順天堂大学/2023年度/前期A方式

I順天堂大学 2023年 数学 第I問解答・解説

平面上の曲線と複素数平面図形と方程式ベクトル数列指数関数・対数関数極限

1問題

順天堂大学2023年度第I問
0\boxed{\phantom{0}} に適する解答をマークせよ。ただし、同一問題で同じ記号の 0\boxed{\phantom{0}} がある場合は同一の値が入る。
(1)(a) 複素数 zz に対して、w=z2w=z^{2} とおく。点 zz が複素数平面上の点 38\frac{3}{8} を通り、虚軸に平行な直線上を動くとする。このとき、z=38+yi, w=u+viz=\frac{3}{8}+yi,\ w=u+vi とおくと
u=アイウ−エオカvキ u=\frac{\boxed{\text{ア}}}{\boxed{\text{イウ}}}-\frac{\boxed{\text{エオ}}}{\boxed{\text{カ}}}v^{\boxed{\text{キ}}}
という関係が得られるので、点 ww は複素数平面上で実軸と点 クケコ\frac{\boxed{\text{ク}}}{\boxed{\text{ケコ}}} で交わり、虚軸と ±サシスi\pm\frac{\boxed{\text{サ}}}{\boxed{\text{シス}}}i の2点で交わる放物線を描く。
(b) 複素数 zz に対して、w=1zw=\frac{1}{z} とおく。点 zz が複素数平面上の点 2i2i を通り、実軸に平行な直線上を動くとする。このとき、z=x+2i, w=u+viz=x+2i,\ w=u+vi とおくと
u2+v2=1x2+セ u^{2}+v^{2}=\frac{1}{x^{2}+\boxed{\text{セ}}}
となり、
u2+(v+ソタ)チ=ツテト u^{2}+\left(v+\frac{\boxed{\text{ソ}}}{\boxed{\text{タ}}}\right)^{\boxed{\text{チ}}}=\frac{\boxed{\text{ツ}}}{\boxed{\text{テト}}}
という関係が得られるので、点 ww は複素数平面上で点 ナニヌi\frac{\boxed{\text{ナニ}}}{\boxed{\text{ヌ}}}i を中心とする半径 ネノ\frac{\boxed{\text{ネ}}}{\boxed{\text{ノ}}} の円を描く。ただし、点 ハ\boxed{\text{ハ}} を除く。
(2) 座標平面上の3点 A(−1,−1), P(x1,y1), Q(x2,y2)A(-1,-1),\ P(x_{1},y_{1}),\ Q(x_{2},y_{2}) について、AQ→=12AP→\overrightarrow{AQ}=\frac{1}{2}\overrightarrow{AP} の関係があるとき、
x1=アx2+イ,y1=ウy2+エ x_{1}=\boxed{\text{ア}}x_{2}+\boxed{\text{イ}},\qquad y_{1}=\boxed{\text{ウ}}y_{2}+\boxed{\text{エ}}
となる。
AQ→=12AP→\overrightarrow{AQ}=\frac{1}{2}\overrightarrow{AP} を満たしながら点 PP が曲線 ℓ1:y=x3−3x\ell_{1}:y=x^{3}-3x 上を動くとき、点 QQ は曲線 ℓ2:y=ax3+bx2+cx+d\ell_{2}:y=ax^{3}+bx^{2}+cx+d 上を動く。ただし、a=オ, b=カ, c=キ, d=クケコa=\boxed{\text{オ}},\ b=\boxed{\text{カ}},\ c=\boxed{\text{キ}},\ d=\frac{\boxed{\text{クケ}}}{\boxed{\text{コ}}} である。
このような関係があるとき、曲線 ℓ1\ell_{1} と曲線 ℓ2\ell_{2} は点 AA を相似の中心として相似の位置にあるといい、相似比は 1:21:2 である。
曲線 ℓ1\ell_{1} と曲線 ℓ3:y=14x3+34x2−サシx−114\ell_{3}:y=\frac{1}{4}x^{3}+\frac{3}{4}x^{2}-\frac{\boxed{\text{サ}}}{\boxed{\text{シ}}}x-\frac{11}{4} が相似の位置にあるとき、3次の係数より相似比は ス:1\boxed{\text{ス}}:1 であり、相似の中心は点 B(セ,ソ)B(\boxed{\text{セ}},\boxed{\text{ソ}}) である。
(3)(a) 初項1、公比 −45-\frac{4}{5} の等比数列の初項から第 nn 項までの和を SnS_{n} とおくと、Sn<12S_{n}<\frac{1}{2} を満たす nn の最大値は アイ\boxed{\text{アイ}} である。ただし、log⁡102\log_{10}2 の小数点第4位までの近似値は0.3010である。
(b) 一般項が
an=sin⁡n(23nπ) a_{n}=\sin^{n}\left(\frac{2}{3}n\pi\right)
である数列 {an}\{a_{n}\} について、
∑n=16an=ウエ+オカキク \sum_{n=1}^{6}a_{n}=\frac{\boxed{\text{ウ}}\sqrt{\boxed{\text{エ}}}+\boxed{\text{オカ}}}{\boxed{\text{キク}}}
である。また、
∑n=1∞an=ケコサ+シスセソ \sum_{n=1}^{\infty}a_{n}=\frac{\boxed{\text{ケコ}}\sqrt{\boxed{\text{サ}}}+\boxed{\text{シス}}}{\boxed{\text{セソ}}}
である。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)(a)u=964−169v2,実軸との交点 964,虚軸との交点 ±932i;(1)(b)u2+(v+14)2=116, 中心 −14i, 半径 14, 除外点 0;(2)x1=2x2+1, y1=2y2+1,ℓ2:y=4x3+6x2−32;ℓ3:y=14x3+34x2−94x−114,相似比 2:1, B=(1,0);(3)(a)nmax⁡=10;(3)(b)∑n=16an=73+4232,∑n=1∞an=143+8437.\begin{gathered} (1)(a)\quad u=\frac{9}{64}-\frac{16}{9}v^2,\quad \text{実軸との交点 } \frac{9}{64},\quad \text{虚軸との交点 } \pm\frac{9}{32}i;\\ (1)(b)\quad u^2+\left(v+\frac14\right)^2=\frac1{16},\ \text{中心 }-\frac14i,\ \text{半径 }\frac14,\ \text{除外点 }0;\\ (2)\quad x_1=2x_2+1,\ y_1=2y_2+1,\quad \ell_2:y=4x^3+6x^2-\frac32;\\ \ell_3:y=\frac14x^3+\frac34x^2-\frac94x-\frac{11}{4},\quad \text{相似比 }2:1,\ B=(1,0);\\ (3)(a)\quad n_{\max}=10;\\ (3)(b)\quad \sum_{n=1}^{6}a_n=\frac{7\sqrt3+42}{32},\qquad \sum_{n=1}^{\infty}a_n=\frac{14\sqrt3+84}{37}. \end{gathered}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

