関西医科大学/2025年度/後期

4関西医科大学 2025年 数学 第4問解答・解説

平面上の曲線と複素数平面ベクトル微分法

難易度勝負 レベル 5/10 目安 20分編集部の評価

対象医学部医学科

1問題

関西医科大学2025年度第4問
θ\theta を 0<θ<π0<\theta<\pi の範囲を動く媒介変数とする。原点をOとする xyxy 平面上に、点 A(cos⁡θ, sin⁡θ)\mathrm{A}(\cos\theta,\,\sin\theta)、点 B(cos⁡2θ, sin⁡2θ)\mathrm{B}(\cos2\theta,\,\sin2\theta)、点 D(−13, 0)\mathrm{D}\left(-\dfrac{1}{3},\,0\right) をとる。線分ABを 1:21:2 に内分する点をNとし、Nの軌跡を CC とする。このとき、以下の設問に答えよ。

(1) OA/ ⁣/DN\mathrm{OA}/\!/\mathrm{DN} であることを示せ。

(2) DNの長さを θ\theta を用いて表せ。

(3) CC の概形を描け。

(4) 直線ABは CC に接することを示せ。

出典:関西医科大学 2025年度 後期 数学 第4問

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    (証明)DN→=2(1+cos⁡θ)3OA→\overrightarrow{\mathrm{DN}}=\dfrac{2(1+\cos\theta)}{3}\overrightarrow{\mathrm{OA}}
  • (2)
    DN=2(1+cos⁡θ)3\mathrm{DN}=\dfrac{2(1+\cos\theta)}{3}
  • (3)
    Dを極とする心臓形 r=23(1+cos⁡θ)r=\dfrac{2}{3}(1+\cos\theta) の 0<θ<π0<\theta<\pi の部分((1, 0)(1,\,0) から D\mathrm{D} まで、上半分。両端は含まない)
  • (4)
    (証明)Nでの CC の接線の向き dNdθ\dfrac{d\mathrm{N}}{d\theta} が AB→\overrightarrow{\mathrm{AB}} と平行

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

N=2A+B3\mathrm{N}=\dfrac{2\mathrm{A}+\mathrm{B}}{3} を計算し、2倍角の公式で DN→\overrightarrow{\mathrm{DN}} を (cos⁡θ, sin⁡θ)(\cos\theta,\,\sin\theta) の何倍かで表す。するとDを極とする極方程式が得られる。(4) は和積の公式で、接線の向きと AB→\overrightarrow{\mathrm{AB}} がともに (−sin⁡3θ2, cos⁡3θ2)(-\sin\frac{3\theta}{2},\,\cos\frac{3\theta}{2}) の実数倍になることを示す。

解答

(1) N=2A+B3=(2cos⁡θ+cos⁡2θ3, 2sin⁡θ+sin⁡2θ3)\mathrm{N}=\dfrac{2\mathrm{A}+\mathrm{B}}{3}=\left(\dfrac{2\cos\theta+\cos2\theta}{3},\,\dfrac{2\sin\theta+\sin2\theta}{3}\right)。
DN→=(2cos⁡θ+cos⁡2θ+13, 2sin⁡θ+sin⁡2θ3)=(2cos⁡θ(1+cos⁡θ)3, 2sin⁡θ(1+cos⁡θ)3)=2(1+cos⁡θ)3OA→. \overrightarrow{\mathrm{DN}}=\left(\dfrac{2\cos\theta+\cos2\theta+1}{3},\,\dfrac{2\sin\theta+\sin2\theta}{3}\right)=\left(\dfrac{2\cos\theta(1+\cos\theta)}{3},\,\dfrac{2\sin\theta(1+\cos\theta)}{3}\right)=\dfrac{2(1+\cos\theta)}{3}\overrightarrow{\mathrm{OA}}.
1+cos⁡θ>01+\cos\theta>0 なので OA/ ⁣/DN\mathrm{OA}/\!/\mathrm{DN}。

(2) ∣OA→∣=1|\overrightarrow{\mathrm{OA}}|=1 より DN=2(1+cos⁡θ)3\mathrm{DN}=\dfrac{2(1+\cos\theta)}{3}。

(3) (1)(2) より、Nは Dを極、xx 軸の正の向きを始線とする極座標で r=23(1+cos⁡θ)r=\dfrac{2}{3}(1+\cos\theta)(0<θ<π0<\theta<\pi)の点。これは心臓形(カージオイド)の上半分である。主な点:θ→0\theta\to0 で (1, 0)(1,\,0) に近づき、θ=π3\theta=\dfrac{\pi}{3} で yy 座標が最大の点 (16, 32)\left(\dfrac{1}{6},\,\dfrac{\sqrt{3}}{2}\right)、θ=π2\theta=\dfrac{\pi}{2} で (−13, 23)\left(-\dfrac{1}{3},\,\dfrac{2}{3}\right)、θ=2π3\theta=\dfrac{2\pi}{3} で xx 座標が最小の点 (−12, 36)\left(-\dfrac{1}{2},\,\dfrac{\sqrt{3}}{6}\right)、θ→π\theta\to\pi で D\mathrm{D} に近づく(Dでは xx 軸に接するようにとがる)。両端の (1, 0)(1,\,0) と D\mathrm{D} は含まない。

(4) Nは線分AB上にある。CC のNでの接線の向きは
dNdθ=23(−sin⁡θ−sin⁡2θ, cos⁡θ+cos⁡2θ)=43cos⁡θ2(−sin⁡3θ2, cos⁡3θ2). \dfrac{d\mathrm{N}}{d\theta}=\dfrac{2}{3}(-\sin\theta-\sin2\theta,\ \cos\theta+\cos2\theta)=\dfrac{4}{3}\cos\dfrac{\theta}{2}\left(-\sin\dfrac{3\theta}{2},\ \cos\dfrac{3\theta}{2}\right).
一方
AB→=(cos⁡2θ−cos⁡θ, sin⁡2θ−sin⁡θ)=2sin⁡θ2(−sin⁡3θ2, cos⁡3θ2). \overrightarrow{\mathrm{AB}}=(\cos2\theta-\cos\theta,\ \sin2\theta-\sin\theta)=2\sin\dfrac{\theta}{2}\left(-\sin\dfrac{3\theta}{2},\ \cos\dfrac{3\theta}{2}\right).
0<θ<π0<\theta<\pi では cos⁡θ2>0\cos\dfrac{\theta}{2}>0、sin⁡θ2>0\sin\dfrac{\theta}{2}>0 なので、2つは0でない平行なベクトル。よって直線ABは、Nにおける CC の接線であり、CC に接する。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 内分点
  • 極方程式
  • 媒介変数表示の接線

答えと解答は編集部が AI で作成したもので、大学が公表したものではありません。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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