問1では
F(x)=log(1+x)−x+x2/2 とおくと、
F(0)=0、
F′(x)=x2/(1+x)≧0。従って
log(1+x)≧x−x2/2。また
G(x)=x−x2/2+x3/3−log(1+x) とおくと、
G(0)=0、
G′(x)=x3/(1+x)≧0。ゆえに
x−2x2≦log(1+x)≦x−2x2+3x3.問2では、問1の不等式に
x=t/n を代入する。
t≧0 を固定すると
2t2−3nt3≦nt−n2log(1+nt)≦2t2.従って指数部は
t2/2 に収束し、
f(t)=n→∞liment(1+nt)−n2=et2/2.問3で
f′(t)=tf(t)。
0≦t≦90 では単調増加なので
∫090f(t)dt≦90e4050.また
90≦t≦100 では
f(t)≦f′(t)/90 だから
∫90100f(t)dt≦90e5000−e4050<90e5000.ここで
H(x)=ex−1−x とおくと、
x≧0 で
H(0)=0、
H′(x)=ex−1≧0 だから
e475>476。両辺を二乗すれば
e950>4762=226576>10125=290⋅225,従って
90e4050<(2/225)e5000。そこで
∫0100f(t)dt<(2252+901)e5000=501e5000,が得られる。
問1は二つの差を関数にして微分し、どちらも0以上の導関数を持つことから示せます。問2では問1の上下評価を
t/nに適用し、指数全体を両側から挟むと極限が出ます。問3は区間を0〜90と90〜100に分けます。前半では増加性を使い、後半では
f′(t)=tf(t)と
t≧90から積分を
fの端点差で上から押さえます。残った指数比較は
H(x)=ex−1−xの微分から
e475>476を示し、二乗して確かめます。