山形大学/2024年度

5山形大学 2024年 数学 第5問解答・解説

平面上の曲線と複素数平面図形と方程式二次関数三角関数微分法積分法

1問題

山形大学2024年度第5問
次の問に答えよ。

(1) 複素数平面上の点 z に対して、点 w を

w=12(z−z‾+i)(z+z‾−i) w = \frac {1}{2} (z - \overline {{z}} + i) (z + \overline {{z}} - i)

とする。このとき、次の(i)、(ii)に答えよ。

(i) z=12+3−12iz = \frac{1}{2} + \frac{\sqrt{3} - 1}{2} i のとき、ww を極形式で表せ。 ただし、偏角 θ\theta は 0≦θ<2π0 \leqq \theta < 2\pi とする。

(ii) 点 z が点 −12i-\frac{1}{2}i を中心とする半径 1 の円周上を動くとき、ww の絶対値 ∣w∣|w| の最大値と最小値を求めよ。

(2) 関数 f(x)=x+2sin⁡xf(x)=x+2\sin x ( 0≦x≦2π0\leqq x\leqq2\pi ) に対して、次の (i), (ii), (iii) に答えよ。

(i) 関数 f(x)f(x) の最小値を求めよ。

(ii) 不定積分 ∫f(x)sin⁡x dx\displaystyle \int f(x)\sin x\,dx を求めよ。

(iii) 次の等式を満たす連続関数 g(x)g(x) ( 0≦x≦2π0 \leqq x \leqq 2\pi ) を求めよ。

g(x)=f(x)+18∫02π∣g(t)sin⁡t∣ dt g (x) = f (x) + \frac {1}{8} \int_{0}^{2\pi} |g(t)\sin t|\,dt

まずは自分で解いてみましょう。解けたら、または詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

(1)(i) 極形式
z=x+iyz=x+iy とおくと
z−z‾+i=i(2y+1),z+z‾−i=2x−i z-\overline z+i=i(2y+1),\qquad z+\overline z-i=2x-i
だから、w=(y+1/2)(1+2ix)w=(y+1/2)(1+2ix)。与えられた点では
w=32(1+i)=32(cos⁡π4+isin⁡π4) w=\dfrac{\sqrt{3}}{2}(1+i)=\sqrt{\dfrac32}\left(\cos\dfrac\pi4+i\sin\dfrac\pi4\right)
となり、偏角 π/4\pi/4 は指定範囲内にある。

(1)(ii) 円周上での絶対値
円の条件は x2+(y+1/2)2=1x^2+(y+1/2)^2=1 である。u=y+1/2, t=x2u=y+1/2,\ t=x^2 とおくと 0≦t≦10\leqq t\leqq1 であり、
∣w∣2=u2(1+4x2)=(1−t)(1+4t)=2516−4(t−38)2. |w|^2=u^2(1+4x^2)=(1-t)(1+4t)=\dfrac{25}{16}-4\left(t-\dfrac38\right)^2.
最大値は t=3/8t=3/8 のとき 25/1625/16、最小値は t=1t=1 のとき0。どちらも円周上で実現するので、max⁡∣w∣=5/4, min⁡∣w∣=0\max|w|=5/4,\ \min|w|=0。

(2)(i) ff の最小値
f′(x)=1+2cos⁡x=0f'(x)=1+2\cos x=0 となる点は x=2π/3,4π/3x=2\pi/3,4\pi/3。両端の値と比べると、最小値は f(0)=0f(0)=0。

(2)(ii) 不定積分
∫(x+2sin⁡x)sin⁡x dx=−xcos⁡x+sin⁡x+x−12sin⁡2x+C. \int (x+2\sin x)\sin x\,dx=-x\cos x+\sin x+x-\dfrac12\sin2x+C.

(2)(iii) 積分を含む方程式
c=18∫02π∣g(t)sin⁡t∣dt≧0c=\dfrac18\int_0^{2\pi}|g(t)\sin t|dt\geqq0 とおくと、g=f+cg=f+c。指定範囲で f≧0f\geqq0 なので、絶対値は g(t)∣sin⁡t∣g(t)|\sin t| と書ける。積分範囲を分けて計算すると
A=∫02πf(t)∣sin⁡t∣dt=4π,∫02π∣sin⁡t∣dt=4. A=\int_0^{2\pi}f(t)|\sin t|dt=4\pi,\qquad \int_0^{2\pi}|\sin t|dt=4.
よって 8c=A+4c8c=A+4c、従って c=πc=\pi である。この値は元の方程式を満たし、cc の方程式から一意に定まる。したがって連続関数の解は
g(x)=x+2sin⁡x+π g(x)=x+2\sin x+\pi
だけである。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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