筑波大学/2022年度
6筑波大学 2022年 数学 第6問解答・解説
1問題
筑波大学2022年度第6問
は虚数単位とする。次の条件(I)、(II)をどちらも満たす複素数全体の集合をとする。
(I) の虚部は正である。
(II) 複素数平面上の点 、、 は一直線上にある。
このとき、以下の問いに答えよ。
(1) でない複素数について、の虚部が正であることは、 の虚部が負であるための必要十分条件であることを示せ。
(2) 集合 を複素数平面上に図示せよ。
(3) とする。 が を動くとき、 の最小値を求めよ。
(I) の虚部は正である。
(II) 複素数平面上の点 、、 は一直線上にある。
このとき、以下の問いに答えよ。
(1) でない複素数について、の虚部が正であることは、 の虚部が負であるための必要十分条件であることを示せ。
(2) 集合 を複素数平面上に図示せよ。
(3) とする。 が を動くとき、 の最小値を求めよ。
まずは自分で解いてみましょう。解けたら、または詰まったら「解答」で確かめられます。
タイマー
15:00
2解答
解答を見る途中式つきの解答
解答
(1)
とし、 とおくと で、
である。したがって の虚部は である。分母は正であり、 の虚部は なので、 の虚部が正であることと、 の虚部が負であることは同値である。
(2)
()とおくと 、 である。従って三点が一直線上にある条件は、 の虚部が となることである。成分を計算すると、その虚部は
となる。
ゆえに または である。条件 を合わせると、集合 は、 かつ( または )を満たす点全体である。すなわち、正の虚軸(原点を除く)と単位円の上半円(実軸上の両端を除く)の和集合であり、両者は で交わる。
(3)
(1) より、 が集合 に属するなら の虚部は負である。まず なら
逆に 、 の虚部が負なら、 であり、 は実部 、虚部正となる。したがってこの部分の像は、中心 、半径 の下半円弧である。
次に 、 の虚部が正なら、 より 、従って の実部は である。逆にこの直線上で の虚部が負なら、 は 、虚部正を満たす。よって の動く範囲は、この下半円弧と実部が の直線(虚部は負)の和集合である。
点 と円の中心 の距離は
半径 の円弧までの最短距離は である。最近点は次の式で表される点であり、
この点は下半円弧上にあるので等号が達成される。一方、直線部分までの最短距離は ( で達成)である。 だから、全体での最小値は である。
とし、 とおくと で、
である。したがって の虚部は である。分母は正であり、 の虚部は なので、 の虚部が正であることと、 の虚部が負であることは同値である。
(2)
()とおくと 、 である。従って三点が一直線上にある条件は、 の虚部が となることである。成分を計算すると、その虚部は
となる。
ゆえに または である。条件 を合わせると、集合 は、 かつ( または )を満たす点全体である。すなわち、正の虚軸(原点を除く)と単位円の上半円(実軸上の両端を除く)の和集合であり、両者は で交わる。
(3)
(1) より、 が集合 に属するなら の虚部は負である。まず なら
逆に 、 の虚部が負なら、 であり、 は実部 、虚部正となる。したがってこの部分の像は、中心 、半径 の下半円弧である。
次に 、 の虚部が正なら、 より 、従って の実部は である。逆にこの直線上で の虚部が負なら、 は 、虚部正を満たす。よって の動く範囲は、この下半円弧と実部が の直線(虚部は負)の和集合である。
点 と円の中心 の距離は
半径 の円弧までの最短距離は である。最近点は次の式で表される点であり、
この点は下半円弧上にあるので等号が達成される。一方、直線部分までの最短距離は ( で達成)である。 だから、全体での最小値は である。
読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。
この問題で使う考え方
- 複素数の四則演算
- 円の方程式
- 座標による距離
- 等式・不等式の証明
- 直線の方程式
- 複素数平面
答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。
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