金沢医科大学/2024年度/1日目

1金沢医科大学 2024年 数学 第1問解答・解説

場合の数と確率図形と計量ベクトル数と式数学と人間の活動(整数)

1問題

金沢医科大学2024年度第1問
3個のさいころ A,B,CA,B,C を同時に投げるとき、さいころの出る目をそれぞれ a,b,ca,b,c とする。これらの値に対して、OO を原点とする座標平面上の2点 P(a,0)P(a,0) と Q(bcos⁡cπ6, bsin⁡cπ6)Q\left(b\cos\dfrac{c\pi}{6},\,b\sin\dfrac{c\pi}{6}\right) を考える。

(1) △OPQ\triangle OPQ が存在して、その面積 SS が最大になるとき、S=アイS=\boxed{\text{アイ}} である。また、△OPQ\triangle OPQ が存在して、その面積 SS が最小になるとき、S=ウエS=\dfrac{\boxed{\text{ウ}}}{\boxed{\text{エ}}} である。

(2) 正三角形 OPQOPQ ができる確率は オカキ\dfrac{\boxed{\text{オ}}}{\boxed{\text{カキ}}} である。

(3) 直角三角形 OPQOPQ ができる確率は クケコ\dfrac{\boxed{\text{ク}}}{\boxed{\text{ケコ}}} である。

(4) △OPQ\triangle OPQ が存在して、かつ、その面積が整数になる確率は サシスセ\dfrac{\boxed{\text{サシ}}}{\boxed{\text{スセ}}} である。

(5) △OPQ\triangle OPQ が存在して、かつ、線分 PQPQ の長さが9以上になる確率は ソタチ\dfrac{\boxed{\text{ソ}}}{\boxed{\text{タチ}}} である。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1)

3 個のさいころの出目は独立で、全 63=2166^{3}=216 通りが同様に確からしい。
P=(a,0),Q=(bcos⁡θ, bsin⁡θ),θ=cπ6. \mathrm{P}=(a,0),\quad \mathrm{Q}=\left(b\cos\theta,\,b\sin\theta\right),\qquad \theta=\dfrac{c\pi}{6}.
a, ba,\,b は正なので、三角形 OPQ が存在するのは sin⁡θ≠0\sin\theta\ne 0、すなわち c=1, 2, 3, 4, 5c=1,\,2,\,3,\,4,\,5 のときである。このとき S=12absin⁡θS=\dfrac{1}{2}ab\sin\theta である。

ab≦36ab\leqq 36 であり、また c=1,⋯ ,5c=1,\cdots,5 では sin⁡cπ6≦1\sin\dfrac{c\pi}{6}\leqq 1 なので、最大値は a=b=6, c=3a=b=6,\ c=3 の S=18S=18 である。最小値は a=b=1, c=1a=b=1,\ c=1 または c=5c=5 の S=14S=\dfrac{1}{4} である。

(2)

正三角形なら OP=OQ\mathrm{OP}=\mathrm{OQ} より a=ba=b である。さらに余弦定理から
PQ2=a2+b2−2abcos⁡θ=a2 \mathrm{PQ}^{2}=a^{2}+b^{2}-2ab\cos\theta=a^{2}
なので cos⁡θ=12\cos\theta=\dfrac{1}{2}、したがって c=2c=2 である。このとき a=ba=b なら確かに 3 辺は等しい。該当する出目は (a,b)=(1,1),⋯ ,(6,6)(a,b)=(1,1),\cdots,(6,6) の 6 通りだから、確率は 6216=136\dfrac{6}{216}=\dfrac{1}{36} である。

(3)

