宮崎大学/2023年度/前期

4宮崎大学 2023年 数学 第4問解答・解説

図形と計量数列極限

1問題

宮崎大学2023年度第4問
自然数 k=1,2,3,⋯k=1,2,3,\cdots と n=1,2,3,⋯n=1,2,3,\cdots に対して、θk(n)\theta_k(n) を
θk(n)=(1−kn)π2 \theta_k(n)=\left(1-\frac{k}{n}\right)\frac{\pi}{2}
で定め、座標平面上の円 CnC_n と直線 Lk,nL_{k,n} をそれぞれ
Cn:x2+y2=1n2,Lk,n:xsin⁡θk(n)−ycos⁡θk(n)=0 C_n: x^2+y^2=\frac{1}{n^2},\qquad L_{k,n}: x\sin\theta_k(n)-y\cos\theta_k(n)=0
とする。CnC_n と Lk,nL_{k,n} との2つの交点のうち、xx 座標が大きい方の交点の xx 座標を xk(n)x_k(n) とする。このとき、次の各問に答えよ。

(1) n≧kn\geqq k のときの xk(n)x_k(n) を求めよ。

(2) 次の空欄に当てはまる数または数式を求めよ。

自然数 mm に対して、At(m)A_t(m) (t=0,1,2,⋯ )(t=0,1,2,\cdots) を
At(m)=∑k=1mxk(k+t) A_t(m)=\sum_{k=1}^{m}x_k(k+t)
とし、BNB_N (N=1,2,3,⋯ )(N=1,2,3,\cdots) を
BN=∑t=0N−1At(N−t) B_N=\sum_{t=0}^{N-1}A_t(N-t)
とする。このとき、
A1(1)=あ4,A2(1)=い6 A_1(1)=\frac{\boxed{\text{あ}}}{4},\qquad A_2(1)=\frac{\boxed{\text{い}}}{6}
となる。また、
B2−B1=う4,B3−B2=え6 B_2-B_1=\frac{\boxed{\text{う}}}{4},\qquad B_3-B_2=\frac{\boxed{\text{え}}}{6}
となる。さらに、N=2,3,4,⋯N=2,3,4,\cdots に対して、
BN−BN−1=1N∑k=1Nお B_N-B_{N-1}=\frac{1}{N}\sum_{k=1}^{N}\boxed{\text{お}}
となる。

(3) (2)で定めた BNB_N (N=1,2,3,⋯ )(N=1,2,3,\cdots) について、lim⁡N→∞(BN−BN−1)\displaystyle \lim_{N\to\infty}(B_N-B_{N-1}) の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    xk(n)=sin⁡(kπ2n)nx_k(n)=\frac{\sin(\frac{kπ}{2n})}{n}
  • あ
    2\sqrt{2}
  • い
    11
  • う
    2+22+\sqrt{2}
  • え
    3+33+\sqrt3
  • お
    sin(kπ/(2N))sin(kπ/(2N))
  • (3)
    2/π2/π

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

CnC_n と直線 Lk,nL_{k,n} の交点は、円の半径が 1/n1/n、直線が原点を通り方向角が θk(n)\theta_k(n) なので
(cos⁡θk(n)n,sin⁡θk(n)n),(−cos⁡θk(n)n,−sin⁡θk(n)n). \left(\frac{\cos\theta_k(n)}n,\frac{\sin\theta_k(n)}n\right),\qquad \left(-\frac{\cos\theta_k(n)}n,-\frac{\sin\theta_k(n)}n\right).
n≧kn\geqq k なら 0≦θk(n)<π/20\leqq\theta_k(n)<\pi/2 で cos⁡θk(n)>0\cos\theta_k(n)>0。したがって
xk(n)=cos⁡θk(n)n=1nsin⁡kπ2n. x_k(n)=\frac{\cos\theta_k(n)}n=\frac1n\sin\frac{k\pi}{2n}.
よって
A1(1)=x1(2)=24,A2(1)=x1(3)=16, A_1(1)=x_1(2)=\frac{\sqrt2}{4},\qquad A_2(1)=x_1(3)=\frac16,
なので あ=2, い=1\text{あ}=\sqrt2,\ \text{い}=1。

BNB_N の和で n=k+tn=k+t と置き直すと
BN=∑n=1N∑k=1nxk(n). B_N=\sum_{n=1}^{N}\sum_{k=1}^{n}x_k(n).
ゆえに
BN−BN−1=∑k=1Nxk(N)=1N∑k=1Nsin⁡kπ2N, B_N-B_{N-1}=\sum_{k=1}^{N}x_k(N) =\frac1N\sum_{k=1}^{N}\sin\frac{k\pi}{2N},
したがって空欄 お\text{お} は sin⁡kπ2N\sin\frac{k\pi}{2N} である。特に
B2−B1=2+24,B3−B2=3+36, B_2-B_1=\frac{\sqrt2+2}{4},\qquad B_3-B_2=\frac{3+\sqrt3}{6},
ゆえに う=2+2, え=3+3\text{う}=2+\sqrt2,\ \text{え}=3+\sqrt3。

最後に
lim⁡N→∞(BN−BN−1)=lim⁡N→∞1N∑k=1Nsin⁡(π2kN)=∫01sin⁡πx2 dx=2π. \lim_{N\to\infty}(B_N-B_{N-1}) =\lim_{N\to\infty}\frac1N\sum_{k=1}^{N}\sin\left(\frac{\pi}{2}\frac{k}{N}\right) =\int_0^1\sin\frac{\pi x}{2}\,dx =\frac2\pi.

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 円と直線の交点
  • 二重和の添字変換
  • リーマン和

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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