群馬大学/2026年度

1群馬大学 2026年 数学 第1問解答・解説

場合の数と確率数列

1問題

群馬大学2026年度第1問
図のような正八面体 AB1B2B3B4CAB_{1}B_{2}B_{3}B_{4}C において、頂点にいる物体 P は、1 秒を経過するごとに、その点に確率 15\dfrac{1}{5} で留まるか、あるいは正八面体の 1 辺をはさんで隣り合う 4 頂点のいずれかに 15\dfrac{1}{5} の等確率で移動する。nn は自然数とする。初め頂点 A にいた物体 P が nn 秒後に、頂点 A にいる確率を ana_{n}、頂点 B1, B2, B3, B4B_{1},\,B_{2},\,B_{3},\,B_{4} のいずれかにいる確率を bnb_{n}、頂点 C にいる確率を cnc_{n} とする。たとえば、a1=15, b1=45, c1=0a_{1}=\dfrac{1}{5},\,b_{1}=\dfrac{4}{5},\,c_{1}=0 である。以下の問に答えよ。

(1) an+1a_{n+1}、bn+1b_{n+1}、cn+1c_{n+1} それぞれを、ana_{n}、bnb_{n}、cnc_{n} の中から必要なものを用いて表せ。

(2) 数列 {an}\{a_{n}\}、{bn}\{b_{n}\} の一般項を求めよ。
正八面体の図。上の頂点がA、下の頂点がCで、中間の左にB₁、手前にB₂、右にB₃、奥にB₄がある。奥のB₄につながる4本の辺は破線で、ほかの辺は実線で描かれている。

まずは自分で解いてみましょう。解けたら「答え」、詰まったら「解答」で確かめられます。

タイマー

15:00

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    an+1=an+bn5a_{n+1}=\dfrac{a_{n}+b_{n}}{5}、bn+1=4an+3bn+4cn5b_{n+1}=\dfrac{4a_{n}+3b_{n}+4c_{n}}{5}、cn+1=bn+cn5c_{n+1}=\dfrac{b_{n}+c_{n}}{5}。
  • (2)
    an=16+3+2(−1)n6⋅5na_{n}=\dfrac{1}{6}+\dfrac{3+2(-1)^{n}}{6\cdot 5^{n}}、bn=23(1−(−15)n)b_{n}=\dfrac{2}{3}\left(1-\left(-\dfrac{1}{5}\right)^{n}\right)。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

正八面体でA,CA,Cは対頂点であり、各BiB_iはA,CA,Cと、他のBB頂点のうち2つに隣接する。
(1) AAへの流入はAAでの滞在またはBB頂点からの移動である。BB頂点にいる場合は滞在と2つのBB頂点への移動の計3通りで再びBB群にいる。従って
an+1=an+bn5,bn+1=4an+3bn+4cn5,cn+1=bn+cn5.\begin{aligned}a_{n+1}&=\frac{a_n+b_n}{5},\\ b_{n+1}&=\frac{4a_n+3b_n+4c_n}{5},\\ c_{n+1}&=\frac{b_n+c_n}{5}.\end{aligned}
(2) 全確率an+bn+cn=1a_n+b_n+c_n=1から
bn+1=45−15bn,bn+1−23=−15(bn−23).b_{n+1}=\frac45-\frac15b_n,\qquad b_{n+1}-\frac23=-\frac15\left(b_n-\frac23\right).
出発時刻も含めればb0=0b_0=0なので
bn=23(1−(−15)n).\boxed{b_n=\frac23\left(1-\left(-\frac15\right)^n\right)}.
また(1)の第1式と第3式を引くとan+1−cn+1=(an−cn)/5a_{n+1}-c_{n+1}=(a_n-c_n)/5。a0−c0=1a_0-c_0=1だからan−cn=5−na_n-c_n=5^{-n}。これとan+cn=1−bna_n+c_n=1-b_nを加えて
an=16+3+2(−1)n6⋅5n.\boxed{a_n=\frac16+\frac{3+2(-1)^n}{6\cdot5^n}}.
n=1n=1を代入するとa1=1/5a_1=1/5, b1=4/5b_1=4/5, c1=0c_1=0も満たす。

読み終えたら解答を閉じて、もう一度自分の手で解いてみましょう。

この問題で使う考え方

  • 状態別の場合分け
  • 漸化式の定数移項
  • 和と差

答えと解答は AI で作成したものです。誤りに気づいたらお問い合わせから教えてください。

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