順天堂大学/2026年度/A方式
I順天堂大学 2026年 数学 第I問解答・解説
1問題
順天堂大学2026年度第I問
に適する解答をマークせよ。
(1)
(a) 方程式 の解は である。
(b) 方程式 の解は である。
(c) のとき、 を満たす の範囲は
である。
(2)
(a) 1個のさいころを1回投げて、出た目と同じ枚数のコインを投げる。このとき、表が1枚も出ない確率は である。
(b) 1個のさいころを1回投げて、出た目と同じ枚数のコインを投げる。このとき、1枚だけ表が出る確率は である。
(c) 1個のさいころを2回投げて、出た目の和と同じ枚数のコインを投げる。このとき、1枚だけ表が出る確率は である。
(3) 次のア〜オに当てはまるものを、下の(A)〜(D)から選べ。
(a) 連続関数 について、すべての実数 に対して となることは であるための 。
(b) 異なる2つの正の整数 について、 が無理数であることは が無理数であるための 。
(c) 2次以上の多項式 が異なる実数 に対して となることは が で割り切れるための 。
(d) 複素数平面上の異なる3点 について、 が成り立つことは が二等辺三角形になるための 。
(e) 平面上の2点 について、 で と は平行でないとする。点 の位置ベクトルが で与えられるとき、 であることは点 が線分 の内分点であるための 。
(A) 必要十分条件である。
(B) 必要条件であるが、十分条件でない。
(C) 十分条件であるが、必要条件でない。
(D) 必要条件でも十分条件でもない。
(1)
(a) 方程式 の解は である。
(b) 方程式 の解は である。
(c) のとき、 を満たす の範囲は
である。
(2)
(a) 1個のさいころを1回投げて、出た目と同じ枚数のコインを投げる。このとき、表が1枚も出ない確率は である。
(b) 1個のさいころを1回投げて、出た目と同じ枚数のコインを投げる。このとき、1枚だけ表が出る確率は である。
(c) 1個のさいころを2回投げて、出た目の和と同じ枚数のコインを投げる。このとき、1枚だけ表が出る確率は である。
(3) 次のア〜オに当てはまるものを、下の(A)〜(D)から選べ。
(a) 連続関数 について、すべての実数 に対して となることは であるための 。
(b) 異なる2つの正の整数 について、 が無理数であることは が無理数であるための 。
(c) 2次以上の多項式 が異なる実数 に対して となることは が で割り切れるための 。
(d) 複素数平面上の異なる3点 について、 が成り立つことは が二等辺三角形になるための 。
(e) 平面上の2点 について、 で と は平行でないとする。点 の位置ベクトルが で与えられるとき、 であることは点 が線分 の内分点であるための 。
(A) 必要十分条件である。
(B) 必要条件であるが、十分条件でない。
(C) 十分条件であるが、必要条件でない。
(D) 必要条件でも十分条件でもない。
まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。
タイマー
15:00
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
3解答
解答を見る途中式つきの解答
考え方
指数・対数の置換、三角式の因数分解、目ごとの条件付き確率、二項係数によるコインの数え上げ、積分平均の極限、因数定理、複素数の絶対値、位置ベクトルによって各小問を独立に処理した。
解答
(1)(a)
とおくと であり、与式は
となる。正の解は だから、、すなわち である。
(1)(b)
定義域は である。 とおけば 、、 である。したがって
よって であり、 を得る。どちらも定義域に属する。
(1)(c)
と因数分解できる。 の範囲で、第一因子の零点は 、第二因子の零点は である。第一因子は と で負、 で正であり、第二因子は で正、 で負である。零点も含めて積が 以下となる範囲は
である。
(2)(a)
さいころの目を とすると、その条件下で表が一枚も出ない確率は である。各目は同様に確からしいから、求める確率は
(2)(b)
さいころの目が のとき、表がちょうど一枚となる確率は である。したがって
(2)(c)
さいころを二回投げた目の和を とすると、 に対する出方の数は順に
通りである。和が のとき、 枚のコインで表がちょうど一枚となる確率は なので、
ただし である。
(3)(a)
ならば はその原始関数であり、問題の積分等式が成り立つ。逆にその等式がすべての で成り立つとする。任意の実数 と に対し として両辺を で割ると