直角が O にあるのは c=3c=3 のときで、a, ba,\,b は任意、36 通りである。直角が P にある条件は
PO→⋅PQ→=0すなわちa=bcos⁡θ. \overrightarrow{\mathrm{PO}}\cdot\overrightarrow{\mathrm{PQ}}=0\quad\text{すなわち}\quad a=b\cos\theta.
直角が Q にある条件は同様に b=acos⁡θb=a\cos\theta である。
正の整数 a, ba,\,b では cos⁡θ>0\cos\theta>0 が必要で、c=1, 2c=1,\,2 だけを調べればよい。c=1c=1 の cos⁡θ=32\cos\theta=\dfrac{\sqrt{3}}{2} は無理数なので、整数比 a/ba/b にはならない。c=2c=2 では cos⁡θ=12\cos\theta=\dfrac{1}{2} であり、直角が P の場合は b=2ab=2a の 3 通り、Q の場合は a=2ba=2b の 3 通りである。合計は 36+3+3=4236+3+3=42 通りで、確率は 42216=736\dfrac{42}{216}=\dfrac{7}{36} である。

(4)

c=1, 5c=1,\,5 なら S=ab4S=\dfrac{ab}{4} なので、abab が 4 で割り切れることが必要十分である。a=1, 2, 3, 4, 5, 6a=1,\,2,\,3,\,4,\,5,\,6 の順に条件を満たす bb の個数は 1, 3, 1, 6, 1, 31,\,3,\,1,\,6,\,1,\,3、合計 15 通りである。したがって c=1, 5c=1,\,5 から 30 通り。
c=2, 4c=2,\,4 では S=ab34S=\dfrac{ab\sqrt{3}}{4} は整数にならない。c=3c=3 では S=ab2S=\dfrac{ab}{2} なので、abab が偶数であることが必要十分である。これは 36−3⋅3=2736-3\cdot 3=27 通り。合計 57 通りだから、確率は 57216=1972\dfrac{57}{216}=\dfrac{19}{72} である。

(5)

距離の二乗は
PQ2=a2+b2−2abcos⁡cπ6. \mathrm{PQ}^{2}=a^{2}+b^{2}-2ab\cos\dfrac{c\pi}{6}.
c=1, 2, 3c=1,\,2,\,3 では余弦が非負なので PQ2≦a2+b2≦72<81\mathrm{PQ}^{2}\leqq a^{2}+b^{2}\leqq 72<81 となり、該当しない。c=4c=4 では条件は a2+b2+ab≧81a^{2}+b^{2}+ab\geqq 81 で、該当する順序対は (5,6), (6,5), (6,6)(5,6),\,(6,5),\,(6,6) の 3 通り。c=5c=5 では条件は a2+b2+3 ab≧81a^{2}+b^{2}+\sqrt{3}\,ab\geqq 81 で、該当する順序対は (4,6), (5,5), (5,6), (6,4), (6,5), (6,6)(4,6),\,(5,5),\,(5,6),\,(6,4),\,(6,5),\,(6,6) の 6 通りである(左辺は a, ba,\,b それぞれについて増加するため、各行の閾値を調べればよい)。
従って全体で 9 通り、確率は 9216=124\dfrac{9}{216}=\dfrac{1}{24} である。

以上より
18,14,136,736,1972,124 \boxed{18,\quad \dfrac{1}{4},\quad \dfrac{1}{36},\quad \dfrac{7}{36},\quad \dfrac{19}{72},\quad \dfrac{1}{24}}
であり、空欄は
アイ=18, ウ=1, エ=4, オ=1, カキ=36, ク=7, ケコ=36, サシ=19, スセ=72, ソ=1, タチ=24. \boxed{\text{アイ}=18,\ \text{ウ}=1,\ \text{エ}=4,\ \text{オ}=1,\ \text{カキ}=36,\ \text{ク}=7,\ \text{ケコ}=36,\ \text{サシ}=19,\ \text{スセ}=72,\ \text{ソ}=1,\ \text{タチ}=24}.

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 独立な試行
  • 積の法則
  • 確率の基本法則
  • 三角比による面積
  • 余弦定理
  • ベクトルの内積
  • 実数と無理数
  • 和の法則
  • 余事象
  • 約数・倍数

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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