神戸大学/2026年度/前期

1神戸大学 2026年 数学 第1問解答・解説

いろいろな式場合の数と確率

1問題

神戸大学2026年度第1問
1個のさいころを3回続けて投げ、出た目の数を順にa,b,ca,b,cとおく。多項式f(x),g(x)f(x),g(x)を
f(x)=2x3+ax2+3x+b,g(x)=x2+cx+1 f(x)=2x^3+ax^2+3x+b,\qquad g(x)=x^2+cx+1
とし、f(x)f(x)をg(x)g(x)で割ったときの余りをr(x)r(x)とおく。以下の問に答えよ。(配点30点)

(1) r(x)r(x)が0である確率を求めよ。

(2) r(x)r(x)が0でなく、かつ、r(x)r(x)の次数が0である確率を求めよ。

(3) 方程式g(x)=0g(x)=0が有理数の解をもつ確率を求めよ。ただし、50以下の正の整数nnに対し、nnが1, 4, 9, 16, 25, 36, 491,\,4,\,9,\,16,\,25,\,36,\,49のいずれとも異なるならば、n\sqrt{n}が無理数であることを必要に応じて用いてよい。

(4) r(x)r(x)の次数が1であり、かつ、g(x)g(x)がr(x)r(x)で割り切れる確率を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    1216\frac{1}{216}
  • (2)
    5216\frac{5}{216}
  • (3)
    16\frac{1}{6}
  • (4)
    154\frac{1}{54}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

多項式の除法により余りを一次式として表し、各条件を係数条件に置き換えて、さいころの全216通りから該当する出方を数えた。

解答

割り算の余りを求めるため、x2x^{2} を g(x)=x2+cx+1g(x)=x^{2}+cx+1 で割ると、x2=g(x)−cx−1x^{2}=g(x)-cx-1 である。したがって x3=x g(x)−cx2−xx^{3}=x\,g(x)-cx^{2}-x。さらに x2=g(x)−cx−1x^{2}=g(x)-cx-1 を用いると −cx2−x=−c g(x)+(c2−1)x+c-cx^{2}-x=-c\,g(x)+(c^{2}-1)x+c となる。よって x3x^{3} を g(x)g(x) で割った余りは (c2−1)x+c(c^{2}-1)x+c である。
よって
r(x)=Ax+B,A=2c2+1−ac,B=2c−a+b. r(x)=Ax+B,\qquad A=2c^2+1-ac,\qquad B=2c-a+b.
さいころの出方 (a,b,c)(a,b,c) は全部で 63=2166^3=216 通りで、いずれも同様に確からしい。

(1) r(x)=0r(x)=0 となるには A=B=0A=B=0 が必要十分である。A=0A=0 より
c(a−2c)=1. c(a-2c)=1.
cc は正の整数なので c=1c=1、さらに a=3a=3 である。このとき B=b−1B=b-1 だから、B=0B=0 となるのは b=1b=1 のときだけである。該当する出方は 11 通りなので、確率は 1216\frac{1}{216} である。

(2) r(x)r(x) が0でない定数となる条件は A=0A=0 かつ B≠0B\ne0 である。A=0A=0 となるのは (1) と同じく c=1,a=3c=1, a=3 の場合に限られ、このとき B=b−1B=b-1 である。したがって b=2,3,4,5,6b=2,3,4,5,6 の5通りであり、確率は 5216\frac{5}{216} である。

(3) g(x)=0g(x)=0 の判別式は c2−4c^2-4 である。c=1c=1 では負、c=2c=2 では0である。c=3,4,5,6c=3,4,5,6 ではそれぞれ 5,12,21,325,12,21,32 となり、いずれも平方数でない。よって有理数解をもつのは c=2c=2 の場合に限る。このとき a,ba,b はそれぞれ6通りをとるため、該当する出方は 6⋅6=366\cdot6=36 通りであり、確率は 36216=16\frac{36}{216}=\frac{1}{6} である。

(4) r(x)r(x) の次数が1である条件は A≠0A\ne0 である。g(x)g(x) が r(x)r(x) で割り切れるなら、一次式 r(x)r(x) の根は g(x)g(x) の有理数解でなければならない。(3) より c=2c=2 であり、このとき g(x)=(x+1)2g(x)=(x+1)^2 である。また A=9−2aA=9-2a は a=1,2,3,4,5,6a=1,2,3,4,5,6 のどの場合も0でない。従って g(x)g(x) が r(x)=Ax+Br(x)=Ax+B で割り切れる条件は r(x)r(x) が x+1x+1 の定数倍となること、すなわち B=AB=A である。これは
4−a+b=9−2aすなわちa+b=5 4-a+b=9-2a\quad\text{すなわち}\quad a+b=5
と同値であり、(a,b)=(1,4),(2,3),(3,2),(4,1)(a,b)=(1,4),(2,3),(3,2),(4,1) の4通りである。よって確率は 4216=154\frac{4}{216}=\frac{1}{54} である。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 多項式の除法
  • 剰余・因数定理
  • 二次方程式の判別式
  • 積の法則
  • 確率の基本法則

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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