神戸大学/2022年度/前期

3神戸大学 2022年 数学 第3問解答・解説

指数関数・対数関数微分法積分法

1問題

神戸大学2022年度第3問
aa を実数、0<a<10<a<1 とし、f(x)=log⁡(1+x2)−ax2f(x)=\log(1+x^2)-ax^2 とする。以下の問に答えよ。(配点 3030 点)
(1)関数 f(x)f(x) の極値を求めよ。
(2)f(1)=0f(1)=0 とする。曲線 y=f(x)y=f(x) と xx 軸で囲まれた図形の面積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    x=0 で極小値 0,x=±1−aa で極大値 −log⁡a−1+a.x=0\text{ で極小値 }0,\quad x=\pm\sqrt{\dfrac{1-a}{a}}\text{ で極大値 }-\log a-1+a.
  • (2)
    π−4+43log⁡2\pi-4+\dfrac{4}{3}\log 2

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1)

f′(x)=2x1+x2−2ax=2x{1−a(1+x2)}1+x2f'(x)=\dfrac{2x}{1+x^{2}}-2ax=\dfrac{2x\{1-a(1+x^{2})\}}{1+x^{2}} である。r=1−aar=\sqrt{\dfrac{1-a}{a}} とおくと、f′(x)=0f'(x)=0 となるのは x=−r, 0, rx=-r,\,0,\,r である。
1+x2>01+x^{2}>0 なので、f′(x)f'(x) の符号は x{1−a(1+x2)}x\{1-a(1+x^{2})\} の符号と同じである。よって、x<−rx<-r で正、−r<x<0-r<x<0 で負、0<x<r0<x<r で正、x>rx>r で負となる。したがって、x=0x=0 で極小、x=±rx=\pm r で極大となる。
f(0)=0,f(±r)=log⁡(1+1−aa)−a⋅1−aa=−log⁡a−(1−a) f(0)=0,\qquad f(\pm r)=\log\left(1+\dfrac{1-a}{a}\right)-a\cdot\dfrac{1-a}{a}=-\log a-(1-a)
であるから、極小値は 00、極大値は −log⁡a−1+a-\log a-1+a である。なお、∣x∣→∞|x|\to\infty で f(x)→−∞f(x)\to-\infty なので、実数全体での最小値はない。

(2)

f(1)=0f(1)=0 より a=log⁡2a=\log 2 である。t=x2t=x^{2} とし、h(t)=log⁡(1+t)−tlog⁡2h(t)=\log(1+t)-t\log 2 とおくと、f(x)=h(x2)f(x)=h(x^{2}) である。h(0)=h(1)=0h(0)=h(1)=0 かつ h′′(t)=−1(1+t)2<0h''(t)=-\dfrac{1}{(1+t)^{2}}<0 なので、0<t<10<t<1 では h(t)>0h(t)>0 となる。
t≧1t\geqq 1 では h′(t)=11+t−log⁡2≦12−log⁡2<0h'(t)=\dfrac{1}{1+t}-\log 2\leqq\dfrac{1}{2}-\log 2<0 である(log⁡2=∫12duu>12\log 2=\displaystyle\int_{1}^{2}\dfrac{du}{u}>\dfrac{1}{2})。したがって t>1t>1 では h(t)<0h(t)<0 である。ゆえに、曲線と xx 軸が囲むのは −1≦x≦0-1\leqq x\leqq 0 と 0≦x≦10\leqq x\leqq 1 に対応する二つの部分である。ff は偶関数なので、面積の合計 SS は
S=2∫01{log⁡(1+x2)−x2log⁡2} dx. S=2\displaystyle\int_{0}^{1}\{\log(1+x^{2})-x^{2}\log 2\}\,dx.
部分積分により
∫log⁡(1+x2) dx=xlog⁡(1+x2)−2x+2θ \int\log(1+x^{2})\,dx=x\log(1+x^{2})-2x+2\theta
であるから、ここで θ\theta は tan⁡θ=x\tan\theta=x、−π2<θ<π2-\dfrac{\pi}{2}<\theta<\dfrac{\pi}{2} を満たす角である。x=1x=1 では θ=π4\theta=\dfrac{\pi}{4} なので、
S=2{(log⁡2−2+π2)−log⁡23}=π−4+43log⁡2. S=2\left\{\left(\log 2-2+\dfrac{\pi}{2}\right)-\dfrac{\log 2}{3}\right\}=\pi-4+\dfrac{4}{3}\log 2.

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 自然対数微分、導関数の符号、凹性、部分積分/面積。

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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