小問ごとに複素数の成分表示、位置ベクトルによる相似変換、等比数列・等比級数を用い、空欄を順に確定した。

解答

(1)(a) z=38+yiz=\frac38+yi より
w=z2=(964−y2)+3y4i. w=z^2=\left(\frac{9}{64}-y^2\right)+\frac{3y}{4}i.
w=u+viw=u+vi と比較すると v=34yv=\frac34y,すなわち y=43vy=\frac43v なので
u=964−169v2. u=\frac{9}{64}-\frac{16}{9}v^2.
v=0v=0 とすれば実軸との交点は 964\frac9{64}。また u=0u=0 とすると
v2=964⋅916=811024, v^2=\frac{9}{64}\cdot\frac9{16}=\frac{81}{1024},
よって虚軸との交点は ±932i\pm\frac9{32}i。

(1)(b) z=x+2iz=x+2i から
w=x−2ix2+4,u=xx2+4,v=−2x2+4. w=\frac{x-2i}{x^2+4},\quad u=\frac{x}{x^2+4},\quad v=-\frac2{x^2+4}.
従って u2+v2=1x2+4u^2+v^2=\frac1{x^2+4} であり,v=−2(u2+v2)v=-2(u^2+v^2) だから
u2+v2+v2=0すなわちu2+(v+14)2=116. u^2+v^2+\frac v2=0 \quad\text{すなわち}\quad u^2+\left(v+\frac14\right)^2=\frac1{16}.
中心は −14i-\frac14i,半径は 14\frac14。w=0w=0 は x→±∞x\to\pm\infty の極限で近づくだけで,有限の xx では得られない。従って除外点は原点 00 である。

