神戸大学/2024年度/前期

4神戸大学 2024年 数学 第4問解答・解説

積分法ベクトル

1問題

神戸大学2024年度第4問
1辺の長さが 2\sqrt{2} の正方形 ABCDABCD を底面にもち、高さが1である直方体 ABCD-EFGHABCD\text{-}EFGH を、頂点の座標がそれぞれ
A(1,0,0), B(0,1,0), C(−1,0,0), D(0,−1,0),E(1,0,1), F(0,1,1), G(−1,0,1), H(0,−1,1) \begin{aligned} &A(1,0,0),\ B(0,1,0),\ C(-1,0,0),\ D(0,-1,0),\\ &E(1,0,1),\ F(0,1,1),\ G(-1,0,1),\ H(0,-1,1) \end{aligned}
になるように xyzxyz 空間内におく。以下の問に答えよ。(配点30点)

(1) 直方体 ABCD-EFGHABCD\text{-}EFGH を直線 AEAE のまわりに1回転してできる回転体を X1X_1 とし、また直線 ABAB のまわりに1回転してできる回転体を X2X_2 とする。X1X_1 の体積 V1V_1 と X2X_2 の体積 V2V_2 を求めよ。

(2) 0≦t≦10\leqq t\leqq 1 とする。平面 x=tx=t と線分 EFEF の共有点の座標を求めよ。

(3) 直方体 ABCD-EFGHABCD\text{-}EFGH を xx 軸のまわりに1回転してできる回転体を X3X_3 とする。X3X_3 の体積 V3V_3 を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    V1=4π, V2=32πV_1=4\pi,\ V_2=3\sqrt{2}\pi。
  • (2)
    (t, 1−t, 1)(t,\,1-t,\,1)。
  • (3)
    V3=8π3V_3=\dfrac{8\pi}{3}。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1)

高さを zz として固定すると、その断面は正方形 ABCDABCD である。軸 AEAE は各断面で点 AA を通る。正方形内の点と AA との距離の最大値は対角線 ACAC の長さ 22 であり、線分 ACAC 上で距離は 00 から 22 まで連続して変わる。したがって、この断面を AEAE のまわりに回転すると半径 22 の円盤ができる。高さは 11 だから
V1=π⋅22⋅1=4π. V_1=\pi\cdot 2^2\cdot 1=4\pi.

次に、底面内で ABAB に沿う座標を uu、AA から辺 ADAD に沿う座標を vv とする。AB⊥ADAB\perp AD で両辺の長さは 2\sqrt{2} なので、直方体は
0≦u≦2,0≦v≦2,0≦z≦1 0\leqq u\leqq\sqrt{2},\qquad 0\leqq v\leqq\sqrt{2},\qquad 0\leqq z\leqq1
で表され、軸 ABAB は v=z=0v=z=0 である。uu を固定した断面は (v,z)(v,z) 平面内の長方形で、原点を含み、頂点 (2,1)(\sqrt{2},1) までの距離は 3\sqrt{3} である。この長方形には原点からその頂点への線分が含まれるので、回転後の断面は半径 3\sqrt{3} の円盤となる。軸方向の長さは 2\sqrt{2} だから
V2=π(3)22=32π. V_2=\pi(\sqrt{3})^2\sqrt{2}=3\sqrt{2}\pi.

(2)

線分 EFEF 上の点を
E+s(F−E)=(1−s,s,1)(0≦s≦1) E+s(F-E)=(1-s,s,1)\qquad (0\leqq s\leqq1)
と表す。これが平面 x=tx=t 上にある条件は 1−s=t1-s=t であるから s=1−ts=1-t となり、共有点は
(t,1−t,1) (t,1-t,1)
である。

(3)

底面の正方形は ∣x∣+∣y∣≦1|x|+|y|\leqq1 と表せる。したがって、xx を固定した元の直方体の断面は
−(1−∣x∣)≦y≦1−∣x∣,0≦z≦1 -(1-|x|)\leqq y\leqq1-|x|,\qquad 0\leqq z\leqq1
である(−1≦x≦1-1\leqq x\leqq1)。この長方形は (y,z)=(0,0)(y,z)=(0,0) を含み、原点から頂点 (1−∣x∣,1)(1-|x|,1) への線分も含む。ゆえに xx 軸のまわりに回転すると半径
r(x)=(1−∣x∣)2+1 r(x)=\sqrt{(1-|x|)^2+1}
の円盤となる。よって
V3=π∫−11r(x)2 dx=2π∫01(1+(1−x)2) dx=2π(1+13)=8π3. \begin{aligned} V_3 &=\pi\int_{-1}^{1}r(x)^2\,dx\\ &=2\pi\int_0^1\bigl(1+(1-x)^2\bigr)\,dx\\ &=2\pi\left(1+\dfrac13\right) =\dfrac{8\pi}{3}. \end{aligned}

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 回転断面の最大距離
  • 線分の媒介表示
  • 断面積の積分

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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