新潟大学/2023年度

5新潟大学 2023年 数学 第5問解答・解説

平面上の曲線と複素数平面図形と方程式

1問題

新潟大学2023年度第5問
複素数平面上の点zが原点を中心とする半径1の円周上を動くとし、w=−2(2z−i)z+1w=-\dfrac{2(2z-i)}{z+1}(z≠−1z\neq-1)とする。ただし、iは虚数単位とする。次の問いに答えよ。
(1) z=iのときのwの実部と虚部を求めよ。
(2) zをwを用いて表せ。
(3) 点wの描く図形を複素数平面上に図示せよ。
(4) |w|の最小値とそれを与えるzを求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    w=−1−iw=-1-i。実部は −1-1、虚部は −1-1。
  • (2)
    z=2i−ww+4z=\dfrac{2i-w}{w+4}
  • (3)
    w=x+yiw=x+yi とおくと、直線 2x+y+3=02x+y+3=0。
  • (4)
    ∣w∣|w| の最小値は 35\dfrac{3}{\sqrt{5}}、そのときの zz は 9+40i41\dfrac{9+40i}{41}。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

逆変換を求めて単位円条件を ww 平面の軌跡に移し、得られた直線と原点との距離および垂線の足から最小値を求める。

解答

(1)

z=iz=i を代入すると
w=−2i1+i=−i(1−i)=−1−iw=-\dfrac{2i}{1+i}=-i(1-i)=-1-i
である。したがって実部・虚部はいずれも −1-1。

(2) 与式を整理して
w(z+1)=−4z+2i,(w+4)z=2i−ww(z+1)=-4z+2i,\qquad (w+4)z=2i-w
を得る。w=−4w=-4 では後の式が 0=4+2i0=4+2i となり不可能なので、
z=2i−ww+4.z=\dfrac{2i-w}{w+4}.

(3) 逆変換と ∣z∣=1|z|=1 より
∣2i−w∣=∣w+4∣.|2i-w|=|w+4|.
w=x+yiw=x+yi とおくと
x2+(2−y)2=(x+4)2+y2すなわち2x+y+3=0.x^{2}+(2-y)^{2}=(x+4)^{2}+y^{2}\quad\text{すなわち}\quad 2x+y+3=0.
逆にこの直線上では w+4≠0w+4\neq0(w=−4w=-4 は直線上にない)なので逆変換が定まり、上の等式から ∣z∣=1|z|=1 を満たす。また逆変換で z=−1z=-1 となることは 2i=−42i=-4 を導いて矛盾する。よって z≠−1z\neq-1 も満たし、軌跡は直線全体である。図示するには、実軸との交点 (−32, 0)\left(-\dfrac{3}{2},\,0\right) と虚軸との交点 (0, −3)(0,\,-3) を結ぶ。

(4)

ww は (3) の直線上を動くから、∣w∣|w| の最小値は原点からこの直線までの距離である。原点から直線 2x+y+3=02x+y+3=0 に下ろした垂線の足は (−65, −35)\left(-\dfrac{6}{5},\,-\dfrac{3}{5}\right) であり、∣w∣=35|w|=\dfrac{3}{\sqrt{5}} である。このとき w+4=145−35iw+4=\dfrac{14}{5}-\dfrac{3}{5}i、2i−w=65+135i2i-w=\dfrac{6}{5}+\dfrac{13}{5}i で、(2) より
z=6+13i14−3i=(6+13i)(14+3i)142+32=9+40i41.z=\dfrac{6+13i}{14-3i}=\dfrac{(6+13i)(14+3i)}{14^{2}+3^{2}}=\dfrac{9+40i}{41}.

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 複素数平面
  • 軌跡
  • 直線の方程式
  • 点と直線の距離

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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