宮崎大学/2026年度/前期

5宮崎大学 2026年 数学 第5問解答・解説

数と式場合の数と確率

1問題

宮崎大学2026年度第5問
自然数 NN に対して、Ik (k=1,2,⋯ ,N)I_k\ (k=1,2,\cdots,N) を
k−1N≦x<kN \frac{k-1}{N}\leqq x<\frac{k}{N}
で表される区間とする。また、正の無理数 α\alpha に対して、
bℓ=ℓα−[ℓα](ℓ=0,1,2,⋯ ,N) b_{\ell}=\ell\alpha-[\ell\alpha]\quad(\ell=0,1,2,\cdots,N)
とする。ただし、[x][x] は xx を超えない最大の整数を表す。このとき、次の各問に答えよ。

(1) [7][\sqrt{7}] と [27][2\sqrt{7}] の値をそれぞれ求めよ。

(2) N=4, α=7N=4,\ \alpha=\sqrt{7} とする。このとき、b0, b1, b2, b3, b4b_0,\ b_1,\ b_2,\ b_3,\ b_4 がそれぞれ I1, I2, I3, I4I_1,\ I_2,\ I_3,\ I_4 のどれに属するかを答えよ。

(3) 0<∣x−y7∣<140<\left|x-y\sqrt{7}\right|<\dfrac{1}{4} を満たす整数の組 (x,y)(x,y) を1つ答えよ。

(4) 自然数 NN と正の無理数 α\alpha をどのように選んでも、その NN と α\alpha に対して 0<∣x−yα∣<1N0<\left|x-y\alpha\right|<\dfrac{1}{N} を満たす整数の組 (x,y)(x,y) が存在することを示せ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら、または詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1) 22<7<322^2<7<3^2 より 2<7<32<\sqrt7<3 なので [7]=2[\sqrt7]=2 である。また 52=25<28=(27)2<36=625^2=25<28=(2\sqrt7)^2<36=6^2 より 5<27<65<2\sqrt7<6 であり,[27]=5[2\sqrt7]=5。

(2) r=7r=\sqrt7 とおく。各区間は N=4N=4 なので I1I_1 は 0≦x<1/40\leqq x<1/4,I2I_2 は 1/4≦x<1/21/4\leqq x<1/2,I3I_3 は 1/2≦x<3/41/2\leqq x<3/4,I4I_4 は 3/4≦x<13/4\leqq x<1 の範囲である。
b0=0∈I1,52<r<114より12<b1=r−2<34,b1∈I3,218<r<114より14<b2=2r−5<12,b2∈I2,3112<r<83より34<b3=3r−7<1,b3∈I4,218<r<4316より12<b4=4r−10<34,b4∈I3. \begin{aligned} &b_0=0\in I_1,\\ &\frac52<r<\frac{11}{4}\quad\text{より}\quad \frac12< b_1=r-2<\frac34, \quad b_1\in I_3,\\ &\frac{21}{8}<r<\frac{11}{4}\quad\text{より}\quad \frac14< b_2=2r-5<\frac12, \quad b_2\in I_2,\\ &\frac{31}{12}<r<\frac83\quad\text{より}\quad \frac34< b_3=3r-7<1, \quad b_3\in I_4,\\ &\frac{21}{8}<r<\frac{43}{16}\quad\text{より}\quad \frac12< b_4=4r-10<\frac34, \quad b_4\in I_3. \end{aligned}
これらの平方による比較は,それぞれ 25/4<7<121/1625/4<7<121/16,441/64<7<121/16441/64<7<121/16,961/144<7<64/9961/144<7<64/9,441/64<7<1849/256441/64<7<1849/256 から従う。

(3) (x,y)=(8,3)(x,y)=(8,3) とする。31/12<7<8/331/12<\sqrt7<8/3 なので
0<8−37<14, 0<8-3\sqrt7<\frac14,
したがって 0<∣x−y7∣<1/40<|x-y\sqrt7|<1/4 を満たす。

(4) 0≦ℓ≦N0\leqq \ell\leqq N について,記号 [ℓα][\ell\alpha] の定義から 0≦bℓ<10\leqq b_\ell<1 である。よって N+1N+1 個の数 b0,b1,…,bNb_0,b_1,\ldots,b_N を NN 個の半開区間 I1,…,INI_1,\ldots,I_N に入れると,各区間に1個以下しか入らないと全体が NN 個以下となってしまうため,同じ区間に入る bi,bjb_i,b_j がある。添字を i<ji<j とすると,同じ幅 1/N1/N の半開区間に属するので
0≦∣bj−bi∣<1N. 0\leqq |b_j-b_i|<\frac1N.
ここで
y=j−i≧1,x=[jα]−[iα] y=j-i\geqq1,\qquad x=[j\alpha]-[i\alpha]
とおけば x,yx,y は整数であり,bj−bi=yα−xb_j-b_i=y\alpha-x だから ∣x−yα∣=∣bj−bi∣<1/N|x-y\alpha|=|b_j-b_i|<1/N である。さらに x−yα≠0x-y\alpha\ne0 である。もし x−yα=0x-y\alpha=0 なら α=x/y\alpha=x/y は有理数となり,α\alpha が無理数であることに反する。したがって
0<∣x−yα∣<1N. 0<|x-y\alpha|<\frac1N.

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 実数と無理数
  • 和の法則

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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