の連続性より左辺は で に近づき、右辺は に近づく。ゆえに全ての で となる。したがって必要十分条件であり、答えは (A) である。
(3)(b)
が有理数 ならば、平方して
となるので も有理数である。したがって が無理数なら も無理数であり、 が無理数であることは が無理数であるための十分条件である。一方、 では は無理数だが は有理数であるから、十分条件ではない。答えは (B) である。
(3)(c)
より因数定理で と書ける。 および から
となり、 である。再び因数定理を用いれば は で割り切れるので、 は で割り切れる。逆にこの積で割り切れれば、 である。よって必要十分条件で、答えは (A) である。
(3)(d)
なので とおくと、条件式は となる。平方完成して
いずれも だから 、すなわち であり、三角形 は二等辺三角形である。よってこの条件は十分である。一方、 とすると三辺の長さが全て となって二等辺三角形だが、
したがって必要条件ではなく、答えは (C) である。
(3)(e)
点 が線分 の内分点なら、ある ()を用いて
と表せるので、係数の和は である。逆に は直線 上にあることを示すだけで、係数の範囲を保証しない。例えば は和が だが、内分点ではない。 は平行でないため表し方は一意であり、この点は線分の外にある。よって必要条件だが十分条件ではなく、答えは (B) である。
とおくと であり、与式は
となる。正の解は だから、、すなわち である。
(1)(b)
定義域は である。 とおけば 、、 である。したがって
よって であり、 を得る。どちらも定義域に属する。
(1)(c)
と因数分解できる。 の範囲で、第一因子の零点は 、第二因子の零点は である。第一因子は と で負、 で正であり、第二因子は で正、 で負である。零点も含めて積が 以下となる範囲は
である。
(2)(a)
さいころの目を とすると、その条件下で表が一枚も出ない確率は である。各目は同様に確からしいから、求める確率は
(2)(b)
さいころの目が のとき、表がちょうど一枚となる確率は である。したがって
(2)(c)
さいころを二回投げた目の和を とすると、 に対する出方の数は順に
通りである。和が のとき、 枚のコインで表がちょうど一枚となる確率は なので、
ただし である。
(3)(a)
ならば はその原始関数であり、問題の積分等式が成り立つ。逆にその等式がすべての で成り立つとする。任意の実数 と に対し として両辺を で割ると
の連続性より左辺は で に近づき、右辺は に近づく。ゆえに全ての で となる。したがって必要十分条件であり、答えは (A) である。
(3)(b)
が有理数 ならば、平方して
となるので も有理数である。したがって が無理数なら も無理数であり、 が無理数であることは が無理数であるための十分条件である。一方、 では は無理数だが は有理数であるから、十分条件ではない。答えは (B) である。
(3)(c)
より因数定理で と書ける。 および から
となり、 である。再び因数定理を用いれば は で割り切れるので、 は で割り切れる。逆にこの積で割り切れれば、 である。よって必要十分条件で、答えは (A) である。
(3)(d)
なので とおくと、条件式は となる。平方完成して
いずれも だから 、すなわち であり、三角形 は二等辺三角形である。よってこの条件は十分である。一方、 とすると三辺の長さが全て となって二等辺三角形だが、
したがって必要条件ではなく、答えは (C) である。
(3)(e)
点 が線分 の内分点なら、ある ()を用いて
と表せるので、係数の和は である。逆に は直線 上にあることを示すだけで、係数の範囲を保証しない。例えば は和が だが、内分点ではない。 は平行でないため表し方は一意であり、この点は線分の外にある。よって必要条件だが十分条件ではなく、答えは (B) である。
読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。
この問題で使う考え方
- 実数と無理数
- 命題と必要十分条件
- 対偶・背理法による証明
- 剰余・因数定理
- 有理数指数と指数法則
- 対数とその性質
- 二倍角の公式
- 三角関数の周期・グラフ
- 関数の連続性
- 不定積分・定積分の性質
- 組合せ
- 確率の基本法則
- 独立な試行
- 位置ベクトル
- 複素数平面
答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。
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