関西医科大学/2025年度/後期

1関西医科大学 2025年 数学 第1問解答・解説

場合の数と確率数と式

難易度必答 レベル 4/10 目安 20分編集部の評価

対象医学部医学科

1問題

関西医科大学2025年度第1問
xyxy 座標平面上に下図の太線で示すような格子状の道路を設定し、この道路のみを通って移動する点を考える。今、ある点が、点 A(0, 1)\mathrm{A}(0,\,1) から点 B(1, 0)\mathrm{B}(1,\,0) まで最短の道のりで移動する。この点が移動する経路と、xx 軸、yy 軸によって囲まれた範囲の面積を SS とする。囲まれる部分がないときは S=0S=0 とする。

(図:道路は 0≦x≦10\leqq x\leqq1、0≦y≦10\leqq y\leqq1 の範囲の、直線 x=0, 14, 12, 34, 1x=0,\,\dfrac{1}{4},\,\dfrac{1}{2},\,\dfrac{3}{4},\,1 と直線 y=0, 15, 25, 35, 45, 1y=0,\,\dfrac{1}{5},\,\dfrac{2}{5},\,\dfrac{3}{5},\,\dfrac{4}{5},\,1 の部分からなる、横4区画・縦5区画の格子である。)

以下の設問に答えよ。

(1) AからBへ移動する道順が何通りあるか求めよ。

(2) AからBへ移動する道順で、SS が 25\dfrac{2}{5} となるものは何通りあるか求めよ。

(3) AからBへ移動する道順で、SS が 34\dfrac{3}{4} となるものは何通りあるか求めよ。

(4) AからBへ移動する経路の途中の点の座標を (x, y)(x,\,y) と表す。(3) で求めた道順をすべて考えた時に、x+yx+y のとりうる値の範囲を求めよ。

出典:関西医科大学 2025年度 後期 数学 第1問

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    126 通り
  • (2)
    11 通り
  • (3)
    6 通り
  • (4)
    34≦x+y≦74\dfrac{3}{4}\leqq x+y\leqq\dfrac{7}{4}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

考え方

最短経路は右へ4回、下へ5回。右へ進む4回の高さを k15, ⋯ , k45\dfrac{k_{1}}{5},\,\cdots,\,\dfrac{k_{4}}{5}(5≧k1≧⋯≧k4≧05\geqq k_{1}\geqq\cdots\geqq k_{4}\geqq0)とすると、S=k1+k2+k3+k420S=\dfrac{k_{1}+k_{2}+k_{3}+k_{4}}{20}。面積の条件は kk の和の条件になり、分割の数え上げに帰着する。

解答

(1) 右4回・下5回の並べ方で 9C4=126{}_{9}\mathrm{C}_{4}=126 通り。

右へ進む4回の高さを順に k15, k25, k35, k45\dfrac{k_{1}}{5},\,\dfrac{k_{2}}{5},\,\dfrac{k_{3}}{5},\,\dfrac{k_{4}}{5} とすると 5≧k1≧k2≧k3≧k4≧05\geqq k_{1}\geqq k_{2}\geqq k_{3}\geqq k_{4}\geqq0 で、道順とこの数の組は1対1に対応する。経路の下の面積は
S=14⋅k1+k2+k3+k45=k1+k2+k3+k420. S=\dfrac{1}{4}\cdot\dfrac{k_{1}+k_{2}+k_{3}+k_{4}}{5}=\dfrac{k_{1}+k_{2}+k_{3}+k_{4}}{20}.

(2) kk の和が8。8を5以下の4個以下の自然数の和に分ける方法:5+3, 5+2+1, 5+1+1+1, 4+4, 4+3+1, 4+2+2, 4+2+1+1, 3+3+2, 3+3+1+1, 3+2+2+1, 2+2+2+25+3,\ 5+2+1,\ 5+1+1+1,\ 4+4,\ 4+3+1,\ 4+2+2,\ 4+2+1+1,\ 3+3+2,\ 3+3+1+1,\ 3+2+2+1,\ 2+2+2+2 の 11 通り。

(3) kk の和が15。di=5−kid_{i}=5-k_{i} の和は5で、5を4個以下の自然数の和に分ける方法 5, 4+1, 3+2, 3+1+1, 2+2+1, 2+1+1+15,\ 4+1,\ 3+2,\ 3+1+1,\ 2+2+1,\ 2+1+1+1 の 6 通り。対応する (k1, k2, k3, k4)(k_{1},\,k_{2},\,k_{3},\,k_{4}) は
(5,5,5,0), (5,5,4,1), (5,5,3,2), (5,4,4,2), (5,4,3,3), (4,4,4,3). (5,5,5,0),\ (5,5,4,1),\ (5,5,3,2),\ (5,4,4,2),\ (5,4,3,3),\ (4,4,4,3).

(4) x+yx+y は右へ進むと増え、下へ進むと減るので、最大・最小は経路の角でとる。右に ii 回進んだ直後の点 (i4, ki5)\left(\dfrac{i}{4},\,\dfrac{k_{i}}{5}\right) で極大、その後下りきった点 (i4, ki+15)\left(\dfrac{i}{4},\,\dfrac{k_{i+1}}{5}\right) で極小になる。

最大:i4+ki5\dfrac{i}{4}+\dfrac{k_{i}}{5} は (5,5,5,0)(5,5,5,0) の i=3i=3 で 34+1=74\dfrac{3}{4}+1=\dfrac{7}{4} が最大(i=4i=4 は k4≦4k_{4}\leqq4 で 1+45<741+\dfrac{4}{5}<\dfrac{7}{4}、i≦3i\leqq3 では 34+1\dfrac{3}{4}+1 以下)。

最小:i4+ki+15\dfrac{i}{4}+\dfrac{k_{i+1}}{5}(k0k_{0} は始点の1、終点は x+y=1x+y=1)は (5,5,5,0)(5,5,5,0) の i=3i=3 で 34+0=34\dfrac{3}{4}+0=\dfrac{3}{4} が最小(ほかの組では k4≧1k_{4}\geqq1 なので 34+15\dfrac{3}{4}+\dfrac{1}{5} 以上、i≦2i\leqq2 では k3≧3k_{3}\geqq3 なので1以上)。

各経路で x+yx+y は始点の値1を含む区間を連続的に動くので、とりうる値の範囲は 34≦x+y≦74\dfrac{3}{4}\leqq x+y\leqq\dfrac{7}{4}。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 最短経路の数え上げ
  • 分割の数え上げ

答えと解答は編集部が AI で作成したもので、大学が公表したものではありません。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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