九州大学/2024年度/前期

5九州大学 2024年 数学 第5問解答・解説

極限微分法積分法

1問題

九州大学2024年度第5問

【問題】
自然数 m,nm,n に対して
I(m,n)=∫1exmex(log⁡x)n dxI(m,n)=\int_{1}^{e}x^m e^x(\log x)^n\,dx
とする。以下の問いに答えよ。
(1) I(m+1,n+1)I(m+1,n+1) を I(m,n+1), I(m,n), m, nI(m,n+1),\ I(m,n),\ m,\ n を用いて表せ。
(2) すべての自然数 mm に対して、lim⁡n→∞I(m,n)=0\displaystyle \lim_{n\to\infty}I(m,n)=0 が成り立つことを示せ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    I(m+1,n+1)=em+1+e−(m+1)I(m,n+1)−(n+1)I(m,n)。I(m+1,n+1)=e^{m+1+e}−(m+1)I(m,n+1)−(n+1)I(m,n)。
  • (2)
    すべての自然数mについてlim⁡n→∞I(m,n)=0。すべての自然数mについて \lim_{n\to\infty}I(m,n)=0。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1) F(x)=xm+1ex(log⁡x)n+1F(x)=x^{m+1}e^x(\log x)^{n+1} とおく。積の微分法より
F′(x)=xm+1ex(log⁡x)n+1+(m+1)xmex(log⁡x)n+1+(n+1)xmex(log⁡x)n. F'(x)=x^{m+1}e^x(\log x)^{n+1}+(m+1)x^me^x(\log x)^{n+1}+(n+1)x^me^x(\log x)^n.
これを 1≦x≦e1\leqq x\leqq e で積分する。F(e)=em+1+eF(e)=e^{m+1+e}、F(1)=0F(1)=0 なので
em+1+e=I(m+1,n+1)+(m+1)I(m,n+1)+(n+1)I(m,n). e^{m+1+e}=I(m+1,n+1)+(m+1)I(m,n+1)+(n+1)I(m,n).
したがって
I(m+1,n+1)=em+1+e−(m+1)I(m,n+1)−(n+1)I(m,n). \boxed{I(m+1,n+1)=e^{m+1+e}-(m+1)I(m,n+1)-(n+1)I(m,n)}.

(2) t=log⁡xt=\log x と置換すると、x=etx=e^t、dx=et dtdx=e^t\,dt で積分区間は 0≦t≦10\leqq t\leqq1 となる。よって
I(m,n)=∫01e(m+1)t+ettn dt. I(m,n)=\int_0^1 e^{(m+1)t+e^t}t^n\,dt.
ここで 0≦t≦10\leqq t\leqq1 なら (m+1)t+et≦m+1+e(m+1)t+e^t\leqq m+1+e であるから、被積分関数は非負で
0≦I(m,n)≦em+1+e∫01tn dt=em+1+en+1. 0\leqq I(m,n)\leqq e^{m+1+e}\int_0^1t^n\,dt=\frac{e^{m+1+e}}{n+1}.
右辺は n→∞n\to\infty で 00 に収束する。はさみうちにより、すべての自然数 mm について
lim⁡n→∞I(m,n)=0. \boxed{\lim_{n\to\infty}I(m,n)=0}.

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 積の微分と定積分
  • 変数変換
  • はさみうち

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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