関西医科大学/2025年度/前期

IV関西医科大学 2025年 数学 第IV問解答・解説

積分法三角関数

難易度捨て可 レベル 7/10 目安 30分編集部の評価

対象医学部医学科

1問題

関西医科大学2025年度第IV問
xyzxyz 空間において、x2+y2≦1x^{2}+y^{2}\leqq1 かつ 0≦z≦4x3−3x+10\leqq z\leqq4x^{3}-3x+1 を満たす領域を SS とする。この領域 SS のうち 12≦x\dfrac{1}{2}\leqq x を満たす部分を TT、x≦12x\leqq\dfrac{1}{2} を満たす部分を UU とする。また、TT の体積を VV とする。以下の設問に答えよ。

(1) cos⁡3θ\cos3\theta を cos⁡θ\cos\theta を用いて表せ。(答えだけで良い)

(2) VV を求めよ。

(3) UU の体積を VV を用いて表せ。

(4) TT を、zz 軸の周りに反時計回りに 120∘120^{\circ} 回転させた立体のうち、SS に含まれる部分の体積を VV を用いて表せ。

出典:関西医科大学 2025年度 前期 数学 第IV問

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    cos⁡3θ=4cos⁡3θ−3cos⁡θ\cos3\theta=4\cos^{3}\theta-3\cos\theta
  • (2)
    V=π3−9320V=\dfrac{\pi}{3}-\dfrac{9\sqrt{3}}{20}
  • (3)
    π−V\pi-V
  • (4)
    VV

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

高さ 4x3−3x+14x^{3}-3x+1 は xx だけで決まるので、xx 一定の断面(長方形)で体積を積分し、x=cos⁡θx=\cos\theta と置換すると cos⁡3θ+1\cos3\theta+1 が現れる。(4) は極座標 (r, φ)(r,\,\varphi) で高さを r3cos⁡3φ+3(r3−r)cos⁡φ+1r^{3}\cos3\varphi+3(r^{3}-r)\cos\varphi+1 と書くと、120∘120^{\circ} 回転で cos⁡3φ\cos3\varphi が変わらないことが使える。

解答

(1) cos⁡3θ=4cos⁡3θ−3cos⁡θ\cos3\theta=4\cos^{3}\theta-3\cos\theta。

(2) 4x3−3x+1=(x+1)(2x−1)2≧04x^{3}-3x+1=(x+1)(2x-1)^{2}\geqq0(−1≦x≦1-1\leqq x\leqq1)。xx 一定の断面は幅 21−x22\sqrt{1-x^{2}}、高さ 4x3−3x+14x^{3}-3x+1 の長方形なので
V=∫121(4x3−3x+1)⋅21−x2 dx. V=\displaystyle\int_{\frac{1}{2}}^{1}(4x^{3}-3x+1)\cdot2\sqrt{1-x^{2}}\,dx .
x=cos⁡θx=\cos\theta(0≦θ≦π30\leqq\theta\leqq\dfrac{\pi}{3})とおくと
V=∫0π3(cos⁡3θ+1)⋅2sin⁡2θ dθ=∫0π3(cos⁡3θ+1)(1−cos⁡2θ) dθ. V=\displaystyle\int_{0}^{\frac{\pi}{3}}(\cos3\theta+1)\cdot2\sin^{2}\theta\,d\theta=\int_{0}^{\frac{\pi}{3}}(\cos3\theta+1)(1-\cos2\theta)\,d\theta .
cos⁡3θcos⁡2θ=cos⁡5θ+cos⁡θ2\cos3\theta\cos2\theta=\dfrac{\cos5\theta+\cos\theta}{2} を使って
V=[sin⁡3θ3−sin⁡5θ10−sin⁡θ2+θ−sin⁡2θ2]0π3=0+320−34+π3−34=π3−9320. V=\left[\dfrac{\sin3\theta}{3}-\dfrac{\sin5\theta}{10}-\dfrac{\sin\theta}{2}+\theta-\dfrac{\sin2\theta}{2}\right]_{0}^{\frac{\pi}{3}}=0+\dfrac{\sqrt{3}}{20}-\dfrac{\sqrt{3}}{4}+\dfrac{\pi}{3}-\dfrac{\sqrt{3}}{4}=\dfrac{\pi}{3}-\dfrac{9\sqrt{3}}{20}.

(3) SS 全体の体積は、同じ置換で ∫0π(cos⁡3θ+1)(1−cos⁡2θ) dθ=π\displaystyle\int_{0}^{\pi}(\cos3\theta+1)(1-\cos2\theta)\,d\theta=\pi(cos⁡\cos の項の積分はすべて0)。よって UU の体積は π−V\pi-V。

(4) 点 (x, y)=(rcos⁡φ, rsin⁡φ)(x,\,y)=(r\cos\varphi,\,r\sin\varphi) での高さは、(1) より
H(r, φ)=4r3cos⁡3φ−3rcos⁡φ+1=r3cos⁡3φ+3(r3−r)cos⁡φ+1. H(r,\,\varphi)=4r^{3}\cos^{3}\varphi-3r\cos\varphi+1=r^{3}\cos3\varphi+3(r^{3}-r)\cos\varphi+1 .
TT の底面の点 P(r, φ)\mathrm{P}(r,\,\varphi) は rcos⁡φ≧12r\cos\varphi\geqq\dfrac{1}{2} より −π3≦φ≦π3-\dfrac{\pi}{3}\leqq\varphi\leqq\dfrac{\pi}{3}。回転後の点 Q(r, φ+2π3)\mathrm{Q}\left(r,\,\varphi+\dfrac{2\pi}{3}\right) では cos⁡3φ\cos3\varphi は変わらないので
H(Q)−H(P)=3r(r2−1){cos⁡(φ+2π3)−cos⁡φ}. H(\mathrm{Q})-H(\mathrm{P})=3r(r^{2}-1)\left\{\cos\left(\varphi+\dfrac{2\pi}{3}\right)-\cos\varphi\right\}.
r2−1≦0r^{2}-1\leqq0、cos⁡φ≧12≧cos⁡(φ+2π3)\cos\varphi\geqq\dfrac{1}{2}\geqq\cos\left(\varphi+\dfrac{2\pi}{3}\right) なので H(Q)≧H(P)H(\mathrm{Q})\geqq H(\mathrm{P})。つまり P\mathrm{P} の上の高さ 0≦z≦H(P)0\leqq z\leqq H(\mathrm{P}) の線分は、回転後 Q\mathrm{Q} の上で SS に含まれる。回転した立体はすべて SS に含まれ、求める体積は VV。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 断面積の積分
  • 三角関数の置換
  • 3倍角の公式

答えと解答は編集部が AI で作成したもので、大学が公表したものではありません。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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