(2) ベクトル条件から
(x2+1,y2+1)=12(x1+1,y1+1), (x_2+1,y_2+1)=\frac12(x_1+1,y_1+1),
ゆえに x1=2x2+1, y1=2y2+1x_1=2x_2+1,\ y_1=2y_2+1。x2=tx_2=t とすると
y2=(2t+1)3−3(2t+1)−12=4t3+6t2−32, y_2=\frac{(2t+1)^3-3(2t+1)-1}{2} =4t^3+6t^2-\frac32,
従って ℓ2:y=4x3+6x2−32\ell_2:y=4x^3+6x^2-\frac32。

ℓ1\ell_1 上の点 PP を相似比 λ:1\lambda:1 で中心 B=(h,k)B=(h,k) の周りに移して ℓ3\ell_3 上の点 QQ にするなら,Q=B+λ(P−B)Q=B+\lambda(P-B) である。三次の係数は 1/λ21/\lambda^2 となるので ℓ3\ell_3 の係数 1/41/4 から λ=2\lambda=2。このとき xP=(xQ+h)/2x_P=(x_Q+h)/2 であり,
yQ=2[(xQ+h2)3−3(xQ+h2)]−k=(xQ+h)34−3(xQ+h)−k. y_Q=2\left[\left(\frac{x_Q+h}{2}\right)^3-3\left(\frac{x_Q+h}{2}\right)\right]-k =\frac{(x_Q+h)^3}{4}-3(x_Q+h)-k.
xQ2x_Q^2 の係数を 34\frac34 と比べて h=1h=1,定数項を比べて k=0k=0。また xQx_Q の係数は 3h24−3=−94\frac{3h^2}{4}-3=-\frac94。従って ℓ3\ell_3 の空欄は 94\frac94,相似比は 2:12:1,中心は B=(1,0)B=(1,0)。

(3)(a) 等比数列の和は
Sn=1−(−4/5)n1+4/5=59(1−(−4/5)n). S_n=\frac{1-(-4/5)^n}{1+4/5}=\frac59\left(1-(-4/5)^n\right).
Sn<12S_n<\frac12 は (−4/5)n>110(-4/5)^n>\frac1{10} と同値。奇数 nn では左辺が負なので不可能である。偶数 nn では
nlog⁡10(4/5)>−1,log⁡10(4/5)=3log⁡102−1=−0.0970, n\log_{10}(4/5)>-1,\quad \log_{10}(4/5)=3\log_{10}2-1=-0.0970,
従って n<1/0.0970<11n<1/0.0970<11。偶数に限れば最大は n=10n=10(実際 (4/5)10>1/10(4/5)^{10}>1/10,一方 n=12n=12 では不成立)。

(3)(b) r=32r=\frac{\sqrt3}{2} とおく。n≡1(mod3)n\equiv1\pmod3 なら an=rna_n=r^n,n≡2(mod3)n\equiv2\pmod3 なら an=(−r)na_n=(-r)^n,n≡0(mod3)n\equiv0\pmod3 なら an=0a_n=0。従って
∑n=16an=r+34+916−9332=73+4232. \sum_{n=1}^{6}a_n =r+\frac34+\frac9{16}-\frac{9\sqrt3}{32} =\frac{7\sqrt3+42}{32}.
また
∑n=1∞an=∑m=0∞r3m+1+∑m=0∞r2(−r3)m=r1−r3+r21+r3. \sum_{n=1}^{\infty}a_n =\sum_{m=0}^{\infty}r^{3m+1}+\sum_{m=0}^{\infty}r^2(-r^3)^m =\frac{r}{1-r^3}+\frac{r^2}{1+r^3}.
r=3/2r=\sqrt3/2 を代入してそれぞれ通分すると
r1−r3=323+3637,r21+r3=48−18337, \frac{r}{1-r^3}=\frac{32\sqrt3+36}{37},\qquad \frac{r^2}{1+r^3}=\frac{48-18\sqrt3}{37},
よって無限和は 143+8437\frac{14\sqrt3+84}{37} である。ここで ∣r3∣=33/8<1|r^3|=3\sqrt3/8<1 なので等比級数は収束する。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 複素数平面
  • 軌跡
  • 円の方程式
  • 位置ベクトル
  • ベクトルの成分表示
  • 等比数列の一般項と和
  • 常用対数
  • 無限等比級数

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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