順天堂大学/2025年度/A方式
I順天堂大学 2025年 数学 第I問解答・解説
1問題
順天堂大学2025年度第I問
適する解答をマークせよ。
(1) 一般項が で与えられる数列 について、 を満たす最小の の値は である。また、
である。一般項が で与えられる数列 について、 を満たす最小の の値は である。ただし、、 とする。
(2) 四面体 において、、、、 である。点 は辺 上を、点 は辺 上をそれぞれ独立に動く。このとき、線分 を に内分する点を とする。
、 とし、辺 を に内分する点を とすると、
と表され、点 はある平面上を動くことがわかる。この平面を とすると、
より、平面 上で点 が描く図形の面積は である。
(3) 4次方程式 を考える。
とおいたとき、 となる定数 の値は である。さらに とおいて、 となるように定数 を選ぶと であり、このときの定数 と の値は 、 である。
方程式 において、 とおくと
である。方程式 の実数解のうちで最大のものは
である。
(4) 次のア~エに当てはまるものを、下の(A)~(D)から選べ。
(a) 実数 について、 は であるための 。
(b) 実数 が有理数 を用いて と表せることは、 が有理数であるための 。
(c) 無限級数 が収束することは、数列 が を満たすための 。
(d) を整数とする。 が奇数であることは、 が奇数であるための 。
(A) 必要十分条件である。
(B) 必要条件であるが、十分条件ではない。
(C) 十分条件であるが、必要条件ではない。
(D) 必要条件でも十分条件でもない。
(1) 一般項が で与えられる数列 について、 を満たす最小の の値は である。また、
である。一般項が で与えられる数列 について、 を満たす最小の の値は である。ただし、、 とする。
(2) 四面体 において、、、、 である。点 は辺 上を、点 は辺 上をそれぞれ独立に動く。このとき、線分 を に内分する点を とする。
、 とし、辺 を に内分する点を とすると、
と表され、点 はある平面上を動くことがわかる。この平面を とすると、
より、平面 上で点 が描く図形の面積は である。
(3) 4次方程式 を考える。
とおいたとき、 となる定数 の値は である。さらに とおいて、 となるように定数 を選ぶと であり、このときの定数 と の値は 、 である。
方程式 において、 とおくと
である。方程式 の実数解のうちで最大のものは
である。
(4) 次のア~エに当てはまるものを、下の(A)~(D)から選べ。
(a) 実数 について、 は であるための 。
(b) 実数 が有理数 を用いて と表せることは、 が有理数であるための 。
(c) 無限級数 が収束することは、数列 が を満たすための 。
(d) を整数とする。 が奇数であることは、 が奇数であるための 。
(A) 必要十分条件である。
(B) 必要条件であるが、十分条件ではない。
(C) 十分条件であるが、必要条件ではない。
(D) 必要条件でも十分条件でもない。
まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。
タイマー
15:00
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
- (1)ア:、イウ:、エオ:
- (2)、、、、、面積は
- (3)
- (4)
3解答
解答を見る途中式つきの解答
解答
(1)
であるから、は
と同値である。したがって、すなわちであり、最小の整数はである。実際、、である。また、等比級数の和より
さらに、は
なので
より、はと同値である。よって最小の整数はである。境界を確かめると、、である。
(2)
だから、点の位置ベクトルは
である。また、よりである。したがって
よって、である。各角がであることから
ゆえに
はそれぞれ独立に、の範囲を動くので、は辺ベクトル、をもつ平行四辺形を描く。両ベクトルのなす角をとすれば、その面積の二乗は
したがって面積はである。
(3)
として展開すると、の係数はである。これがなのでとなり、実際に
続いてとおくと
定数項との係数からとなるためである。このとき最高次項との係数もそれぞれ、となり、である。したがって
この方程式の解ではだから、で割れる。とおき、を用いると
よってである。
実数はよりとなる。正の方の値はが大きいほど大きく、負の方は正の方より小さい。したがって最大のはに対する正の根である。より
(4)
(a) またはでははまたはであり、不等式を満たさない。では差はだから、条件はとなる。これはの十分条件だが必要条件ではないので、(C)である。
(b) が有理数ならと表せるので、前者は後者の必要条件である。一方、は前者を満たすが有理数ではない。実際、を既約分数とするとよりは偶数となり、さらにも偶数となって矛盾する。したがって前者は後者の十分条件ではなく、(B)である。
(c) 級数が収束し、その和をとすると、部分和に対してである。したがって級数の収束はの十分条件である。しかし逆は成り立たず、ではだが級数は発散する。実際、各について
なので、部分和は限りなく大きくなる。よって(C)である。
(d) 整数についてとの偶奇は一致する。よってとの偶奇も一致し、二つの条件は同値である。したがって(A)である。
であるから、は
と同値である。したがって、すなわちであり、最小の整数はである。実際、、である。また、等比級数の和より
さらに、は
なので
より、はと同値である。よって最小の整数はである。境界を確かめると、、である。
(2)
だから、点の位置ベクトルは
である。また、よりである。したがって
よって、である。各角がであることから
ゆえに
はそれぞれ独立に、の範囲を動くので、は辺ベクトル、をもつ平行四辺形を描く。両ベクトルのなす角をとすれば、その面積の二乗は
したがって面積はである。
(3)
として展開すると、の係数はである。これがなのでとなり、実際に
続いてとおくと
定数項との係数からとなるためである。このとき最高次項との係数もそれぞれ、となり、である。したがって
この方程式の解ではだから、で割れる。とおき、を用いると
よってである。
実数はよりとなる。正の方の値はが大きいほど大きく、負の方は正の方より小さい。したがって最大のはに対する正の根である。より
(4)
(a) またはでははまたはであり、不等式を満たさない。では差はだから、条件はとなる。これはの十分条件だが必要条件ではないので、(C)である。
(b) が有理数ならと表せるので、前者は後者の必要条件である。一方、は前者を満たすが有理数ではない。実際、を既約分数とするとよりは偶数となり、さらにも偶数となって矛盾する。したがって前者は後者の十分条件ではなく、(B)である。
(c) 級数が収束し、その和をとすると、部分和に対してである。したがって級数の収束はの十分条件である。しかし逆は成り立たず、ではだが級数は発散する。実際、各について
なので、部分和は限りなく大きくなる。よって(C)である。
(d) 整数についてとの偶奇は一致する。よってとの偶奇も一致し、二つの条件は同値である。したがって(A)である。
読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。
この問題で使う考え方
- 有理数指数と指数法則
- 対数とその性質
- 常用対数
- 等比数列の一般項と和
- 無限等比級数
- 位置ベクトル
- ベクトルの内積
- ベクトルによる図形の考察
- 高次方程式
- 二次方程式とグラフ
- 一次不等式
- 命題と必要十分条件
- 実数と無理数
- 対偶・背理法による証明
- 数列の極限
- 約数・倍数
答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。
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