神戸大学/2025年度/前期

2神戸大学 2025年 数学 第2問解答・解説

数と式数列

1問題

神戸大学2025年度第2問
実数 aa に対して、aa を超えない最大の整数を kk とするとき、a−ka-k を aa の小数部分という。nn を自然数とし、an=n2+1−n a_{n}=\sqrt{n^{2}+1}-n
とおく。以下の問に答えよ。(配点30点)
(1) 0<an<10<a_{n}<1 が成り立つことを示せ。
(2) bnb_{n} を (3n−1an)\left(3n-\dfrac{1}{a_{n}}\right) の小数部分とする。bnb_{n} を nn を用いて表せ。
(3) bnb_{n} を(2)で定めたものとする。m,nm,n を異なる2つの自然数とするとき、am+bn≠1a_{m}+b_{n}\ne 1 であることを示せ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    0<an<10<a_n<1。
  • (2)
    bn=n+1−n2+1=1−anb_n=n+1-\sqrt{n^2+1}=1-a_n。
  • (3)
    m≠nm\ne n なら am+bn≠1a_m+b_n\ne1。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1)
an=n2+1−na_{n}=\sqrt{n^{2}+1}-n は、分子と分母に n2+1+n\sqrt{n^{2}+1}+n をかけて有理化すると
an=(n2+1)−n2n2+1+n=1n2+1+n a_{n}=\dfrac{(n^{2}+1)-n^{2}}{\sqrt{n^{2}+1}+n}=\dfrac{1}{\sqrt{n^{2}+1}+n}
となる。n2+1+n>0\sqrt{n^{2}+1}+n>0 より an>0a_{n}>0 である。また n≧1n\geqq 1 のとき n2+1+n≧2+1>1\sqrt{n^{2}+1}+n\geqq \sqrt{2}+1>1 なので an<1a_{n}<1 である。よって 0<an<10<a_{n}<1 が成り立つ。

(2)
(1) より 1an=n2+1+n\dfrac{1}{a_{n}}=\sqrt{n^{2}+1}+n なので
3n−1an=2n−n2+1 3n-\dfrac{1}{a_{n}}=2n-\sqrt{n^{2}+1}
である。この数が n−1n-1 と nn の間にあることを示す。
- 2n−n2+1<n2n-\sqrt{n^{2}+1}<n は n<n2+1n<\sqrt{n^{2}+1} と同じで、両辺が正で 2 乗すると n2<n2+1n^{2}<n^{2}+1 だから成り立つ。
- 2n−n2+1>n−12n-\sqrt{n^{2}+1}>n-1 は n+1>n2+1n+1>\sqrt{n^{2}+1} と同じで、両辺を 2 乗すると n2+2n+1>n2+1n^{2}+2n+1>n^{2}+1、すなわち n>0n>0 だから成り立つ。
よって、整数部分は n−1n-1 である。小数部分は
bn=(2n−n2+1)−(n−1)=n+1−n2+1 b_{n}=\left(2n-\sqrt{n^{2}+1}\right)-(n-1)=n+1-\sqrt{n^{2}+1}
であり、これは bn=1−anb_{n}=1-a_{n} に等しい。

(3)
(2) より am+bn=am+1−ana_{m}+b_{n}=a_{m}+1-a_{n} なので、am+bn=1a_{m}+b_{n}=1 となるのは am=ana_{m}=a_{n} のときに限る。
an=1n2+1+na_{n}=\dfrac{1}{\sqrt{n^{2}+1}+n} は、分母が nn とともに増えるので、nn とともに狭義に減少する。したがって、m≠nm\neq n なら am≠ana_{m}\neq a_{n} である。
よって、m≠nm\neq n のとき am+bn≠1a_{m}+b_{n}\neq 1 である。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 有理化
  • 小数部分の評価
  • 狭義単調性

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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