x+2=(x-1)^2(x+2)=0
を満たす。x=1x=1 は点 AA なので、もう一つの共有点では x=−2x=-2。曲線上の yy 座標は −2−(−2)3=6-2-(-2)^3=6 だから
B=(−2,6). B=(-2,6).

(2) 底辺の長さは
∣AB∣=(−2−1)2+(6−0)2=35. |AB|=\sqrt{(-2-1)^2+(6-0)^2}=3\sqrt5.
直線 ℓ\ell を 2x+y−2=02x+y-2=0 と書くと、P(t,t−t3)P(t,t-t^3) から ℓ\ell までの距離は
∣2t+(t−t3)−2∣5=∣3t−t3−2∣5. \frac{|2t+(t-t^3)-2|}{\sqrt5} =\frac{|3t-t^3-2|}{\sqrt5}.
ここで
3t−t3−2=−(t−1)2(t+2) 3t-t^3-2=-(t-1)^2(t+2)
であり、−2<t<1-2<t<1 では (t−1)2(t+2)>0(t-1)^2(t+2)>0。よって三角形の高さは (t−1)2(t+2)/5(t-1)^2(t+2)/\sqrt5 である。したがって
S(t)=12 ∣AB∣ (t−1)2(t+2)5=32(t−1)2(t+2). S(t)=\frac12\,|AB|\,\frac{(t-1)^2(t+2)}{\sqrt5} =\frac32(t-1)^2(t+2).

(3) S(t)=32(t3−3t+2)S(t)=\frac32(t^3-3t+2) より
S′(t)=92(t2−1)=92(t−1)(t+1). S'(t)=\frac92(t^2-1)=\frac92(t-1)(t+1).
−2<t<−1-2<t<-1 では S′(t)>0S'(t)>0、−1<t<1-1<t<1 では S′(t)<0S'(t)<0 だから、S(t)S(t) は t=−1t=-1 まで増加し、その後減少する。したがって区間内で最大値をとるのは t=−1t=-1 のときで、
S(−1)=32(−2)2(1)=6. S(-1)=\frac32(-2)^2(1)=6.

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 接線の方程式
  • 多項式の因数分解
  • 点と直線の距離
  • 微分による増減判定

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

筑波大学の数学を、過去 10 年分まとめて解けるものがあったら使いたいですか?

次にやること

同じ年度の次の問題第2問へ進む二次関数・微分・積分の考え

似た問題を、ほかの大学で