神戸大学/2026年度/前期
4神戸大学 2026年 数学 第4問解答・解説
数と式三角関数微分法積分法
1問題
神戸大学2026年度第4問
0≦a≦πとする。関数
f(x)は
xの連続関数とし、
g(x)=∫axf(t)sin(x−t)dtとおく。以下の問に答えよ。(配点30点)
(1)
g′(a)を求めよ。
(2)
g′′(x)を
f(x)と
g(x)を用いて表せ。
(3) 条件「
g(x)=sinx−sin2x」は、条件「
f(x)=sin2x−2cos2xかつ
a=2π」であるための必要十分条件であることを証明せよ。
まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
(2)g′′(x)=f(x)−g(x)。
(3)g(x)=sinx−sin2xであることと、
f(x)=sin2x−2cos2x かつ
a=2π であることは同値。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
解答
(1)
P(x)=∫axf(t)costdt,Q(x)=∫axf(t)sintdt とおく。加法定理
sin(x−t)=sinxcost−cosxsint から
g(x)=sinxP(x)−cosxQ(x).f の連続性と微積分の基本定理より
P′(x)=f(x)cosx, Q′(x)=f(x)sinx である。したがって積の微分法と
cos(x−t)=cosxcost+sinxsint より
g′(x)=cosxP(x)+sinxP′(x)+sinxQ(x)−cosxQ′(x)=cosxP(x)+sinxQ(x)=∫axf(t)cos(x−t)dt.g′(x)=cosxP(x)+sinxP′(x)+sinxQ(x)−cosxQ′(x)=cosxP(x)+sinxQ(x)=∫axf(t)cos(x−t)dt.よって
x=a とすれば
g′(a)=0。
(2) 上の式を微分し、
P′=fcosx, Q′=fsinx を用いると
g′′(x)=−sinxP(x)+cosxP′(x)+cosxQ(x)+sinxQ′(x)=−sinxP(x)+cosxQ(x)+f(x)=f(x)−{sinxP(x)−cosxQ(x)}=f(x)−g(x).g′′(x)=−sinxP(x)+cosxP′(x)+cosxQ(x)+sinxQ′(x)=−sinxP(x)+cosxQ(x)+f(x)=f(x)−{sinxP(x)−cosxQ(x)}=f(x)−g(x).(3)
h(x)=sinx−sin2x とおく。まず必要性を示す。
g(x)=h(x) ならば、定義と(1)より
h(a)=g(a)=0,h′(a)=g′(a)=0.h(a)=0 と
0≦a≦π より、
a=0,2π,π が候補である。また
h′(x)=cosx(1−2sinx),h′(0)=1,h′(π)=−1,h′(2π)=0,したがって
a=2π である。(2)より
f(x)=g′′(x)+g(x)=h′′(x)+h(x)。ここで
h′′(x)h′′(x)+h(x)=−sinx−2(cos2x−sin2x),=sin2x−2cos2x.h′′(x)=−sinx−2(cos2x−sin2x),h′′(x)+h(x)=sin2x−2cos2x.次に十分性を示す。
a=2π、
f(x)=sin2x−2cos2x とする。上の計算から
f=h′′+h であり、
h(2π)=h′(2π)=0 である。部分積分して
g(x)=∫ax{h′′(t)+h(t)}sin(x−t)dt=[h′(t)sin(x−t)+h(t)cos(x−t)]ax=h(x)−h′(a)sin(x−a)−h(a)cos(x−a)=h(x).g(x)=∫ax{h′′(t)+h(t)}sin(x−t)dt=[h′(t)sin(x−t)+h(t)cos(x−t)]ax=h(x)−h′(a)sin(x−a)−h(a)cos(x−a)=h(x).ゆえに
g(x)=sinx−sin2x が成り立ち、必要十分性が示された。
読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。
この問題で使う考え方
- 命題と必要十分条件
- 三角関数の相互関係
- 不定積分・定積分の性質
- 三角関数の微分
- 積の微分
- 第二次導関数
- 部分積分法
答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。
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