神戸大学/2025年度/前期

3神戸大学 2025年 数学 第3問解答・解説

平面上の曲線と複素数平面三角関数数と式微分法積分法

1問題

神戸大学2025年度第3問
媒介変数 θ\theta を用いて
x=sin⁡θ,y=cos⁡θ+∣sin⁡θ∣(0≦θ≦2π) x=\sin\theta,\qquad y=\cos\theta+|\sin\theta|\qquad(0\leqq\theta\leqq2\pi)
で表される曲線を CC とする。以下の問に答えよ。(配点30点) 

(1) 曲線 CC の概形をかけ。

(2) 曲線 CC で囲まれた部分の面積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    曲線はy=∣x∣±1−x2y=|x|\pm\sqrt{1-x^{2}}(−1≦x≦1-1\leqq x\leqq 1)の2枝で、yy軸対称。接続点(±1, 1)(\pm 1,\,1)、枝の中央点(0, 1), (0, −1)(0,\,1),\,(0,\,-1)、上枝の極大点(±12, 2)\left(\pm\dfrac{1}{\sqrt{2}},\,\sqrt{2}\right)。
  • (2)
    面積π\pi。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

x=sin⁡θx=\sin\theta は −1≦x≦1-1\leqq x\leqq1 の範囲の全ての値を取り、各 −1<x<1-1<x<1 では cos⁡θ=±1−x2\cos\theta=\pm\sqrt{1-x^2} の両方が現れる。したがって曲線は次の二枝からなる。
y+(x)=∣x∣+1−x2,y−(x)=∣x∣−1−x2(−1≦x≦1). y_+(x)=|x|+\sqrt{1-x^2},\qquad y_-(x)=|x|-\sqrt{1-x^2}\qquad(-1\leqq x\leqq1).
どちらも ∣x∣|x| だけで決まるので yy 軸対称である。t=∣x∣t=|x| とおくと、上枝の高さは g(t)=t+1−t2g(t)=t+\sqrt{1-t^2}。0<t<10<t<1 で
g′(t)=1−t1−t2. g'(t)=1-\frac{t}{\sqrt{1-t^2}}.
よって g′(t)>0g'(t)>0 は 0<t<1/20<t<1/\sqrt2、g′(t)<0g'(t)<0 は 1/2<t<11/\sqrt2<t<1。したがって上枝の最大値は t=1/2t=1/\sqrt2 で取り、
g ⁣(12)=2, g\!\left(\frac1{\sqrt2}\right)=\sqrt2,
極大点は (±1/2,2)(\pm1/\sqrt2,\sqrt2) である。下枝 h(t)=t−1−t2h(t)=t-\sqrt{1-t^2} は
h′(t)=1+t1−t2>0(0<t<1) h'(t)=1+\frac{t}{\sqrt{1-t^2}}>0\qquad(0<t<1)
より増加し、h(0)=−1h(0)=-1, h(1)=1h(1)=1。また上枝は g(0)=1g(0)=1, g(1)=1g(1)=1 である。したがって二枝は (±1,1)(\pm1,1) でつながり、上枝は (0,1)(0,1)、下枝は (0,−1)(0,-1) を通る。

(2) 二枝の上下の差は 21−x22\sqrt{1-x^2} なので、囲まれた面積は
S=∫−1121−x2 dx. S=\int_{-1}^{1}2\sqrt{1-x^2}\,dx.
x=sin⁡ux=\sin u と置くと −π2≦u≦π2-\frac{\pi}{2}\leqq u\leqq\frac{\pi}{2} であり、
S=2∫−π/2π/2cos⁡2u du=2∫−π/2π/21+cos⁡2u2 du=π. S=2\int_{-\pi/2}^{\pi/2}\cos^2u\,du =2\int_{-\pi/2}^{\pi/2}\frac{1+\cos2u}{2}\,du =\pi.
見出しは「曲線C:y=|x|±√(1−x²)(−1≦x≦1)」。上枝 y=|x|+√(1−x²) を青、下枝 y=|x|−√(1−x²) を赤で描き、囲まれた部分を薄い青で塗ったハート形の図で、黒丸の点に (−1/√2, √2)、(1/√2, √2)、(−1, 1)、(0, 1)、(1, 1)、(0, −1) とある。赤い下枝は x=±1/√2 で x軸を横切り、x軸の目盛は左から −1、−1/√2、0、1/√2、1、y軸の目盛は √2、1、−1 である。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 三角関数の媒介変数
  • グラフの区間表示
  • 定積分

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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